【札幌市】 けやき本店 「味噌ラーメン」

稚内から400kmの電車の旅を無事終えて、札幌市内のビジネスホテルへチェックイン。荷物を放り込んだら晩飯を求めて街へ繰り出す訳だが…今回泊まるビジネスホテル、思いっきり風俗街のど真ん中に位置している。近くの雑居ビルにもラーメン屋があったりするんだが、さすがにこの状況だと「○×ラーメン」という屋号の風俗店である可能性を排除出来ない…(爆)

仕方が無いのでいつもの「超らーめんナビ」を使ってラーメン屋を探すと…どうやらすぐ近くに「けやき」という人気店がある模様。地図を頼りに向かってみると8人程の行列が出来ていたが、これ位ならすぐに入れそうな気がしたので行列の最後尾へ。

恐らく氷点下の冷え込みの下15分程待ちまして店内へ。食券の券売機を見ると「味噌ラーメン」を中心に「辛いラーメン」なんてのもあるようだが、ここはやっぱり味噌ラーメンをポチッとな。

水を飲みながら出来上がりを待っていると、お隣の関東からの出張組な2人が北海道の花粉状況について話をしていた。どうやら北海道は杉自体が少ないらしく杉花粉症はほとんど無いとの事。SOHOが更に進んでゆけば、春先は北海道に疎開する人が沢山出てきそうな気がするな。それからこれは笑えない内容ではあるんだが「北海道って揺れないなぁ…」とも言っていた。もしかしたらこのお二方、出張元は近所なのかもしれませんな。

こんな感じにカウンター席に座ってから5分程待っていると注文の一杯が到着です。ふむふむ、黄色味の強めな味噌ラーメンですな。それではスープから頂きま~す!

旨いぞこれはっ!(喜)

濃すぎない・塩辛すぎない味噌スープでして、保温を兼ねた表面の油はもちろん熱々ですが、さほど油ギッシュな印象を味的に受ける事は無いあたりが不思議です。お次は麺ですが、黄色くやや透明がかった中太の縮れ麺。固さと言うよりも弾力があるタイプですね。具は結構豊富でして、白髪ネギにメンマ、モヤシにキャベツに薄くスライスされたキクラゲに肉そぼろってな感じです。

寒い中で待っていた後で食べているという事もプラスに働いているんだと思いますが、中華鍋でその都度スープに火を入れていたり、光学式の比重計(塩分濃度の測定なのかな?)を仕込み中のスープに対して行っていたりと、真面目に取り組んでいる事が旨さの秘訣なんでしょうな。炒めたキャベツの甘みを堪能しながら、スープ共々完食です。いやぁこの一杯はほんとに旨かった!

これは機会があったらでは無く、機会を作ってもう一度頂きたい一杯ですな。ご馳走様でしたっ!また来ます!

ラーメンの後はホテルで酒です。左は「サッポロクラシック」という北海道限定ビール。何と言えばいいのか、バドワイザー系のすっきりした旨さがありました(薄いって意味では無いですヨ)。右の「札幌すすきのビール」ってのは、マイナスイオン水仕込みらしいんだが、イオン化した水?ってのは一体どういう状態なのかを教えてもらいたいのはともかくとして、こちらは苦みを伴った美味しいビールの印象でした。ただ一缶350円位の結構高めなお値段なので、酔う為の2本目以降は「ザ・プレミアム・モルツ」にでもしておいた方が、まだ懐には優しいです…(汗)

【稚内市】 ラーメン たからや 「塩ラーメン」

「うろこ亭」でボリュームたっぷりな「ほっけ定食」を食べた後は稚内駅前へ。昨日は営業していなかったラーメン屋「たからや」を見に行くと…なんと暖簾が出ているではないかっ!うっ…さっき腹一杯食べたばかりなんだが…行くか。。。

そんなこんなで入店しまして、塩と正油の2種類しかないメニューのうち「塩ラーメン」を注文です。5分位で出来上がりまして、目の前に到着です。この塩ラーメン、スープの量が半端なく多いですな!

