それ行けJR最南端! 「なのはなDX号で指宿へ」

え~、鹿児島旅行出張二日目のメインイベントがついにやってきた。JR最南端の「西大山駅」目がけて電車でGo!な訳だが、仕事の開始時間と、やたらと運転本数の少ない指宿枕崎線の指宿以西の兼ね合いを考えつつ、指宿で一っ風呂浴びる為には…

9:27 鹿児島中央発 指宿行き(なのはなDX1号) → 10:20 指宿着

~指宿にて3時間程の自由時間~

13:17 指宿発 枕崎行き → 13:35 西大山着

14:18 西大山発 指宿行き → 14:36 指宿着

14:41 指宿発 鹿児島中央行き(なのはなDX6号) → 15:35 鹿児島中央着

この組み合わせしか無いんだよなぁ。

しかも何かの拍子に電車が動かなくなったりした場合、タクシーでも呼んで自腹で時間的なつじつまを合わせなければならないという、珍しくお気楽極楽路線とは程遠い覚悟で臨んでいるのだが…

ま、ダイヤが乱れるまではやっぱりお気楽極楽な訳なんですが(笑)

冒頭の写真はこれから乗り込む「なのはなDX1号」。イメージカラーの「黄色」が眩しいと言いたい所ではあるが…正直言って薄汚れている感がするんだが…。まぁ乗ってる時には見えないんだから気にすることはないっ!等と言っているから、自分が乗っているバイクも汚れっぱなしな訳ですな(汗)

こちらは指定席車両の写真。真ん中に写っているのは海側を向いている観覧席?です。とりあえず自分の席に座ってみましたが…ほほう…事前情報で知ってはいましたが、確かにこの座席、見てくれは観光気分になれますが、座り心地というかリクライニング不能で背もたれがほぼ垂直に固定ってのはあんまり嬉しくないですなぁ(汗)

しばらく自分の座席に座って発車を待っていると、どうやら指定席のお客さんは自分も含めて6名足らずの模様。皆さん自分の指定座席に座って行くようだったので、指定席車両中央部にある観覧席に終始座らせてもらいました。

その後定刻通りに鹿児島中央駅を出発し、鹿児島市内を抜けてしばらくすると、目の前に鹿児島湾の風景が広がるんですが…静岡県の伊豆急行で感じるような風光明媚さが無いのがちと残念と言えば残念かな。もう少し抜けるような青空が広がっていたりしたら、また違った印象だったのかもしれません。でもまぁ普通の座席とは違った気分で車窓を眺められるので、この席はお気に入りだな。

この窓から外を撮ると窓自体が青みがかっているんで、うまく撮るのが難しい。小海線もそうだったよなぁ。Photoshopとかで多少いじると見た時のイメージ通りに修正出来るものなんだろうか?今度やってみよう。

そんなこんなで50分程の電車の旅を楽しんで、温泉地として有名な指宿へ到着です。指宿駅前は3/12の九州新幹線全線開通と同時に運行開始になる「指宿のたまて箱」という特急電車歓迎一色になってまして、駅前には沢山の菜の花が飾られています。

駅前広場を撮っていると、稚内駅から3074キロと刻まれた記念碑を発見。う~ん…感慨深い。

ところで駅を飾っている菜の花は、よそから持ってきた感がどうしても漂いますが、線路の沿線に菜の花が沢山咲いてました。

さて、駅前散策はこれ位にして指宿の街を散歩しますかね。

JR最南端の駅へ向かう前に…何故か鹿児島市電乗り潰し

鹿児島旅行出張二日目の今日は、指宿枕崎線にあるJR最南端の駅「西大山」目指して、途中の指宿までは行き帰りともに特別快速「なのはなDX 1号&6号」に乗って行く事に。どの程度混むのかがさっぱり分からなかったので、行き帰り共に確実に座れることだけは保証される「指定席」を昨日のうちに買っておいた訳だ。ただ、直接鹿児島中央駅に向かうにはまだ早すぎるので、鹿児島市内を走り回っている市電(路面電車)にでも乗って西郷さんの像でも見てこようと企んだ所まではいいのだが…

イマイチ西郷さんの像の場所をまともに把握していないことに加え、ビジネスホテルから程近い市電が3方向へ分岐する分かりにくい駅「高見馬場駅」から乗ろうとしたため、乗り場がT字に3カ所(ホームは各方面にあるので計6カ所)有るという、山勘頼りに適当に乗り込んだら1/6の確率でしか正しい方向へ行けないという難しい局面に出くわした。暫し考えまして…正解と思われるホームから市電に乗り込み、車内放送と車内の路線図を見比べた結果…

マーフィーの法則通り…明後日の方角へ進んでいる事が判明…(爆)

まぁ正しい市電にもう一度乗り直すほどの目的意識は無かったりするので、ものは試しに終点まで行ってみますか。そうそう、この市電に乗っていて一つ驚いたのは30人程乗客が乗っていたのに、鹿児島中央駅で誰一人として降りなかったこと。基本的に日常生活的には鹿児島市内で完結してるって事なのかな?まぁ小中学生も多かったからってのもあるのかも。

