長崎出張 最終楽章 ~ふと気がつくと…やっぱりこれも「旅」だった~

長崎空港→神戸空港の時ほどではなかったが、神戸空港から羽田空港の飛行機も結構ガタガタ揺れていた。

モノレールの車内では、今回実際に行ってきた「長崎まちなか龍馬館」の車内広告をしげしげと見つめたりしたりしまして…ちょっと部品を買いに秋葉原に寄っていきたい関係で、まずは上野駅の常磐線特急ホーム脇のコインロッカーへキャリーケースを預けにやってきた。

コインロッカーへ荷物をぶち込んで…上野駅で目に飛び込んできたのが上の写真の横断幕。ここ上野駅は東北への玄関口としての役割を昔から担ってきたし、これからも担い続けるだろう。今回の震災で物理的な被害は少なかったかもしれないが、この駅に関わる方々の受けた悲しみは相当なものだったのではなかろうか。

そんな上野駅が「旅で日本を元気にしよう!」と言っている。俺はこれを「日本を元気にするのは旅」と読み替えて、これからも旅を続ける旅人であり続けたい。

こちらは偶然居合わせた、いつもは高崎線の普通電車が停まっているホームに佇む札幌行きの寝台特急カシオペア。

…写真を撮りながら…俺は確信した…

ロケットだろうが飛行機だろうが電車だろうが…バイクだろうが自動車だろうがバスだろうが…自転車だろうが歩きだろうが三輪車だろうがハイハイだろうが…空想だろうが何だろうが…かけたい言葉は皆同じだよ。

「皆さん…良い旅を」

【兵庫県神戸市】 神戸空港 「ひっぱりだこ飯」

   

   

上下左右にガタガタ揺れまくった飛行機も、無事神戸空港へ到着。行きにGetし損なった弁当を手に入れる為まずは売店へ。

(俺)「あの、ひ…ひっぱりだこ飯はありますか?」←実際に言ってみると、ちょっと恥ずかしい(笑)

(お店の方)「はいございます。」

(俺)「1個下さいっ!」

…会計を済ませまして…

「ひっぱりだこ飯」…ゲットだぜっ!(C)ポケットモンスター

次のフライトに向け、給油やら何やらをやっている飛行機が良く見える椅子に座りまして…ブログ用の写真撮影開始。とは言っても、上ぶたがある時と中身が見える写真を撮るだけの話なんですが、ふと気が付くと隣の椅子の方がこの空港の弁当の「値段的な」フラッグシップ「神戸のステーキ弁当(1200円)」を頬張りはじめているのに気が付いた。ちなみに「ひっぱりだこ飯」は980円。この瞬間、あのアニメの有名な1シーンが脳裏に浮かんだのであった。

「弁当の価格の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる」(C)シャア

そんな訳で隣の方からも良く見える場所に「ひっぱりだこ飯」を置きまして、片ひざをつきながらコンパクトデジカメを低位置&縦位置で撮る(G1のバリアングル液晶を使えば良かったなぁ…)という変人ぶりを発揮。

(注)実はここまでやったのにまともに撮れておらず(汗)日中シンクロかレフ板が必要だなこりゃ。そんな訳で右下は帰宅後の撮影。ちなみに台座は「有田焼カレーの外箱」。

こんな具合に相変わらずの間抜けさを発揮した後は実食タイム。この「ひっぱりだこ飯」、たこつぼを模した器に炊き込みご飯が入っていて、表面に各種具材が載っているといった感じかな。具はと言いますと、タコ(2つ)・ゼンマイ・ニンジン・タケノコ・錦糸卵・何らかの魚(ウナギ?アナゴ?)ってな感じです。全般的な印象としては、素材の旨さを生かしたあっさりとした仕上がり具合。全般的に薄味な仕上がりなので、老若男女誰でもお勧めできる味付けですな。タコの足は想像以上に柔らかでして、出来る事ならもう一本(全部で3本)あると嬉しいかも。

でもまぁこういうのは少々足りない位がちょうど良いんですかね?炊き込みご飯と具を飛行機を見ながら食べていて…ふと、そんな気分になったりしました。

ご馳走様でしたっ!機会があったら是非また伺います!

