房総半島「新春」ツーリング ~「日差し恋しや房総半島」編~

「雪の積もった愛車」

え~暖かな陽気を期待してやってきた房総半島。赤道からの「ぽかぽか」エネルギーを運ぶ黒潮がすぐそばを流れている白子町で迎えた朝は…まさかまさかの吹雪模様。

気象予報士の石原良純さん…何とかして下さい(爆)

ま、南の方の空は明るいので何とかなるだろうとタンクバッグやら何やらをバイクに積み込んで、雪なんぞに構うことなく出発で~す。

ただエンジンが暖まるまで調子の上がらない1気筒がある関係で、下のトルクがショボ過ぎでまともに走れない。普段なら騙し騙し5分も走っていれば何とか治まるんだが、今日は寒さでさすがに過冷却気味なのか、勝浦を過ぎる辺りまでずっとこの調子だった。正直壊れたかと思ったよ。そんな訳で当初予定していた勝浦朝市は、エンジンを切ると動かなくなりそうな恐怖感の為…通過(涙)…また今度来る事にしよう。

毎度の事ながら鴨川を過ぎた頃から交通量が激減し、海岸線沿いを走り始めるのと同時に日差しも強くなってきた事から気分も上々。千倉からは海岸線沿いの県道に進みまして、野島崎の灯台前ロータリーに辿り着いたのが9:30頃。お土産物屋さん兼食堂の類はあらかた開店しているので、休憩がてら朝飯でも頂こうかと思ったが…この時間ならもう少し走っちゃって、このブログを始めた当初に行った時には正直今イチな印象だった竹岡式ラーメンの「梅乃家」で一杯頂けるな。それにフェリーで久里浜に渡るってのも、ちょっとした旅っぽくて年始めツーリングに相応しそうだ。よっしゃ!ここで休憩するのはやめにして、竹岡目指して走っちゃおう!

そんなこんなで野島崎を後にして白浜を越え…館山へのショートカットはもちろん使わず「フラワーライン」を洲ノ崎灯台方面へと大回り。いかにも「南房総」の雰囲気漂うこの「フラワーライン」、一年中何かしらの花が咲いている事で有名ではあるが…さすがに今日は何も咲いてないんでは?と思っていたら…道沿いに沢山の「菜の花」と椿が少々咲いているあたりに南房総の底力を感じさせられたなぁ。それから日差しが背中を暖めてくれる位置にあって、一足早い春の陽気を体感出来ました。そうそう!こういうのを待ってたのよんっ!

久々の館山では道を間違えて海岸線ではなく街中側を思いっ切り走ってしまったりはしたが、東京方面の行楽帰りで大渋滞する時間帯では無かったので…気にしない気にしない…(笑)

館山からはアクアラインの高速利用組&フェリーでやってきたであろう対向車が増え始め、今日は通過の「ばんや」や「夢のカレー」に心の中で軽く挨拶をしまして…竹岡駅から北東へ1.5キロ程の国道沿いにある「梅乃家」へ11:00に無事到着で~す。

南房総なら「ぬくぬく」よっ! ~『房総半島「新春」ツーリング』編~

正月休みにバイクのボロボロだったリア廻りをメンテ&試運転を完了しているので、青春18きっぷの期間が終わってしまった今週末は当然バイクで出掛ける訳だが…

冬でも寒く無さそうなイメージの有る場所と言ったら「伊豆か房総半島」に決まっている訳だ。神奈川や東京在住の時であれば間違いなく「伊豆」を選択する場面ではあるが、日立市から伊豆に行こうとすると都内を抜けて行かなければならない面倒さが有るので、今年一発目のお気楽ツーリングは房総半島で決まりだな。

距離的に何とか日帰り出来る距離の為、良く考えたら房総半島に泊まったことが一度もない事(実際には「道の駅 白浜野島崎」でゲリラキャンプをやっていた。夜の間だけ回している縦型の風力発電器の風切り音が凄まじくうるさかったので、正直ここはオススメ出来ないです。)に気がついた。春~秋であればテントを持って行ってキャンプをすればいいだけの話ではあるが、さすがにこの時期は寒そうなので…個人的にはホテルの一種と考えている「快活クラブ」の千葉県内の店舗情報を見てみると…う~ん。。。千葉市とかがある県北部寄りの市街地にしか店舗が無い訳ね。さすがにこれだと泊まる意味を感じられないので「じゃらん」で館山方面の安宿を探してみると…

う~ん、素泊まりで3500円が底値かぁ…

ん?…この宿ってば暖房が1時間100円のコイン式ですと?!(笑)別途暖房費が必要とか言うのは聞いた事があるが、有料式のテレビみたいな仕組みってのは聞いた事が無いな。

しょうがない…寝袋持参で乗り切るか…(爆)

