青春18きっぷで金沢へ… ~(早起きは三文の徳)編 ~

「長岡駅前 三尺玉レプリカ」

【乗組員】「艦長っ!起きて下さい艦長っ!大変な事態になりましたっ!」
【艦長な俺】 「何事か…サンタクロースが攻めてくるにはまだ早いと思うが…」
【乗組員】 「本艦は時空の歪みを通過してしまった模様…3時間後の茨城県に未だ…」
【艦長な俺】 「予期しなかった3連休だ。艦内放送で総員のんびりするように伝達したまえ。」

【通信員】 「金沢のホテルより入電。【当日のキャンセル料は100%となっております】」

【艦長な俺】 「えっ…!?昨日勢いで予約したんだっけか?…総員…第一種戦闘配置!」
【乗組員】 「通常エンジンのみでは本日中に金沢まで辿り着けません。ワープの許可をっ!」
【艦長な俺】 「…やむを得ん…小ワープを許可する。」
【乗組員】 「艦長…ジョルダンによると…小ワープではもはや手遅れとの事です。」
【艦長な俺】 「…くっ。新幹線の使用を許可する。総員大ワープ用意っ!」(以上ヤマト風味)

 ま…要するに…大寝坊しました…(爆)

直前まで仕事と思っていたこの3連休、そう言えば勢いだけで宿を押さえていたんだった…時間的にあれこれルートを検討していたりすると全部特急やら新幹線を使う事態になりそうだったので特急「フレッシュひたち」で上野に出て、上野から新幹線で長岡へ…。2,300円で金沢まで行く予定が、13,290円の高級路線の電車の旅に化けました。まぁいいさ…俺様はなぁ…

「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」(…涙)

え~、そんなこんなで長岡駅前にワープ完了。花火大会で有名な長岡駅前には3尺玉の花火と打ち上げ台?のレプリカが展示してありました。これはデカイっ!

「長岡駅前 慈善釜」同じく駅前には「歳末助け合い慈善釜」なるものが。慈善釜とな。何か地域的な慣習と繋がりがあるのかな?調べてみようと思ってる。

長岡の街中を散歩していたら1時間半程の乗り継ぎ時間も少なくなってきたので昼飯を頂くことに。あれこれお店を巡ってみたんだが、ピンときたのがこちらの賑やかで無い方の駅ビルにあった海宝丸という飲み屋の昼のランチ。

【新潟県長岡駅】 海宝丸 「お刺身定食」【新潟県長岡駅】 海宝丸 店構え

お刺身定食という名前そのまんまなんだが…大きな甘エビ2匹付きの刺身にこれまた大きなあら汁、サラダにタラコやら何やらが付いて880円ってのはかなりお値打ち。こりゃ日本海側の海の幸も侮れませんな。

「快速くびきの2号」

長岡からは「快速くびきの」という古めの特急車両を使った快速で快適に西へ西へ。昼間とは思えない「どんより」とした景色を楽しみつつ(笑)…富山方面への乗換で降り立った直江津駅にて日本酒とアテを購入。

「直江津にて新酒と翁飴(おきなあめ)」新潟産の最も早い新米で仕込んだらしい新酒と御当地スイーツっぽい翁飴(おきなあめ)。翁飴は水飴を材料にした一品でして、ちと日本酒のアテとしては甘すぎたかも(笑)甘味としては程良い甘さで美味しいんだけどね。そんな訳でこれまた「どんより」とした日本海の風景を楽しみながら…電車に揺られ揺られて富山に到着。

富山と言えば富山ブラック(ラーメン)にLRT(路面電車?)、ホタルイカに白エビにシステマチックなレンタサイクル(かつて出張でやって来た時にお世話になりました(笑))あたりが有名な街ではあるが、残念ながらあんまり乗り継ぎの時間が無いので…

【富山県富山駅】 駅舎 「ますのすし」レギュラーサイズの「ます寿司」ゲット!