それではスープから頂きま~す!…ん…こりゃ旨いっ!(喜)

何と言えばいいんだろう、塩ラーメンてのは塩の旨さを前面に出すものと、塩と言う名で基本的な味を出すものがあるように思うが、こちらの一杯は前者だな。いかにも塩味なんだが、ミネラル分があるのか旨みは十分。縮れの大きな中太麺にチャーシューが2枚、やや太めのメンマと刻みネギに、ラーメンの具としては初めて見た気がする「お麩」が一つ。チャーシューも真面目に作ってあるし、スープを吸ったお麩もいい感じ。しっかしまぁ、ラーメンの具にお麩ってのはナイスアイデアですな。スープを食べる感覚ですね。

でかい「ほっけ定食」の後に連食だったのでさすがにスープは残しましたが、出来るなら飲み干したかったスープでした。

また稚内に来た時に食べたい一杯となりました。そう言えばお店の場所が稚内駅再開発のど真ん中にあるんですが、営業は続けられるんですかね。それだけがちと気がかりです。ご馳走様でした!

【稚内市】 らーめん伽拉屋 「みそラーメン」

当初は「稚内副港市場」という観光客向けのフードコートで刺身定食的な何かを食べようと思っていたんだが…同施設の展望露天風呂が整備の都合上休業(何と俺の稚内滞在期間を見透かしたかのような3/23~3/24)という事もあってか人影もまばら。施設を軽く見物しただけでそのまま稚内駅近辺まで歩いて戻ってきた。

ピンと来る海鮮系のお店が見あたらなかったのでラーメン屋を「超らーめんナビ」で探してみると…「ラーメン たからや」がHit。店まで行ってみると…稚内駅から徒歩30秒位の場所にお店を発見したものの閉店中。仕方が無いので再度商店街の方へ目を向けると…郵便局のすぐそばにラーメン屋らしき看板を発見。

今回、雪国の歩道の状況を知らなかった為コンバースの布製の靴を履いてきてしまったこともあり、実はこの時点で靴の中まで浸水しまくっていた。あまりにも足元が冷たい(稚内の本日の最高気温0度)ので即断でこちらのお店に訪問決定。

保温用の2重扉を開けまして、店頭に置いてあった朝刊の北海道新聞を手にカウンター席へ。手元のメニューの「吹き出し」によると「みそラーメン」が一番人気という事なので「みそラーメン」を注文です。

昨日のホテルへチェックインした時にサービスの一環として渡された夕刊も1面は福島原発(まるで号外のような紙面構成)だった。今見ている今日の朝刊も福島原発関連が1面。

2面には…『「会社はコスト優先」 原発の元技術者らネットで自己批判』という記事があった。今は事態の収束を切に願うばかりではあるが、いずれこの「コストと安全」に関しては、我々自身が一度考え直さなければならないとは思う。

この地震が起きる寸前までは…我々の住む地球という星は、このまま化石燃料を消費し続けると人類が住めない星になるはずだったんだろう?ところが今はどうだ?火力発電所の再起動に必死だ。二酸化炭素の問題は地震で消えたのか?今の暮らしを維持する為なら温暖化やむなしなのか?子供達の未来の世界を守ると言いながら、結局は今の生活を守らずには自分自身が生きてはゆけない…それにしても俺達人間は、あまりにも日和見主義なんではなかろうか。。。

足が冷たい事もあり、少々愚痴っぽくなりながら待つ事5分程で注文の一杯が到着です。結構大きめなドンブリですな。それではスープから頂きま~す!

ん!?これは適当に作った味噌ラーメンなんかでは無いですぞっ!旨いっ!

スープ表面の脂の多さは「すみれの味噌ラーメン」に迫るものがありますが、脂のしつこさは特に感じません。味噌スープ自体をドロドロに感じるような流動的な面での濃さは無いですが、味の深さがかなり濃いです。麺はやや透き通った黄色味の強い中太縮れ麺で、表面がツルツルしているタイプです。具はモヤシに刻みネギにメンマにチャーシューと言葉にすると少なめではありますが、ドンブリ自体が大きめなので量はタップリです。チャーシューは程良い固さが残るタイプですな。こんな感じに旨いスープをレンゲで飲みながら食べ進めまして…文句なしに完食です。

そうそう、ドンブリの底には味噌の麹が残ってました。味噌ラーメンを食べた!ってな気分になりますね。

ご馳走様でした!機会があったら是非また宜しくお願いします。