雪の降るまちを ~青春18きっぷで行く会津若松(前編)~

雪の鶴ヶ城

金曜の夜からチビチビ酒を飲んでいて…夜中の三時にふと気が付いた。あれっ…もしかしてもう青春18きっぷが使える季節なのか。当初は先週火入れをした「笑’s B-6君」を持って近所の砂浜で焼き牡蠣でも食って過ごそうと思っていたのだが急遽予定変更。最初に頭に浮かんだのが会津若松にある「むらい」の巨大ソースかつ丼だったので行き先は会津若松に決定。じゃらんで会津若松駅前にある毎度お馴染みのビジネスホテルに予約を入れて準備完了。そのまま寝ずに常磐線の始発に乗り込んだところまではいいのだが…

隣駅に着く前に、何故か電車が急停車…へ?

てっきり嵐のような天気は昨日だけかと思っていたら今朝も続いているようでして、しばらくの間は徐行と停車の繰り返しで全く前に進まず。結局、磐越東線に乗り換えるいわき駅に着いたのは、数少ない磐越東線が出発してしまった後。さてどうすっかなぁ…と思ったら「磐越東線に乗り換えのお客様はこちらへ集まって下さ~い!」と駅員さんの声が。で、駅員さんと一緒に駅前ロータリーに向かいまして…

青春18きっぷでいわきから郡山までタクシーに乗車

だから何でいっつも青春18きっぷでバスやらタクシーやらに乗る展開になるんだよっ!(爆)

そんな訳で郡山までJR手配のタクシーに揺られて郡山駅に8時30分過ぎに到着。道中爆睡していたので全く記憶が無い(笑)ま、そんなに急いでいる訳でもないので朝飯を。

【福島県郡山市】 郡山駅 杜の香り 「パンケーキセット」以前も食べた事のある、郡山駅の「杜の香り」というお店で「パンケーキセット」をパクつくのであった。いや~朝っぱらからのバターの甘みはやっぱたまらんね。ご馳走様でしたっ!

郡山からは磐越西線で会津若松へ。ただ磐越西線も強風の影響で大幅にダイヤが乱れていて、止まったり徐行したりの繰り返し。そんなこんなで11時40分過ぎに会津若松駅にようやく到着。結構時間掛かったなぁ…ま、俺の旅ってのはこんな感じが丁度いいんだけどもね(笑)

会津若松駅前の赤べこと飲むヨーグルト「会津の雪」

会津若松駅では前回苦杯をなめた飲むヨーグルト「会津の雪」を買い込んでひたすら振りまくりつつ、ソースかつ丼屋「むらい」へ歩いて向かうのだった。そんなこんなで歩きながら10分間程振り続けた「会津の雪」、ストローをぶっ刺して飲んでみたところ…う~んまろやか…ってか…

今回は振りすぎて普通の飲むヨーグルトになってしまったではないか…あぁ…(アホ)

小1時間程雪の積もった歩道を歩いて「むらい」へ到着したんだが、この店のソースかつ丼登頂の模様は次の記事にて。

「むらい」で昼飯を頂いた後は会津若松観光代表スポット「鶴ヶ城」へ。冒頭の写真の通り城内雪だらけ。広大な芝生のエリアは山のように雪が積もっていて近づく事すら出来ない程。でもこのお城、雪の季節もいいもんだね。

【会津若松】 大河ドラマ館

雪化粧している鶴ヶ城を堪能した後は、NHKの大河ドラマ「八重の桜」にちなんだ展示があるらしい「大河ドラマ館」へ。鶴ヶ城のお堀のすぐ近くにあるのでお城見物の後にそのまま歩いて行けます。そんな訳で鼻歌交じりでのんびりお散歩。

雪の降るまちを~雪の降るまちを~♪

が…急に吹雪いてて息をするのが苦しい程の荒れ模様の天気に。。。あれっ?今日ってこんなに天気悪いんだったっけ?鼻歌が止まり…段々ムカついてきまして…ついに爆発。。。

「石原良純~~っ!責任取れやっ!」(お約束)

