さらば「ライダーハウス風来坊」(後編) ~蔵の街 喜多方・ネコ駅長「ばず」~

「小原酒造前にて」

五色沼を楽しんだ後は、今年も無料開放されている福島県内の観光有料道路「磐梯山ゴールドライン」「磐梯吾妻レークライン」「磐梯吾妻スカイライン」を楽しみたいところではあったが、今回はちと嗜好を変えまして「蔵の街 喜多方」へ。

ま、「ラーメンの街 喜多方」へはつい最近もやって来た気がするんだが…(笑)

【福島県喜多方市】 馬車の駅 地酒蔵 「天ぷらまんじゅう」【福島県喜多方市】 馬車の駅 地酒蔵 店構え

「馬車の駅 地酒蔵」にバイクを駐めさせて頂きまして、天ぷらまんじゅうを頂いたりなんかして散歩がてら蔵巡り開始。

ここ喜多方に初めて来た時は「蔵の街」として認識していたんだが…季節は流れ…完全にラーメンの街として眺めていたからある意味新鮮だ(笑)

ここ喜多方は会津若松と同様に旨い水が湧く事から、酒蔵や醤油蔵が数多く残っている。今日みたいな暑い日は冷たくって美味しいんだよね。冒頭の写真は水を飲む子供。

…そのまんまじゃねぇか…(汗)

「金忠」「豆○」

「小原酒造」

酒蔵に醤油屋さん、カフェももちろん蔵の中。散歩するのにちょうどいい街並みだぁね。会津平野のど真ん中という事もあり、坂が全く無い街なのでお年寄り連れでもきっと大丈夫。

【喜多方市】 まるや 「チャーシューメン」【喜多方市】 まるや 店構え

こんな感じに珍しく蔵の街を堪能する俺だったりするのだが…ブービートラップから逃れる事はやはり出来ずに…入店(笑)

今回は「まるや」へやって来たのでありました。お昼時では無かった事も有りさほど待つ事も無く席に座りまして、喜多方ラーメンと言えば定番のチャーシューメンを注文。水を飲みながら少々待っていると注文の一杯が到着です。それではスープから頂きま~す!

うん!喜多方ラーメンの王道を行ってるスープですな(喜)

どこか懐かしさを感じる醤油スープですが、東京ラーメンとは全く違う甘みの強さ。最は近これ位のあっさりスープが好みです(単に歳喰っただけ説もあったりするが…)。

麺はツルツルとした食感が特徴的な中細縮れ麺。具は刻みネギにメンマにナルトとチャーシューが6~7切れ。チャーシューはある程度噛み応えのあるタイプですが、もう少し味わいが感じられると個人的には嬉しいかも。それからスープ・麺共に量的にちと軽めな一杯なので、腹ペコ野郎は大盛を頼んだ方がいいかもしれませんな。もちろん完食してご馳走様!また伺いま~す。

結局喜多方をいつものようにラーメンで〆まして(笑)国道118号をのんびり帰るのでありました。

「芦ノ牧温泉駅 ネコ駅長のばす」途中「芦ノ牧温泉駅」で名誉駅長の「ばす」と御対面したり…

「国道118号 前方に積乱雲」

 前方にモクモクと迫ってくる積乱雲にちとビビったりしつつ…帰宅したのでありました。

今回はライダーハウス風来坊に泊まる事以外、予定をあれこれ決めてた訳では無いが…いい週末になったよ!そんな訳で、今日のGPSログはこちら。無料開放中の有料道路を全く走らないってのもある意味最高の贅沢だぁね(笑)

2012_07_08_ルート

さらば「ライダーハウス風来坊」(前編) ~五色沼編~

「ライダーハウス風来坊 俺・女将さん・若者」

夜中2時頃まで土砂降りだったんだが雨は止みまして…朝起きたら何と、時折晴れ間の覗くお天気ではないかいな!