時間的にちょうど登校時刻なのか、とある駅に着いたときは降りていく小学生がずらっと出口に向かって並びまして、さながら「スクールバス」のような光景になっていて微笑ましかったなぁ(笑)

その後「工学部前」という何やら男臭そうな聞き覚えのある駅を通りまして…「脇田」という駅がこの車両の終点の模様。今回乗り込んだ市電の車両は結構古いようでして「脇田駅」が近づいてきたと思ったら、おもむろに立ち上がった運転手さんが行き先表示の変更を行う巻取り機のハンドルを右手でぐるぐる廻しながら左手で運転してました。熟練の「ワザ」を見た気がしましたな(笑)

冒頭の写真の「鹿児島中央駅」近辺の市電は線路部分が緑化(芝生)されていたり沿線に花壇があったりとほんわかした雰囲気なんですが、この「脇田」近辺の線路は石を敷いてある普通の電車の線路でして、街中での親しみやすい雰囲気とはこれまた違った感じです。それにしても市電の走っている街ってのは、風情があっていいもんですなぁ。
降りては見たものの特に観光をするような場所でも無さそうだったので、やって来た方向へ向かう市電に再度乗り込みます。この方面への市電は鹿児島市内中心部へ通勤している方々であっという間に埋まり、「交通局前・天文館・市役所前」に到着する度にお客さんが降りて行きまして…市役所前から先、乗客は自分一人だけ。
本来の目的だった西郷さんの像は、確かこの辺りで空港から鹿児島市内へ向かう高速バスの車窓から見た気がするので、明日にでも来ることにしますかね。

そんなこんなで市電の北側の終点「鹿児島駅」へ到着です。上手い具合に3つのホーム全部に止まっていたので写真を撮りつつ、今度は間違えないように「鹿児島中央駅」へ向かう市電に乗り込みました。それにしても鹿児島の市電ってのは車両の種類がやたらと多い印象です。それぞれの運転台の作りが皆違うように見えるんだけれど、それぞれ免許が違ったりするんだろうか?

ま、何だかんだ言っても南の端っこの少しの区間以外は鹿児島の市電を乗り潰したことになる訳でして…鹿児島中央駅に着く頃には路線図やら分岐の方向などを、ほぼ把握しつつありました(笑)

【結城市】 手延べラーメン カーター 「パーコーメン」

取手から常総線に乗って下館までやってきて、水戸線で結城へやってきた。昔から気になっていた「手延べラーメン カーター」へ。栃木の「祇園」と同じく「バン!」と麺を板に打ちつけて伸ばしていくらしい。開店までまだ少し時間が有ったので、近くの100円ショップで時間を潰しまして、17時過ぎに入店です。

一応壁に張られているメニューをざっと眺めますが、入店前から「パーコーメン」に決めてましたのでこちらを注文です。出来上がりを待っていると厨房の隣にある麺打ち部屋へマスターが現れまして、バン!…バン!…と豪快な音をさせながら麺を延ばし始めました。祇園よりも狭い空間で麺を打っているからか、こちらのお店の方が音が響きますな。一人前の麺を打ち終えたマスターは再び厨房へ消えていきまして…さらに少々待って注文の一杯が到着です。注文を受けて麺を打つ関係で待ち時間は結構長めですが、普通のお店では聞く事のない独特な音を楽しみながら待ちましょう。それではスープから頂きま~す!

なるほど、結構あっさりした醤油スープですな。スープ自体はあっさりしてますが、上に載ったパーコーからの脂がスープの表面に広がっていてコクがあり、結構コッテリ目に感じます。お次は手延べの麺にいきますと、一目で手延べと分かる不揃いさ。ただ、祇園はパスタのような丸い断面のエッジの無い麺でしたが、こちらの麺は一応エッジがあったりします。最終的に伸ばす時にも打ちつけてるからなのかな?麺の太さは中細麺で、やっぱり表面は独特な食感です。歯応え的にはかなり軟らかめな仕上がりなんで、かたい麺が好みだったりする方には向かないかもなぁ(汗)

具はドンブリ半分を埋めるでかさのパーコー(排骨)に、刻みネギとホウレン草とメンマ。スープを吸ったパーコーの衣も自分好みで嬉しい限り。昼に食べた取手の「鎌倉山」に続き、こちらのお店のドンブリも結構大きめでして、軽めなラーメンの大盛り位の量があります。パーコーを堪能しつつ食べ進めまして…もちろん完食です。

食べ終わった余韻に浸っていた所、テレビで笑点の大喜利が始まりまして…腹黒いキャラで有名な楽太郎(今は三遊亭圓楽なんだっけか?)が冒頭の挨拶で、何とタイムリーな事に、ユネスコの無形文化遺産に登録された「結城紬」をネタにしていた。なるほど…茨城県と栃木県の県境間近と言う事もあって、小山市側(栃木県)でも結城紬を作ってるのか。しかしまぁ、小山側もヨイショして見返りを期待するあたり…

…やっぱり腹黒いよなぁ…(爆)

まぁそりゃそうと、今度もう少し早めの時間に来て結城紬を見てみる事にしますかね。その時にまた伺いたいと思います。手延べラーメンも旨かったんですが、地元の方が食べていた定食も旨そうだったんで次回はちと悩みそうですが(笑)ご馳走様でしたっ!