新島八重マスコットキャラクター「八重たん」大河ドラマ館」の入り口では新島八重のマスコットキャラクター「八重たん」がお出迎え。残念ながら館内は撮影禁止(一部OKな場所もありますが)だったので写真は無し。今回久々に見ている大河ドラマ「八重の桜」なんだが、ドラマでは伝えきれない内容(時代背景やドラマ撮影の裏側などなど)が盛りだくさんなので興味のある方は是非。スペンサー銃の体験コーナーやら何やらを楽しんだのでありました。ちなみに開館期間は来年1月14日まで。

大河ドラマ館から会津若松駅前までこれまたお散歩。俺は散歩好きなのでひたすら歩いたけれども、市内を循環している観光バス「ハイカラさん&あかべぇ」を利用するのが一般的だし楽かな?

吹雪いている中を会津若松駅前までテクテク戻ってきまして、荷物をビジネスホテルへぶち込んだ後は当然の事ながら飲み屋へGo!(喜)

【福島県会津若松市】 よしむら 「お通し」【福島県会津若松市】 よしむら 店構え

前回会津若松へ来た時にも飲んで完全にお気に入りになった赤提灯「よしむら」へ。3ヶ月ぶりの訪問ではあるが、カウンター席には前回見掛けた常連さんの顔多数(笑)

お通しはカニ汁。ハマチの刺身に湯豆腐、お隣さんのボトル焼酎やら焼き鳥を頂いたり(笑)なんかしてご馳走様。ホントはもっと色々頂きたかったんだが…とにかくお腹が張ってて食べられない&飲めない状態なので、残念ながら2時間程で今回は撤収。

昼の激重ソースかつ丼が…(次の記事に続く)

グッドモーニング名古屋! ~さらば今回の旅の相棒よ…編~

【愛知県名古屋市】 シャポーブラン サンロード店 「モーニングバイキング」【愛知県名古屋市】 シャポーブラン サンロード店 店構え

名古屋と言えばホームにある立ち食い蕎麦屋の「きしめん」も旨いと有名だったりするんだが、今回は名古屋と言えばこれまた有名なモーニングセットを頂いていく事に。

まぁ実際の所、コーヒー一杯を頼んだらあれやこれやと大量の付け合わせ?を出してくるのは郊外のお店だったりするらしいのだが。まぁこう言うのは雰囲気を楽しめれば良かったりもする訳でして…個人的に苦手な地下街にある(名古屋の地下街って、曲線部分があったりして方向感覚が保てない…)シャポーブランというお店のモーニングバイキングを頂くのでありました。

そう言えば前回名古屋でモーニングを食べたのは、夕方5時までモーニングセットをやっているという、もはや何がモーニングなんだか良く分からない有名店だったな(笑)

こちらのお店は480円でパンが食べ放題になるお店でして、叔母様方が飲んでいた紅茶の方がコーヒーよりも量が多そうだという理由で紅茶を選択(笑)飲み物の注文の後は小さなバイキングコーナーでパンをお皿に載せまして…ゆで卵も1個取ってスタンバイOK。程なく紅茶も到着して食べ始めた訳ですが…う~ん。。。バイキング形式で無くって良いから、サラダ的な何かが欲しい所ですな。

俺、朝飯にはうるさい方でして…(普段朝飯なんて食ってねぇだろ…)

パンを食べながら今日の予定を考える訳だが…名古屋城は出張でガッツリ見物した事がある。そうなってくると名古屋市科学館かトヨタの産業技術記念館(トヨタが自動車では無く繊維製造会社だった頃からの展示があるらしい)辺りになるよなぁ。でもどちらもガッツリ見ると(と言うか見るならそうしたい)新幹線で帰る展開になりそうな気もするし。

今回は初日飛ばしたからなぁ…(特急+新幹線+ノドグロ…あぁ…)

そんな訳で、鈍行電車の途中駅で楽しめる事を思い浮かべると…まず最初に思い浮かんだのが浜松の餃子。これはいいね。確か俺、浜松市内で食った事があるのは海老フライカレーとかいう御当地感0のものだけな気がするし(笑)

他に何かあったかなぁ…とあれこれ思い出しながらパンを頬張りつつ紅茶を飲んでいると…

あ゛~っ!豊橋駅の「いなり寿司」が食いたいぞ~っ!