こんな感じに内心決めかけてはいたんだが、せっかく泊まるからには朝市とかに行きたいなぁ等と調べてみると…担々麺で何度かお世話になっている(笑)勝浦で朝市をやっているではあ~りませんか。別に無理して房総半島の南端に泊まるこだわりは今回無いので方針変更。勝浦朝市の観光案内のリンクから辿って勝浦周辺の民宿等を探してみると…やっぱりこちらも素泊まり3500円~が相場の模様。とは言うものの…お魚づくしの夕食を含む2食付きでも7000円を切る値段らしいので、いっそ2食付きにしてしまおうかとも思ったのだが…さすがに豪華な食事を一人侘びしく食べるのもどうかと思うので更に探してみますと…ちと距離的に離れるが九十九里の南隣にある白子町の「国民宿舎 白子荘」の「期日限定 格安素泊まりプラン」という2000円の宿を発見。えっ!2000円?

何だか良く分からんが、団体さんの予約か何かがキャンセルになった理由か何かで、素泊まりの部屋を俺の見た時は15部屋ほど「この宿泊日だけの激安大バーゲン」を開催中らしい。カプセルホテルでも一晩2000円は珍しくなりつつある昨今、個室に大風呂に着替えやら何やらが用意されていてこの値段なら文句の付けようがないので、土曜日はここに泊まる事に決定です!

こんな感じで、珍しく宿泊先があらかじめ決まっているツーリングへ出発。距離的に近いこともあって、結構遅い11時に家を出発しました。千葉県へは銚子の東端部分をショートカットするようなイメージで神栖から南の小見川方面へ抜けていくルートで行きますかね。犬吠埼のある銚子には正月に試運転も兼ねて行ったばかりだし、今回はパスでいいや。

日立市から具体的には「ひたち海浜公園」の脇を通って「阿字ヶ浦」~「那珂湊」~「大洗」と海岸線を走っていきます。途中大洗の旅館の前では普通にあんこうの吊し切りをやってるあたりがいかにも大洗の冬っぽいですなぁ(喜)。その後、鹿嶋市内では課題店の「三四郎 鹿嶋店」に寄ろうかとも思ったんだが…完璧な冬用装備の状態で「ホット(スタミナラーメン)」なんぞを頂いた日には汗だくになってしまう事間違いないので…日を改めて行く事にしますかね。う~ん、鹿嶋に秘密基地があるというのに、何故か近くて遠い存在になりつつある三四郎。大甕の本店?では良く食べているんだがなぁ…

そんなこんなで横芝光町あたりまでは前を走っていた乗用車の後ろをついて行きまして…初めての道を開拓(笑)

この後は、いつも走っている県道30号の一本内陸側にある県道122号を南西方向へ。道の両脇の住宅が県道30号よりも少ない分、こっちの方が走りやすいな。今日泊まる宿のある白子町に到着したが、いくら何でも早すぎるのでさらに南下。結局、日暮れ間近の「鴨川漁港」でちと一人佇んだ…………んがっ…

 「勝浦漁港と我が愛車」

「心が…」とかじゃなくって…「気温的」に寒すぎるっつうんだよっ!(寒)

ただでさえ北風が強いのに加えて海側へ吹き込んでゆく海風が方角的に北風になる事もあり、洒落にならない凍て付く風の中を今夜の宿に向けて進んで行きました。

宿への途中では、無理矢理立ち寄った御宿海岸のレポートなどを。

「人影0の御宿(月の砂漠)」

御宿海岸…人影全く無し…(爆)

何なんだよこりゃっ!もの凄い勢いで冷え込み始めてる中を宿に向けて走り続けまして…晩飯をスーパーで買ったりして、やっとの思いで宿に着いたのが17:30頃。冷えまくった体を大風呂で温め直し…高級旅館の個室のテーブルに広げられたお造り?がこちら。

本日のお造り「地元スーパーで買った刺身盛り合わせ」

漁業が盛んな「千葉県地元で買った」780円の刺身盛り合わせ(もちろん写真の全部、持ち込み品ですよっ!念の為)。地元産と呼べるのかは良く分かりませんが…スーパーで買ったので優に「3人前」はありますよっ(喜)何と言っても、こんなテーブルのある4畳半の部屋に2000円で泊まれたのは嬉しい限り。

暖房はあるし、デジタル対応薄型TVはあるし、お茶っ葉と魔法瓶のお湯もばっちり用意されてるし…布団のシーツ類ももちろん文句なし。それに、見られるとは思っていなかった多部未華子主演の「デカワンコ」の初回を見たり、NHKの「ケータイ大喜利100回記念」を見たりしながら快適な和室内で過ごしました。

「一人旅では初めて出会った空間…かな?」

旅先でこういう渋い(快適な)空間に染まってしまうには、自分はまだ若すぎます…などと言っておきますかねぇ(笑)