ます寿司は保存食という側面もあり、今回の3連休中に食えば良いという珍しい駅弁。しかもご飯が固くなるから冷やすなという注意書きまで頂いたのであった。

今回の旅の非常食として丁度いいなこりゃ(笑)

「金沢駅前の噴水」

そんなこんなで富山から鈍行に乗りまして…金沢駅へ午後7時過ぎに何とか到着。キャンセル料では無く宿泊料を無事ホテルに支払いまして…荷物を部屋にぶち込んだらもちろん赤提灯へレッツゴーっ!(喜)

【石川県金沢市】 とと家 「お造り盛り合わせ」【石川県金沢市】 とと家 店構え

金沢駅から結構歩いた場所に「とと家」という地元密着型っぽいお店を発見。今夜はこちらで一杯やりますか。カウンター席で酒とお造り盛り合わせを頂いたりなんかしていたら…

【石川県金沢市】 とと家 「高級魚キンキの焼き物注文に盛り上がる店内」何と!ボーナス出たのか何だか知らないが…男性二人組のお客さんからの高級魚「キンキ」の塩焼きの注文に沸き立つ店内(笑)いやぁ…このキンキでかいもんなぁ…さすがに高そうだ。一体幾らするんだろう?

そんな中、俺は俺で日本海側で捕れる高級魚と呼ばれる「ノドグロ」の塩焼きを注文していたのであった。久々の三連休だし、今夜は行っちゃうよっ!

【石川県金沢市】 とと家 「のど黒塩焼き」いやぁ…こいつもでけぇよ。。。肝心のお味は…もちろん文句なしっ!そして最終的なお会計的には…大して飲んでいないというのに赤提灯でまさかの「6000円」(えっ!?)俺の想像では、2500円位が「ノドグロの塩焼き」で加算されたっぽいなぁ…ま、我が国の経済を悩ませ続けている脱デフレのスタートは赤提灯からという事で今回は良しとしましょう。それに俺にはあの言葉があるではないか!今日は特急に乗ったし、新幹線にも乗ったし、高級魚ノドグロも食ったし…

「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」(…涙)

会津若松市街を散歩など… 「やってはならぬ やらねばならぬ」

会津若松駅ロータリー

昨日は楽しく飲んだ関係で若干二日酔い気味。そんな訳で今回ものんびりと会津若松駅のロータリーを眺めながらフジグランドホテルの朝飯を頂くのであった。今回は平和だけど結構雪積もってるな。

【福島県会津若松市】 駅前フジグランドホテル 「洋朝食」

前回のソーセージの方が個人的には好みだったが、これはこれで美味しく頂いたのでありました。それから選挙一色の地方紙「福島民報」を読みながらコーヒーを飲んだりして…チェックアウト時間ギリギリにいざ出撃。

毎度毎度ダイヤが乱れる磐越西線一応、駅に行って電車の運行状況を確認してみると…何やら強風で磐越西線のダイヤが乱れているらしい。う~ん。。。市内を巡回する観光バス「ハイカラさん」と「あかべぇ」を使ってさざえ堂でも見物しようと思っていたが、何やら危険な香りがするので軽く市内を散歩して帰る事にするのであった。しかも二日酔い気味のため、本来これを食うためにやって来たはずの巨大な「むらい食堂のソースかつ丼」は朝の時点で諦めている俺…このままでは遠路遙々会津若松までやって来て、酒を飲んだだけになってしまうではないかっ!

ま…俺の行き当たりばったりな旅なんて、バイクでも電車でも毎回こんなもんである(爆)

野口英世青春館野口英世像

野口英世青春館を「外から」眺めたり、野口英世像を眺めたりしつつ、会津若松の隣駅の七日町まで散歩して戻ってきた。

あいづっこ宣言

途中、商店街の途中に「あいづっこ宣言」なる立て札が。何々…「やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことはならぬものです」かぁ…中々どうして何気に深い言葉だな。それに韻の踏み方が俺好み。

会津の雪 ソフトクリーミイヨーグルト会津若松駅のコンビニでは「会津の雪 ソフトクリーミイヨーグルト」なるものを購入。飲むヨーグルトなのは直ぐに分かったが、振ってみても全然中身がかき混ぜられている気がしなかったので早々に諦めてストローをぶっ刺して吸ってみた所…

…全然飲めねぇよっ!これ中身固まってるまんまだろっ!…(涙)

どうやら諦めずに「振らねばならぬ」一品だった模様。仕方が無いので…何処かのメーカーの「吸引力の変わらない ただひとつの掃除機」並みの吸引力を発揮し続け…近くに居たタクシーの運ちゃんに「兄ちゃん…大変そうだなぁ…(笑)」などと茶々を入れられつつ…