待っていたのよこの展開をっ!(喜)

とは言うものの、こんな展開は予想していなかった事もあり…朝は「まったりムード」のまんまでコーヒーを頂いたりしながら宿の女将さん&新潟の若者と一緒に色々お話など。

「ライダーハウス風来坊 室内」「ライダーハウス風来坊 外観」

そうそう、夜に撮った写真だと全体像が分からなかったと思うので「ライダーハウス風来坊」を改めて御紹介。冬の間ワカサギ釣り小屋?として使っているハンドメイドの小屋をライダーハウスとして開放してます。室内の写真を良く見て頂くと分かると思うんですが、水道メーターの蓋?みたいなのを上手く組み込んだワカサギ釣り小屋なのであります。この時期蓋を開けてみても意味は無いですが…開きます。それから、ちょうど寝袋がはまるサイズの通路があったりしていい感じなのでありますです(笑)それから…この環境で何と一泊500円なのですよ。

そんなこんなで出発準備をしながら、宿の旦那さん(今日はフライフィッシングスクールへ出撃中)の「スノーモービル買って欲しいが故の金髪染め事件」の話やら、この時期は本来多かった修学旅行生が来なくなってしまっている話を伺ったりなんかしたりして、カッコウの鳴き声を聞きながらのんびりと過ごす3人なのでありました。

最後に持ってきた三脚を使って、女将さんと一緒に冒頭の記念写真を撮ったりなんかして出発で~す。それにしても…昼間は昼間で洗い物を運んだりなんなりで重労働なこの業界…

何で背が小さい方が多いんだろうか?(謎)

お気に入りになったという事だけでなく、自宅からの距離的にも絶妙なのでもちろんまた伺います。その時まで風来坊さんお元気で!

この後はすぐ近くの五色沼散策へ。前回来た時は観光客でごった返していた関係で断念したんだが…昨日の悪天候の関係もあってか新緑の季節だというのに空いているのでありました。ここは片道1時間程の散歩が楽しめるんだけれども…往復すると当然の事ながら2時間以上掛かります(笑)まぁこういう場所は実際に歩いてみるのが一番な訳でして写真を見ても良く分からないかとは思いますが…五つの沼がそれぞれ五色に輝く様子をご覧下さい。

それぞれの沼を説明できるほど詳しくないので「ダーっ」と行っちゃいます。

「五色沼その1」「五色沼その2」

「五色沼その3」「五色沼その4」

「五色沼その5」「五色沼その6」

「五色沼その7」「五色沼その8」

「五色沼その9」

 こんな感じです。ま、それぞれの写真と沼の名前が一致しないってのは分からんでも無いんだが…

五色沼の紹介が9枚の写真って…どう考えてもおかしくね?(爆)

ま、適当な人間ですのでこの辺はご容赦を(笑)こんな感じに2時間半程の散策を楽しんで駐車場に戻ってくると…よっしゃぁ!絶好のツーリング日和だぜっ!

「ツーリング日和になった五色沼駐車場」

~またしても長くなったので…後半に続く~

 

我行くは「ライダーハウス風来坊」(後編) ~猪苗代・山の駅食堂編~

「どんよりとした雲の立ち込める猪苗代からの磐梯山」

かわうちの湯を堪能したあとは国道288号を西に向かって突っ走りまして、田村市を抜け…郡山から国道49号に乗り換えて猪苗代入り。幸いな事に郡山を過ぎた辺りから雨は降っていなかったんだが、冒頭の写真のように低い雲が立ち込める猪苗代なのでありました。前に見えてる磐梯山も雲で隠れちゃってるね。

いつもならこのまま会津若松へ向かう訳だが、今回は国道115号&国道459号経由で裏磐梯入り。夕方の日差しが僅かに残るうちに本日の目的地「ライダーハウス風来坊」の場所を確認。何やら沢山の自動車と一台のハーレーらしきバイクが宿の前の駐車場に駐まってる。このバイクの方はライダーハウスに泊まる方なんだろうか?などと思いつつ晩飯へ。が…自分の犯した過ちにようやく気が付く事となる。

げっ…思いっ切りリゾート地のど真ん中だから、食堂的なものが見当たらないよ…(涙)

カッパを着た水も滴るいいおっさんが慣れないイタリア料理のお店に一人で入るなんてのは悪夢以外の何物でも無い訳でして…何処か丁度いい店は無いもんだろうかと来た道を戻っていると…山の駅食堂なるお土産物屋さん兼食堂らしきお店を発見!今夜はここで何か頂きますかね。

【福島県猪苗代町】 山の駅食堂 「トマトラーメン&餃子」【福島県猪苗代町】 山の駅食堂 店構え

会津名物のソースかつ丼も気になったんだが、それ以上に気になった「トマトラーメン」に餃子を注文。そして注文の品が出来上がるまで、お店のおじさんにあれこれ質問攻めにされるのでありました(笑)何やら400ccのバイクを最近知人から買ったらしく、ヘルメットに125ccがどうのこうのとあったりするが、それを被ってたら取り締まりの対象になるのか?とか、バイクは高速は幾らなんだ?とか、兄ちゃんのバイクは何cc?とか…やっぱ雨は嫌いか?等々…

あのなぁ…雨が好きな訳ねぇだろっ!(爆)

そんな会話をしていると、注文の一杯がやってきた。トマトラーメンねぇ…ビジュアル的にはもはやラーメンでは無い気もするが…一応スープから頂きま~すっ!