うんうん、あれは旨いよね…是非とも食べたいよね…

こんな感じに朝飯を食いながら昼飯を思い浮かべてニヤけ続ける俺なのであった…(爆)

柳橋中央市場そう言えばホテルから名古屋駅に向かう途中で柳橋中央市場ってな市場を通ってきたんだが、名古屋駅の至近距離にこんな場所があったのね。早朝見物&朝飯が出来る場所もありそうだし、名古屋にはまた改めて来る事にしましょうか。

*結局名古屋でやった事と言うと…前夜の飲みと朝のモーニングセットだけ?…(爆)

【愛知県豊橋駅】 稲荷寿し【愛知県豊橋駅】 稲荷寿し

名古屋駅から東海道線の鈍行(快速だけど…)に乗り込んで東進開始。途中豊橋駅の乗り替えでは待望のいなり寿司をもちろんゲット!ロングシートの車内ではありますが…電車に揺られながら美味しく頂いたのでありました。いや…ホントにコイツは旨いんですっ!

~その後…半分寝ながら本を読みつつ…熱海へ到着~

そんなこんなで東西にクソ長い静岡県の東の端っこ熱海に夕方到着。

ます寿司と友に熱海駅にて電車旅の個人的定番、ドンケのバッグと熱海駅で記念撮影。ドンケのバッグの前にいるのは富山駅で買った「ます寿司」ですっ!今回の旅の俺の相棒。電車の暖房にもろに当ててしまうと痛みそうだし…冷やしすぎるとご飯が固くなりそうだし…という訳でいつも心の片隅にいたんだよ。

金沢の兼六園を共に歩き、名古屋の地下街を共に迷い、名古屋へ再び来る事を共に誓い、金沢の居酒屋での支払い額に共に泣き

…そんな日々を描きな…♪ (コブクロの歌をパクるなっ!)

今のは照れ隠し。「僕は君に…太平洋を見せてやりたかったのさ」(後付けの男のロマン)

熱海駅「たこ棒」熱海駅「たこ棒」

熱海駅前の無料足湯

ま、そんなヨタ話はともかくとして、熱海駅前ではたこ棒をかじったり足湯を楽しんだりなど。熱海ってのは一度のんびりやって来てみたい観光地の一つだよな。

熱海から東京方面へは列車の本数が物凄く増えるので気楽なもんだ。適当な快速アクティーに乗り込んで東京へ。

アメ横 フルーツ屋【アメ横】 みなとや 「特盛丼&味噌汁」

毎度の事ながらアメ横で100円のパイン串を食い、向かいの「みなとや」で晩飯代わりの特盛丼を食って帰途につくのでありました。いや~のんびりしてていい旅だったな今回も。

 

*追伸 帰宅後、相棒と別れるその瞬間がついにやって来ました。。。

【富山】 ます寿司(外観)【富山】 ます寿司(中身その一)

パッケージを開けると…こんな感じに締め付けられている相棒。直ちに救わねばなりません。

【富山】 ます寿司(中身その二)【富山】 ます寿司(中身その三)

ようやく本来の姿に戻ってくれました。

【富山】 ます寿司(中身その四)【富山】 ます寿司(中身その五)

 ます寿司の表裏は笹を開けた時に鱒が表に来るタイプと裏に来るタイプがあるそうで、今回購入したます寿司は裏に来るタイプ。そんな訳で画的に一部分をひっくり返してみたのがこちら。

富山から共に歩んできた相棒は3日間の熟成期間を過ごしてきた訳で…パクッ!(旨いっ!)