こんな具合に30分程の神戸空港滞在を楽しみまして…強風の中を羽田へGo!

さよなら長崎また会う日まで!

自分の行き先と言うよりは、台風の行き先が気になる朝を迎えまして、ホテルで朝飯を食べた後は大村バスターミナルへ、長崎空港へ向かう路線バスへ乗ろうとやってきた。出発までまだ少々時間があったのでターミナルの券売機でのんびり乗車券を買っていたら、「長崎空港行き」と書かれたバスが出発していった…

あれっ?と思って、掲げられているバスの時刻表を良く見ると…しまった!日曜日なのに平日ダイヤのつもりで来てしまった(涙)

次のバスまで50分かぁ…タクシー使っちゃおうかなぁ…ん?待てよ。バスの運賃230円てのは、大した距離じゃぁ無いんじゃないのかな?だったら歩いて行っちまうか。
こんな具合に台風接近中にも関わらず、長崎空港へ向け折りたたみ傘片手に歩き始める事になるのだが…

多少なりとも街並みを眺めながら歩けるんでは無いかというささやかな野望は、手にしている傘が邪魔で何も見えず、箕島大橋という名の空港への連絡橋の入り口では風速10メートルの表示に歓迎され…1キロほどある橋の上では遮る物が無い事もあり、まさに台風パワーが炸裂中。

橋の真ん中あたりに差し掛かったところで、大村バスターミナルで待っていれば乗ったであろう路線バスに追い越されるというオチまでついて、体の右半分がビショビショの状態の間抜けな観光客が長崎空港へ何とか到着。

折りたたみ傘はきっとこの俺を恨んでいるに違いない…そして俺はあいつを恨んでいる…

「石原良純っ!まだ5月だぞっ!」

ま、こんな感じにやって来た長崎空港、出発まではきっかり2時間あったりするので、会社のおみやげにカステラを2本買いまして…あれっ?切ってないカステラはどう数えるべきなんだろう?2本じゃなくて2個と呼ぶべきなのか?それとも食パンみたいに2斤とかなのかな?分からない…

この後、昼飯的な物を長崎空港で食べるかどうかが悩みどころではあるんだが…神戸空港の売店に「ひっぱりだこ飯」がある事を信じて、ここは甘い物を食べるだけにしておいた。

    

こちらは「たらみフルーツ工房」の「たらみこだわりミックスの生ゼリー」

実は昨日「長崎県産品まつり」でも見掛けたんだが、1個525円という値段にビビって買わなかった。だが、台風の中を勝手に5キロも歩いて勝手に心に傷を負っている今の自分を癒すためにはこれ位の高価なスイーツが必要なのだよ。

どうでもいい前置きはともかく、これは確かに旨い。生のフルーツの味が生きているゼリーだなぁ…って商品名そのまんまじゃねぇかっ!ボキャブラリー的に限界近し…

    

こちらは「お菓子の店アリタ」の「アリタプリン」。お店の方に、お土産ではなくて今食べますと言ったら、違うのを持ってきてくれまして…「賞味期限が今日までの品ですが、この募金箱に100円入れて下さい。それで結構ですんで。」と言われた。それにしても日本は北から南まで今回の震災の募金箱だらけだなぁ…皆さんありがとう。

お味の方ですが、上の部分の生クリームと濃厚なプリンに、底の方にあるカラメルが自然に絡んで旨かったです。ちょっと食べにくい小さな牛乳瓶みたいなのを使っているのは混ざる事を狙ってなんでしょうな。

こんな感じに長崎空港での2時間を過ごしまして、台風の影響で飛ばなかったらどうしようかと心配だった飛行機も無事空の上へ。ただ、荒れ模様の天気だったんで、乗り心地がジェットコースターみたいだったな(笑)

長崎の皆さんお世話になりました!またお会いするその時までお元気で!