…ん?この味は…(すかさず麺もズルズル…)…旨いぞこれっ!(喜)

スープは完全にパスタのトマトソースでして、上にチーズも載っていたりするからすでにラーメンでは無い様な気もするが…麺は中細の縮れ麺という事できっちりラーメンだったりする。味付け玉子もしっかりしてる&トマトソースに合うのと、チャーシューも取り敢えず載せときました的な一品では無い旨さ。立地的に大したことないだろうとネタに走ったつもりだったが旨さにやられる俺なのであった。大ぶりな餃子も栃木県の小山方面で食べられるモッチリ系の一品でして、こちらもいい意味で完全に事前の予想を裏切られた!

これ喰いに裏磐梯に来るのは有りだと思うよ!麺好きな皆様方っ!

満足な一杯を食べ終わった頃には大雨が降ってきた。そしてさっきのおじさんが一言。「やっぱ雨は嫌いか?」

…だから雨が好きな訳ねぇっつうの!(爆)

こんな感じに楽しいやり取りを織り交ぜつつご馳走様。いやぁ…イタリア料理の店とかで「トマトソースに地中海の風を添えて」とかいう訳の分からない食い物を食わずに済んで助かったよ(あくまでも料理の名前は俺の勝手な想像)。こりゃ再訪決定です。ご馳走様でした!

飯のあとはいよいよライダーハウス風来坊へ。こちらのライダーハウスはペンション?に併設されているので、お代を払いに賑やかな声のする一階の食堂へ行ってみますと…

今日のペンションのお客さん達&新潟から来たというバイク乗りのお仲間がっ!この食堂で飲んでもいいそうなので、カッパやら荷物をライダーハウスにぶち込んで…ジーパンに履き替えたりなんかしまして当然俺も合流なのです(笑)

「ライダーハウス風来坊にて新潟からの若者と」こんな感じに新潟からやって来た若いバイク乗りの方と一緒に旨い生ビールやら焼酎やらを頂いたのでありました。それから何とこの方「平成元年生まれ」だそうな…

ちなみに写真の解説をしておきますと…右が俺で左が平成生まれの若者です…(大嘘)

一緒の食堂では岡本哲也さん率いるフライフィッシングスクールの参加者の皆様方(10名程)が、明日のスクールを前に釣りのポイントの考え方などを熱く語りつつ飲んでまして…

…最終的にはただの酔っ払いの釣りバカ集団状態に…(笑)

いやぁ…バイク乗りも釣り好きも、酒飲んだ時のノリって結構似てるんだよね。「俺はこんなに凄いんだぞっ!」ってな自慢話を披露する奴は殆どいなくって…大概は「俺…こんな恥ずかしい事やっちゃいました!」をとにかく自慢したがるんだよなぁ(笑)

フライフィッシングスクールの皆さんと一緒にゲラゲラ笑いながら、楽しい夜のひとときを過ごしたのでありました。そうそう、この笑いの渦に強烈なスパイスを加えていた「おやど風来坊」の女将さんの名古屋人気質も一見の価値ありですヨ(笑)

「ライダーハウス風来坊 ワカサギ釣り小屋を春~秋の間はライダーハウスに」程良く飲んだあと、俺と若者は同じ敷地内にあるライダーハウスへ移動。冬の間ワカサギ釣り用に使っている釣り小屋をライダーハウスとして活用し始めたそうでして、外は土砂降りでしたが室内は快適そのもの。

この後は平日は仕事でとある島に渡っているというバイク乗りの若者と二人で色々お話タイム。バイクの話やら写真の話やら…果ては地震の話に気象の話で、結局3時間近く語り合ったのでありました。

いやぁ…天候の関係で誰も居ないんでは?と覚悟していたからこの展開は嬉しいよ!

2012_07_07_ルートこちらは本日のGPSログ。ほんとに素晴らしい場所でライダーハウスを始めて下さった事に感謝。明日は晴れるといいなぁ…