完飲!(爆)

会津の雪ソフトクリーミイヨーグルトめ…次に会った時には「粉々に粉砕するまで振り続けて秒殺してやっから覚えとけっ!」

注)こういうくだらない理由が全国各地再訪の原動力になってます…(アホ)

「八重の桜」広告付き電車会津若松市内では、来年の大河ドラマ「八重の桜」を程良く宣伝していたのが印象的。ちなみに第一話のタイトルは…「ならぬことはならぬ」だそうな。

ふっ…俺ってもしかして時代の一歩先をリードしてる?(自慢してはならぬ…)

本当は郡山から磐越東線を使っていわき経由で戻るつもりだったんだが、猪苗代湖周辺では電車の車体が傾くのが分かる程の横風が。事前のアナウンス通りの超ノロノロ運転で郡山に着いたのは運転本数の少ない磐越東線が行ってしまった遥か後の時刻。結局…行きと全く同じ水郡線を使って水戸経由で帰宅の途に…

【福島県郡山駅】 駅弁 「福島牛牛めし(外観)」【福島県郡山駅】 駅弁 「福島牛牛めし(中身)」

 もちろん転んでもただでは起きないタイプなので、郡山駅で「福島牛牛めし」なる駅弁を買って美味しく頂いたりして乗車時間3時間以上の水郡線を乗り切ったのであった(笑)

遠出した割には衆議院選挙の特番に余裕で間に合う時間に帰宅しまして…選挙速報の観戦開始。選挙結果に対してはそれぞれ御意見があるだろうが、結果はともかくとして今の我々に突きつけられた状況をこれほどまでに的確に表現した言葉が果たして他にあるだろうか?

 

やってはならぬ やらねばならぬ

ならぬことはならぬものです

青春18きっぷで何となく会津へ…その前に期日前投票など

日立市役所 期日前投票所

今週末は何となく会津若松に行って一杯やりたい気分になったので青春18きっぷで出掛けてきたのであるが…日曜日のまともな時間に帰ってくる保証が無いのでまずは期日前投票へ向かうべく日立市役所へ。

ガスト 「ボリュームモーニングセット」

ついでとは言うものの青春18きっぷを投票に使うなんて初めてかも(笑)投票時間までまだあるので、最初は日立駅のシーバーズカフェでお洒落にキメるつもりだったのだが開いていなかった…(涙)どうやら開店時間を間違えたっぽいので市役所手前のガストでボリュームモーニングセットのライス大盛りを朝っぱらから注文。各席に置いてある無料の新聞を読んでみると、当然の事ながら記事も広告も選挙一色。

まぁ、今更投票する候補者やら政党を変える気はさらさら無いので一通り目を通して投票所へ。地域によってもちろん違いはあると思うが、昔の期日前投票だと完全手作業で名簿との照合をしていたような気もするけれど…バーコードでピッとやって照合完了。

投票用紙は雨中でも大丈夫な地図に採用されている事で有名なユポ紙らしきもの。ささっと記入して投票箱へポン。まぁ投票というと聞こえはいいが、早い話が「多数決」を大の大人が真顔でやっているってだけな一面もあるので、結果を見てあれこれガタガタ言う子供みたいな大人にはなりたくないもんである。

まぁここいら辺は開票結果を知った上でこの記事書いてるからってな事情もあるんだが…(爆)

真面目な話、細かい事はともかくとして…いい世の中になってもらいたいものである。

そんな訳で無事に投票を終え日立駅に戻ってきたのだが運転本数のやたらと少ない磐越東線の午前中の列車には既に乗れない事が確定(笑)あんまり良く考えずに大回りではあるが水戸経由の水郡線で郡山へ向かう事にするのだが…水戸駅に到着して判明したのは…次の水郡線「86分待ち」という逃れられない事実。

…これじゃぁ磐越東線使ったのと全然変わんねぇじゃねぇかっ!(爆)

【茨城県水戸駅】 ミルクスタンド 「ミルクおしるこ」乗り降り自由な青春18きっぷ利用なので…本屋やらビックカメラを冷やかして、個人的お気に入りの水戸駅のミルクスタンドで「ミルクおしるこ」なるものを頂いた。確かにホットミルク+小豆のこの組合せは鉄板かもしれないなぁ。ご馳走様でしたっ!お店のスタンプもかなり貯まってきましたよ(笑)