【勝浦市】 はらだ 「タンタンメン」

【勝浦市】 はらだ タンタンメン  【勝浦市】 はらだ 店構え

ちょっとした用事兼GPSの試しログ取りに、土曜日は鹿嶋へ。金曜の夜、久々にラーメンデータベースの「鹿嶋市」情報を見ると…ふむふむ…まるみで「朝ラー」が期間限定で始まったのか…それは行きやすくなるなぁ…青龍にあかしやに「三四郎 鹿嶋店」かぁ…

何っ!?「三四郎 鹿嶋店」て何ですかっ!?(驚)

どうやら4月から開店していたらしい。どうりで大みかの三四郎から腕っ節の太いマスターが居なくなった訳か。。。これは行ってみなければっ!と店先に向かったのだが、通し営業では無いらしく残念ながら準備中。秘密のケンミンSHOWの「東 京一郎」が鹿嶋に転勤になったら、部長の奥様と一緒に確実にはるみがやってくるであろう鹿嶋市役所間近のスーパー「サンポート」の目の前に店を構えてました。ただまぁ晩飯をここで喰ってしまうと何かと面倒な事態になるので土曜日は我慢。

日曜日、朝早く起きたので「まるみ」で「朝ラー」と行きたい所だが…これまた朝飯を喰わずに出掛けたりすると面倒な事態になるので、今回は鹿嶋のラーメン屋巡りは断念。まぁ来週でもいいしね。

そんな訳で最近何故かご無沙汰気味な房総半島方面へ出発。鹿嶋→犬吠埼→九十九里と走ったんだが、いやぁ夏休み入り後最初の週末で天気が最高なので海水浴場はどこも賑わってますなぁ。そんな訳で最初は海岸線をトレースして房総半島南端の野島埼まで行って高速で帰ってこようと思っていたが、道路状況的にちと無理っぽいので勝浦市内から内陸方面へ移動開始。

冬に場所が良く分からずに辿り着けなかった「はらだ」へ今度こそ行きま~す。実は今回も道を間違えて田んぼの真ん中で地図を確認する羽目になったりはしたんだが、何とか辿り着けました。

ちょうどお昼時だったので待つ事になるかなぁ…と思ったら、ちょうどお客さんが食べ終わったタイミングで店に辿り着いた為待ち無しで入店です。小上がり1テーブルに4人掛けテーブル3セットと3人分のカウンター席とさほど大きくないので、タイミングによっては結構待つ事になってしまうかもしれませんね。

暖簾の掛かってない右側の雑貨屋風な側から入店して、厨房を通りつつ注文して席に着くのがセオリーの模様。人当たりの良さそうな女将さんに一応お薦めを聞いてみると、今の時期食べやすいのはつけ麺との事。相当暑そうな顔してたんで気をきかせて下さった模様です(笑)でもホントはタンタンメンだという事なので、こちらのお店のフラッグシップ「タンタンメン」を注文で~す。

注文の後はさほど待つことなく注文の一杯が到着です。うわぁ…前回頂いた「松野屋」のスープの色もヤバかったが、こちらも負けず劣らずヤバそうだぞっ…(汗)それでは意を決しまして…スープから頂きま~すっ!

「ぴょーーーーーーーーーーーーーっ!」(C)よゐこ濱口

これは来ますっ!ラー油のダイレクト感では「松野屋」以上かも。何というか、中途半端に喉を通過させるとむせる事確実な刺激的スープです。麺はやや細めのストレートで、大量に入っている具のタマネギのみじん切りが絡む訳ではもちろん無いのでレンゲと箸がフル稼働状態になりますな。具は非常にシンプルであとは挽肉だけですが、開け放たれた扉から覗く夏本番の日差しを眺めながら食べるとこれが格別です。挽肉は少ないんですが、タマネギの多さは半端無いですね。辛いのは苦手な俺だったりしますが、「松野屋」の一杯同様、食べ進めるうちに箸とレンゲが止まらなくなる一杯でして、最後は丼を持ち上げてスープまで完食です。

イメージ的には「御宿」あたりで海水浴を楽しんでる最中に、昼飯として食べられると最高だと思うんだけど…ちと遠いし厳しいかナ(汗)

そう言えばこちらのお店、壁に貼られていた「定休日以外のお休み」が7月は日曜日も含め4日程ありましたので、今後狙っていく方は要確認だと思います。そうそう、お店の営業時間や住所やらをこのブログで書かないのは、自分では正直言って内容をメンテ出来ると思えないからですので御了承下さい。私は「ラーメンデータベース」と携帯の「超らーめんナビ」に各種「ラーメン本」にいつもお世話になってます。機会が有ったら情報を提供する側になりたいとは思いますが、当面は「違いが分かる男(初級)」を目指して走りまくるつもりです(笑)

ちと話が脱線しましたが、暑い夏にピッタリの一杯を有難うございました!場所は覚えましたのでまた伺います。ご馳走様でしたっ!