【日立市】 らーめん 竜屋 「四川麻辛麺(期間限定5月31日まで)」

ボロバイクの様子が怪しい事もあり、珍しく夕方早い時間帯に日立まで戻ってきた。ちょっと早いがどこかで晩飯を…と考えて頭に浮かんだのは、久々の「らーめん 竜屋」。食券の自販機の前で何にしようかと考えていると、5月の限定メニューが目に入ってきた。何々…「四川麻辛麺」ですと?

「汗をかきながら御賞味下さい。」との言葉に、怖い物見たさも含んだ期待感からポチッとな。待つ事5分程で「いかにも」な色をした一杯が到着です。こりゃぁ結構辛そうだゾ。それではむせないように注意しつつ、スープから頂きま~す!

むほほ…こりゃやっぱ結構来ますねぇ!

こちらのお店「タンタンメン」が結構有名だったりするんですが、そちらとは違って唐辛子の辛さが正面に出ているタイプでして、勝浦式タンタンメンと同じ系統です。とは言え辛いのが苦手な方でも食べられるレベルの辛さですので、そんなに身構えなくっても大丈夫。

麺は軽く縮れた細麺でして、具は白髪ネギにザーサイに肉そぼろとシンプルですが、スープの辛さが良く利いていて食が進みます。こちらのお店は若干ラーメン全般の量が少なめという事もあり、あっという間に完食です。実はこの事を見越して焼餃子も頼んでいたんですが、写真を撮るのを忘れて食べちゃいました(笑)

そうそう、節電の為当面20時までの営業との張り紙があったので御注意を。

それにしても、このお店で食べるとツーリングから帰ってきたぁって気分になるんだよなぁ。ご馳走様でしたっ!また来ま~す。

ちょっと日立市を御紹介

いわき市内を走っている時、何やらフロント廻りから時折周期的な異音が。この音はかつて聞いた事がある…

あ゛。。。まだフロントホイールのベアリング交換して無いんだった…(涙)

リアやった時に一緒にやっとくべきだったなぁ。家に辿り着く前に焼き付いたりすると事なので、あんまり寄り道はせずに日立へ帰宅。とは言え、せっかくなので少々日立市の御紹介などを。

こちらは日立市内の国道6号の慢性的な渋滞を解消するべく作られた日立バイパスの「浜の宮ロードパーク」にて。一般道なんですが海の上を走る爽快感を味わえます。

バイクのツーリングで国道6号を南北に走る時は、少々遠回りでも国道245号とこの日立バイパスを抜けて行った方が時間的にも早いし何と言っても気分がいいです。

ガラス張りの新駅舎が使われ始めて、旧駅舎の解体工事中の日立駅前ロータリー。日立製作所の企業城下町という事もあって、巨大な「タービン動翼」なる物が飾られて?いる。この巨大なタービンを複数枚組み合わせ、蒸気の力で回転させる事で発電機を回して発電するのが発電所。

ちなみにこのタービンは原子力発電所向けの試作品である。そしてこのタービンを作っている工場から、夏場の電力不足解消に向け、火力発電所用のタービンの出荷が4月に入り再開された事が地元で大きなニュースとなった。

我々はうつむいてしまうのでは無く、前を向いて今回の事故の事を考えていかなければならないと改めて気付かされたモニュメントだ。

2011東北ツーリング初日 ~日立→喜多方→飯坂温泉→白石~

東北ツーリング初日の今日はテントやら荷物をバイクに積み込んで、朝?10:50に日立市を出発。夕方に宮城県の白石市で知人と会う約束をしている関係で時間を調節したと言えば聞こえは良いが…

出発がこんな時間になってしまった理由はもちろん…「寝坊」に決まっている(汗)

当初は一般道でのんびり行こうと思っていたが、そんな事をしていると知人宅へ到着するのが夜中とかになってしまいそうなので…高速を使ってワープ開始。

日立南太田ICから常磐道で北上し、いわきJCTからは磐越道で会津若松ICまで一気乗り。そう言えば今日の磐越道、何故か皆さん気合いが入ってまして…120キロ程で流れてます。それから今のところは天気も申し分ない状態でして、気分良く福島県を横断完了。

夜には宮城県入りする予定なのに何故「会津若松」へやって来たかと言いますと…

「そこに喜多方ラーメンがあるから」(C) 山屋の皆さん

テレビのニュースなどの情報によると、喜多方を含む会津全般の観光客が激減しているらしく、我らが「喜多方ラーメン」も存亡の危機に瀕しているとの個人的予感。これは放っておく訳には行かないと国道121号を軽く北上してまずは喜多方市内入り。

いつものように喜多方市役所にバイクを駐めにやって来たところ…道中感じた若干の違和感。市内全域の交通量がいつもより多いだけでなく、喜多方市役所の駐車場も満杯。何か嫌な予感が…

喜多方市役所のすぐそばにある喜多方ラーメンのフラッグシップ「坂内食堂」をまずは手始めに救うべく行ってみた所…

普段通り50人は並んでるじゃぁねぇかっ!(嬉&涙)

普段だったら悲しむ場面だが、今回ばかりはいいニュースって所だな。たださすがにラーメンににありつけるまで軽く1時間は掛かりそうな状況なので、近いうちにもう一度来ることにして「あじ庵食堂」へ。(ここでの様子は別記事にて)