そんなこんなで11:14の水戸発郡山行きに乗り込んで…3時間以上ディーゼルエンジンに揺られ続けて14:41の定刻通りに郡山に到着。

ちょっと郡山を散歩しようかとも思ったが、一番早くやってくる14:51発の磐越西線に乗ってしまえば飲みに行くのに丁度いい時間帯に会津若松に到着するらしいのでそのまま磐越西線へ。田んぼや畑が真っ白に雪化粧している猪苗代湖周辺の車窓を楽しみつつ…16:08の定刻通りに無事会津若松駅へ到着。

会津若松駅車止め

ふむふむ。いたって平和な会津若松駅の光景である。ちなみに一晩で1メートル近い積雪を記録して会津の交通機関が完全に麻痺(何と300台程の自家用車やトラックが国道に24時間以上閉じ込められた…)2010年12月25日の会津若松駅の模様がこちら。

「雪に埋もれた会津若松駅の車止め」どうやらあの時はやっぱり異常だったらしいな…(汗)

会津若松駅改札会津若松駅

赤べこにちなんだ「赤」が多い駅構内を抜け、前回も泊まった会津若松駅前にある「フジグランドホテル」へ荷物をぶち込んで…それでは赤提灯へGo!(喜)

【福島県会津若松市】 よしむら 店構え【福島県会津若松市】 よしむら メニュー

ホテルでもらった盛り場マップ?的なものによると…個人経営の雰囲気を感じる焼鳥屋が近くにあるっぽいので今回はこちらに伺う事に。会津若松駅から凍結した雪道を歩く事5分程の場所にある「よしむら」というお店で~す。

引き戸を開けて店に入って覗き込むと…15人程座れそうなL字型のカウンター席+お座敷という典型的な赤提灯の光景が。これなら問題無さそうですな。しかも席に着くと今日のメニューがビラの裏に手書きという願っても無い展開(笑)

外はさすがに寒かったので、取りあえず芋焼酎のお湯割りを頼んで飲みながら眺めていると、目の前で本日のお通しを調理中。で…やって来たのがこちら揚げ出し豆腐の餡かけバージョン。

【福島県会津若松市】 よしむら 「揚げ出し豆腐(お通し)」これはもはや一品料理の領域なのでは?ってな質&量のお通しだった。だって餡の部分は直火じゃなくって生真面目に湯煎してあるんだぜっ!?

【福島県会津若松市】 よしむら 「栃尾揚げ&寒ブリ刺身」ツマミに頼んだ寒ブリの刺身に新潟名産の栃尾揚げがこちら。この盛り付け方、どう考えても本物の料理人が作っているだろ!?…とビックリしていたら、左隣のお隣のおばぁちゃんが色々と解説して下さった。

なるほど…この店のマスターはかつて東京のレストランで腕をふるっていて、親父さんの病気の関係で会津に帰っていらっしゃったって事ですか。それから忙しいお店を今手伝っているマスターの娘さん、幼少時代は何とこのおばぁちゃんが営業時間中あやしていたとな。

この店の歴史に触れた後は、右隣のおじさまから「兄ちゃん、なまこいける口か?」と薦められ、赤なまこをコリコリ頂きつつお話開始。(しかもこの赤なまこ…「持ち込み」だったりする(笑))

どうやらこの店のカウンター席に座っているのは全員コアな常連さんらしく、40歳の俺をしても更に年上な方が多数(笑)…当然の事ながら若造である俺の事を「若者」として扱ってくれる事が実は心地よい。皆、俺に何かを託すというか、俺を諭すというか…皆さんそういう語りっぷり。しかも衆議院選挙前日という事もあり盛り上がりまして、結局閉店時間の夜10時頃まであれこれお話をさせて頂いた挙げ句、〆のラーメンまでも御一緒させて頂いたのでありました。

【福島県会津若松市】 よしむら 店内の様子そう言えば…「あんたの隣にいた○○さん、○○の取締役なんだぞ?」と最後に何度も言われたりもしたんだが…

ふ~ん…ま、多くても「3へぇ」位だな。ありゃタダの酔っ払いのおっさんだろう?(爆)

…そんなこんなで会津の飲んべえの皆さん、楽しい夜をどうもありがとうございましたっ!もちろんまた伺いますので!