兼六園で金沢和菓子巡りクーポン&室生犀星からの名古屋行き…編

兼六園 「徽軫灯籠」

どう言う訳かバイクで通りがかる度に大雨に見舞われて…まともに見物した記憶といえば遙か昔の原チャリツーリング以来という金沢の兼六園を散歩。冒頭の写真は兼六園の名所「徽軫灯籠(ことじとうろう)」。

まぁ有名処の写真をあれこれ紹介しても仕方が無いので、来年(平成25年)3月末まで行われている「金沢和菓子めぐりクーポン」を使って食べ歩いた時の模様などを。

昨日金沢駅で市内観光のパンフレットを物色していたら「金沢和菓子めぐりクーポン」なるものの存在に気が付きまして…。何々…たった500円で金沢市内12ヶ所の甘味処の中から4ヶ所で和菓子を頂けるとな。

「和菓子の周遊券」キターっ!(超甘党な俺)

んな訳でもちろんこの話に乗っかりまして、兼六園内外の甘味処巡り開始。

金沢和菓子めぐりクーポン 「見城亭」一軒目は兼六園の入り口近くにある見城亭にて一品目。さつまいもを使った和菓子に、金沢らしく金箔入りのお茶の組合せ。ちなみに「金沢和菓子めぐりクーポン」は最初のこちらのお店で買ったのでありました。

金沢和菓子めぐりクーポン 「寄観亭」二軒目は兼六園入り口すぐにある寄観亭にて、草餅団子にあんころ(餅が無いとあんころ)に、これまた金箔入りのお茶。二軒目にして、既に500円に見合った満足感を堪能中。こりゃいいや。

金沢和菓子めぐりクーポン 「兼六亭」三軒目は兼六園の中にある国内最古の噴水前にある「兼六亭」にてアンコ満載の和菓子にお抹茶を。なるほど…国内最古の噴水があるから、金沢駅前に噴水のオブジェがあった訳ですか。

金沢和菓子めぐりクーポン 「兼六亭」ちと露出の関係で飛んでしまった「徽軫灯籠」を模した和菓子のアップがこちら。薄皮の中は全部あんこ。甘党にはたまらない一品です(笑)

金沢和菓子めぐりクーポン 「堤亭」四軒目(最後)はこちら「堤亭」にてみたらし団子にあんころにお茶。そろそろお昼時という事もあり、お蕎麦やら何やらを食べている家族連れの皆さんと一緒に温々な2階の大広間で頂いたのでありました。

和菓子4品頂いて500円は間違いなくお値打ちです。こりゃ文句なしにお勧めです!

 

和菓子を堪能し兼六園を後にして散歩していると、街角の地図に「室生犀星記念館」なる施設を発見。そうか…室生犀星の生まれ故郷ってのはここ金沢だったのか。犀川沿いの「犀星の道」なる道を歩いて記念館へ向かう。そうそう、室尾犀星ってのは…

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

のフレーズを紹介すれば分かってもらえるかな?ただ…室生犀星ってのは確か故郷を賛美する人生を送ってきた訳では無かったような…などとぼんやり考えながら「室生犀星記念館」へ到着。

「室生犀星記念館」

小さな記念館の常設展では室生犀星の原稿やら愛用の眼鏡が展示されていたりするのだが…たまたまやっていた 「家族への手紙」という特別展がたまらない。葉書に筆一本で書いたであろう子供向けの絵に添えられた「ネコ」の文字とか。以前伺った軽井沢の別宅から送られた葉書の内容とかを読むからに…結構子煩悩だったらしいですな(笑)

実は金沢のちょっとマイナーな文化施設16施設を巡れる「金沢文化施設 共通観覧券」なるものを最初に薦められたんですが…今回は青春18きっぷ利用で名古屋に向かわなければならない事情も有り断念。ま、また来ますんでその時に!

金沢の裏通り金沢ってのは裏通りに魅力がありそうだな?なんて思いつつ、15:00発の鈍行電車で名古屋方面へ。強風が吹き荒れてまして電車のダイヤが滅茶苦茶に…

~とはいいつつ、手持ちの本を読んだりしながら鈍行列車の旅を堪能~

【福井県】 敦賀駅 「にしんそば」敦賀駅の立ち食い蕎麦屋では「にしんそば」を頂いたり(にしんそばって京都周辺でしか見掛けないよな。)

…結局名古屋に着いたのは21:00過ぎ。もちろんそのままおとなしく寝る訳は無く…

名古屋の居酒屋にて 「どて煮」名古屋の居酒屋にて 「手羽先」

名古屋の大衆居酒屋にて「どて煮に手羽先」をつまんだりしながら夜を楽しむのでありました…

赤味噌最高っ!(喜)