「あじ庵食堂」で食べ終わった頃には雨が降り始めまして、通りかかった坂内食堂前では桜と一緒に傘の花も咲いていた。

そんなこんなでいつもと変わらぬ人出の喜多方を後にして国道459号を東進し「道の駅 裏磐梯」に辿り着く頃にはついに冷たい雨が本降りに。昨日の夜の時点での東北地方の週間天気予報では、今日福島県内で雨が降る以外は概ね曇りか晴れとの予想だったので、ここは何とか堪え忍ぶしか無い訳だが…

磐梯山と安達太良山の麓を抜けていくこちらの道、標高800メートル台の高所を駆け抜ける関係で夏場でも涼しい位。今回は凍るまでは行かないにせよ、徐々に本降りになるにつれグローブが濡れたりなんなりしてきまして…正直結構寒かった。。。

福島市へ入ってからは北へ向かう環状線の県道5号、通称「フルーツライン」を通って飯坂温泉方面へ。この沿線と国道4号の国見町周辺はとにかく果樹園&直販店が大量にあり、特に夏場の桃の収穫期になると街全体が桃の香りで一杯になっていて、嗅覚でこのエリアにやって来たことが分かるほど。

今晩会う白石在住の知人に以前この事を言ってみたところ…「車だと感じないなぁ。」との事だったので、夏の季節は窓全開でここにやって来ることをお勧めしたい。そうそう「香る街」といえば夏場の千葉県銚子市の「醤油の香り」も凄いので、こちらも機会があったら是非一度行ってみることをお勧めします。

標高が下がってきた所でようやく雨も降り止みつつありまして…寒さを堪え忍んだ事への御褒美なのか「フルーツライン」の東側方面にに完全な半円を描いた虹(しかも一時的にではあるが二重虹にもなっていた)。

俺はちょうどセブンイレブンに差し掛かった所だったので駐車場で眺めていたが、最終的には「フルーツライン」上を走っていた自動車も皆さん路肩に停まってこの「虹のショー」を満喫していたよ。

福島県の良いところは数あれど、個人的にはやっぱりこの「空」なんじゃないかなぁ…と思ってる。

偶然居合わせた「虹のショー」を堪能した後は、ガチガチに冷え固まった体を温めようと飯坂温泉へ。前回来た時は工事中だった「飯坂温泉駅」の駅舎が完成していた。

実はここへやって来たのは今回が初めてでは無いんだが、8つある共同浴場の場所が良く分からなかったのと、バイクを駐めても良さそうな場所が前回発見できなかった事もありそのまま米沢へ行ってしまったのであった。

そんな事もあったので今回は出発前の昨日の夜の間に「2009 るるぶ福島」に目を通しておいた。電車の旅ならいざ知らず、バイクのツーリングで事前調査をやるなんて俺もずいぶんと大人になったもんだよ(笑)そんなこんなで把握済みの共同浴場の一つ「鯖湖湯(さばこゆ)」なる銭湯に無事到着。

平成5年に改築された事もあり、年季を感じさせる建物の状態にはまだなっていませんが、ヒバ作りの建物は明治の香りがプンプン漂います。

松尾芭蕉が立ち寄った湯としても有名だそうでして、こいつは期待が膨らみます。何だかんだでビショビショになってしまった靴下やら何やらを脱ぎ捨てて、軽く体を洗ったところで…「お湯、頂きま~すっ!」

「ぷは~っ!こりゃ最高だよっ!」(喜)

源泉が51度と高めなこともあり、湯船のお湯自体もかなり熱め。実を言うと大昔は熱いお湯が苦手だったんだが、何故か熱めのお湯を張る習慣のある東京都大田区周辺の銭湯に2年間ほど通い詰めた結果…今では熱いお湯も大好きになっている。

そう言えばあの時銭湯生活が始まったきっかけは「アパートの給湯器」が壊れたってのがきっかけなんだよなぁ。まぁそのおかげで電車での出張やらなんやらも含めて「お安い」湯巡りを楽しめているんだから人生捨てたものではないのである。
ちなみにこちらの温泉も料金たったの200円。源泉掛け流しのアルカリ性で、ヌルヌル具合からして紛れもなく温泉そのもの。まぁ今思えば、「アパートの給湯器」が壊れた一件は…

俺の人生の「転機」だったと言っても過言では無い。(何かセコイ人生観だ…)

体中の毛細血管が広がるような感覚を存分に楽しんだ後は、国道399号で伊達市の市街地を抜け、国道4号で福島県側の県境の街「国見町」を通って宮城県入り。事前に教えてもらっていた住所を頼りに、かつての同僚の白石市の家へ無事到着。

実はこの方あんまり酒を飲むタイプでは無いんだが、「道の駅 裏磐梯」で買ってきた「純米酒 会津ほまれ」という酒には付き合ってくれた。

このかつての同僚、地震当日は仙台に住むお嫁さん側の実家にたまたま居たそうで、病気で動けないお嫁さんのお父さんを久しぶりに亘理町(わたりちょう)へ連れて行ってホッキ飯でも食べさせようかどうしようか考えていたところに地震がやってきたそうである。

良くも悪くも「世の中の偶然」に救われただけだと言う話をお互いにしみじみと語りつつ、この夜は就寝。