【乗組員】「艦長っ!起きて下さい艦長っ!大変な事態になりましたっ!」
【艦長な俺】 「何事か…サンタクロースが攻めてくるにはまだ早いと思うが…」
【乗組員】 「本艦は時空の歪みを通過してしまった模様…3時間後の茨城県に未だ…」
【艦長な俺】 「予期しなかった3連休だ。艦内放送で総員のんびりするように伝達したまえ。」
【通信員】 「金沢のホテルより入電。【当日のキャンセル料は100%となっております】」
【艦長な俺】 「えっ…!?昨日勢いで予約したんだっけか?…総員…第一種戦闘配置!」
【乗組員】 「通常エンジンのみでは本日中に金沢まで辿り着けません。ワープの許可をっ!」
【艦長な俺】 「…やむを得ん…小ワープを許可する。」
【乗組員】 「艦長…ジョルダンによると…小ワープではもはや手遅れとの事です。」
【艦長な俺】 「…くっ。新幹線の使用を許可する。総員大ワープ用意っ!」(以上ヤマト風味)
ま…要するに…大寝坊しました…(爆)
直前まで仕事と思っていたこの3連休、そう言えば勢いだけで宿を押さえていたんだった…時間的にあれこれルートを検討していたりすると全部特急やら新幹線を使う事態になりそうだったので特急「フレッシュひたち」で上野に出て、上野から新幹線で長岡へ…。2,300円で金沢まで行く予定が、13,290円の高級路線の電車の旅に化けました。まぁいいさ…俺様はなぁ…
「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」(…涙)
え~、そんなこんなで長岡駅前にワープ完了。花火大会で有名な長岡駅前には3尺玉の花火と打ち上げ台?のレプリカが展示してありました。これはデカイっ!
同じく駅前には「歳末助け合い慈善釜」なるものが。慈善釜とな。何か地域的な慣習と繋がりがあるのかな?調べてみようと思ってる。
長岡の街中を散歩していたら1時間半程の乗り継ぎ時間も少なくなってきたので昼飯を頂くことに。あれこれお店を巡ってみたんだが、ピンときたのがこちらの賑やかで無い方の駅ビルにあった海宝丸という飲み屋の昼のランチ。
お刺身定食という名前そのまんまなんだが…大きな甘エビ2匹付きの刺身にこれまた大きなあら汁、サラダにタラコやら何やらが付いて880円ってのはかなりお値打ち。こりゃ日本海側の海の幸も侮れませんな。
長岡からは「快速くびきの」という古めの特急車両を使った快速で快適に西へ西へ。昼間とは思えない「どんより」とした景色を楽しみつつ(笑)…富山方面への乗換で降り立った直江津駅にて日本酒とアテを購入。
新潟産の最も早い新米で仕込んだらしい新酒と御当地スイーツっぽい翁飴(おきなあめ)。翁飴は水飴を材料にした一品でして、ちと日本酒のアテとしては甘すぎたかも(笑)甘味としては程良い甘さで美味しいんだけどね。そんな訳でこれまた「どんより」とした日本海の風景を楽しみながら…電車に揺られ揺られて富山に到着。
富山と言えば富山ブラック(ラーメン)にLRT(路面電車?)、ホタルイカに白エビにシステマチックなレンタサイクル(かつて出張でやって来た時にお世話になりました(笑))あたりが有名な街ではあるが、残念ながらあんまり乗り継ぎの時間が無いので…
ます寿司は保存食という側面もあり、今回の3連休中に食えば良いという珍しい駅弁。しかもご飯が固くなるから冷やすなという注意書きまで頂いたのであった。
今回の旅の非常食として丁度いいなこりゃ(笑)
そんなこんなで富山から鈍行に乗りまして…金沢駅へ午後7時過ぎに何とか到着。キャンセル料では無く宿泊料を無事ホテルに支払いまして…荷物を部屋にぶち込んだらもちろん赤提灯へレッツゴーっ!(喜)
金沢駅から結構歩いた場所に「とと家」という地元密着型っぽいお店を発見。今夜はこちらで一杯やりますか。カウンター席で酒とお造り盛り合わせを頂いたりなんかしていたら…
何と!ボーナス出たのか何だか知らないが…男性二人組のお客さんからの高級魚「キンキ」の塩焼きの注文に沸き立つ店内(笑)いやぁ…このキンキでかいもんなぁ…さすがに高そうだ。一体幾らするんだろう?
そんな中、俺は俺で日本海側で捕れる高級魚と呼ばれる「ノドグロ」の塩焼きを注文していたのであった。久々の三連休だし、今夜は行っちゃうよっ!
いやぁ…こいつもでけぇよ。。。肝心のお味は…もちろん文句なしっ!そして最終的なお会計的には…大して飲んでいないというのに赤提灯でまさかの「6000円」(えっ!?)俺の想像では、2500円位が「ノドグロの塩焼き」で加算されたっぽいなぁ…ま、我が国の経済を悩ませ続けている脱デフレのスタートは赤提灯からという事で今回は良しとしましょう。それに俺にはあの言葉があるではないか!今日は特急に乗ったし、新幹線にも乗ったし、高級魚ノドグロも食ったし…
「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」(…涙)