さよなら稚内…また会う日まで

次に来る時には全く違う光景になっていそうな稚内駅前。右側の新しい建物はバスの待合室兼映画館。稚内駅は取り壊し寸前の模様です。最果ての駅という事もあり、この駅舎には想い出のある方も沢山いるんでしょうな。

旧稚内駅舎の東側には新稚内駅が出来上がっていて、旧駅舎取り壊し後に「バスの待合室兼映画館」と合体するみたいです。それにしてもイメージが全く違う駅になりますなぁ。

初日の夜は終電だったので急いで通りかかっただけの最北端の車止め。次に来る時には色々と演出が施されているんでしょうな。

初日は急いでいた事もあり、この前行った「枕崎」などと書いてしまったが、実際に行ったのはこちら西大山駅。稚内から3095kmの彼方だそうだ。狭い狭いと言うものの、やっぱり日本はでかいなぁ。

こちらは日本最北端の駅のホームの喫煙場所。「高倉健」あたりが遠くを見つめながら煙草をくゆらせると画になりそうだ。でも吹きっさらしで凄く寒そうな場所にあったので、実際にここで煙草を吸う人は少なさそうな雰囲気。

そしてこちらが札幌まで突っ走る「スーパー宗谷4号」。稚内に来る時に乗った「特急スーパー宗谷3号」と全く同じく5時間の長旅の始まりで~す!今度もよろしく頼んだぞ~っ!

~出発から2時間後~

自動の車内放送 「この先、野生の鹿が多数いるエリアになります。やむを得ず急ブレーキをかけることが…」

放送から5分後…

汽笛 「ポォォォォォォォォォォォーッ!」

ブレーキ音 「キキキキキキキキ…キッ!」

車掌さんのアナウンス 「え~、ただ今…鹿と衝突した為、緊急停車致しました…」

俺 「えぇぇぇっ!」

 

~線路は続くよ…あと3時間…(爆)~

【稚内市】 ラーメン たからや 「塩ラーメン」

「うろこ亭」でボリュームたっぷりな「ほっけ定食」を食べた後は稚内駅前へ。昨日は営業していなかったラーメン屋「たからや」を見に行くと…なんと暖簾が出ているではないかっ!うっ…さっき腹一杯食べたばかりなんだが…行くか。。。

そんなこんなで入店しまして、塩と正油の2種類しかないメニューのうち「塩ラーメン」を注文です。5分位で出来上がりまして、目の前に到着です。この塩ラーメン、スープの量が半端なく多いですな!

それではスープから頂きま~す!…ん…こりゃ旨いっ!(喜)

何と言えばいいんだろう、塩ラーメンてのは塩の旨さを前面に出すものと、塩と言う名で基本的な味を出すものがあるように思うが、こちらの一杯は前者だな。いかにも塩味なんだが、ミネラル分があるのか旨みは十分。縮れの大きな中太麺にチャーシューが2枚、やや太めのメンマと刻みネギに、ラーメンの具としては初めて見た気がする「お麩」が一つ。チャーシューも真面目に作ってあるし、スープを吸ったお麩もいい感じ。しっかしまぁ、ラーメンの具にお麩ってのはナイスアイデアですな。スープを食べる感覚ですね。

でかい「ほっけ定食」の後に連食だったのでさすがにスープは残しましたが、出来るなら飲み干したかったスープでした。

また稚内に来た時に食べたい一杯となりました。そう言えばお店の場所が稚内駅再開発のど真ん中にあるんですが、営業は続けられるんですかね。それだけがちと気がかりです。ご馳走様でした!

今日でお別れ…さらば稚内よ! ~後編~ (うろこ亭)

仕事は何とか無事終えた。いやぁ…良かった良かった。。。で…仕事を終えて目に付くのは馬鹿でかい「海外旅行用ケース」。卒業式のシーズンという事もあり、「海外旅行用ケース」君にも卒業式を開きますかね。

~別れの言葉~

「海外旅行用ケース」君へ寄せて

君と私とは1500キロ程の道程を共に歩んできました。日立市の会社では緩衝材代わりの我がオーバーを周囲に詰め込み、それでも空いている隙間には新聞類を詰めたりもしました。

バリアフリーとは名ばかりの駅で、君を無理矢理持ち上げてやり過ごした事もありました。けれども、そんな中で君が重量40キログラムの存在感を忘れることなく発揮し続けた事を、私は誇りに思います。

そしてついに、君の重さの全てに匹敵する重量物を納品した事により…君は軽くなりました。ほんとに軽くなりました。今の君と初めから出会えていればどれだけ幸せだったろうと思います。

でも…もうお別れです。そろそろ君は一人で旅立たねばなりません。 私の後押しや、私の持ち上げに甘んずることなく「ひとり」で進んで行かなければなりません。その行く先には様々な困難が予想されますが、君は一人で行かねばならないのです。振り返るなっ!「海外旅行用ケース君!」君が進むべき道のりは稚内郵便局の皆さんが示してくれるであろう!

ま、要するに…「ゆうパック」で送るから…(爆)

~別れの言葉 終わり~

今回 俺の事をひたすら悩ませ続けた大荷物の切り離しに成功し、仕事の重荷からも解放されて再度南稚内の方へ散歩していて見つけたのがこちら「うろこ亭」。ぱっと見は海鮮品の販売店なんだが、店の奥に食堂があったのでメニューを見ると…おっ!「ほっけ定食」があるではないですか!しかも(半身)と(全部)が選べるあたり、(全部)だとデカイ「北海道仕様」のほっけに出会えそうな予感が。

お店のマスターに「ほっけ定食(全部)」を注文すると、「結構でかいけど大丈夫?」とのお答え。もちろん「はいっ!」と応えて待つ事10分程。稚内港へ帰港する漁船を眺めていると「ほっけ定食」が到着です。

いやぁ…やっぱ「ほっけ」デカイよっ!(喜)

でっかいほっけにご飯に味噌汁、煮物にイカの塩辛にたくあんと量的にも十分。大きなほっけを食べるのに結構時間がかかりまして、純粋に食べていた時間だけで20分以上かかりました。

う~ん!やっぱ北海道の食事のイメージはこれだよっ!まずは旨いのは当然!お次はボリュームが半端ない!そして良く見ると手が込んではいない(素材が旨い!)と言う事。

この記事で稚内を出発する予定だったんだが、「ほっけ定食」で盛り上がりすぎたので出発は次の記事にて(笑)