襟裳の春は~♪ ~霧と無敵食堂と愉快な面々編~

温泉の森キャンプ場にて温泉の森キャンプ場にてお目覚め。雨とまではいかないが霧雨が凄い。のんびり今日の空模様のチェックをしていたら、NC700X仲間のお二人が先に出発。「若いの!先に襟裳岬に行ってるからな~っ!」

襟裳岬へ向かうお二人いや~俺より全然年上なのにお二人とも若いやね(笑)

待っていてもテントが干せるような状況にはならないので俺も撤収開始。まぁここまで来たら行き先は襟裳岬一択な訳でして。

結構長い間、目の前に競走馬運搬車がとっても安全運転で進んでいたんだが、あまりにも霧が凄くて追い越し禁止で無い場所でもぶち抜けず結果のんびり運転。

襟裳岬の駐輪場にてでまぁひたすら霧雨の中を南東に下り続けまして、襟裳岬だけ晴れなんて奇跡は起こらずに到着。

えり~もの~春は~何も無い春です~♪(C)森進一

ってかここそもそも春なのか?冬のような寒さなんだが。ちなみに先に出発したNC700Xのおじさま二人も到着済み。6台位のバイク野郎(全員おっさん)が来ていたんだが、あまりの霧の深さにあんまり散歩する気分になれないみたい。俺は俺で寒いと腰が痛いのであんまり出歩かず、トイレ休憩の後は何軒かあるお土産物屋さんの中の一軒「無敵食堂」へ。

昔ここに来た時はエンドレスで襟裳岬が流れていたような…などと思いつつ、軽くお土産物を物色してお目当ての奥の食堂へ。

【北海道えりも町】 無敵食堂 「えりもラーメン&つぶ丼セット」【北海道えりも町】 無敵食堂 店構え

何やらこの店の「えりもラーメン」が旨いという事なので「えりもラーメン&つぶ丼セット」。で食べてみての感想ですが…

旨いっ!(喜)

観光地で取りあえず腹を満たす系のラーメンでは無いですなこれは。細かい事は正直分からないですが、具は昆布と磯海苔が3種類にネギにツブ貝。塩ラーメンなのでスープの旨さも当然あるとは思いますが、載せている具の組合せが絶妙ってのもありそう。麺は普通と言えば普通なんだけど、塩ラーメンなのでこれでいいような。ドンブリはまぁ欲を言えばもっとデカい方がそりゃ嬉しいですが、ラーメンと一緒に出てくるのでこのサイズを超えるとラーメン食べ終わった後でってことになりそうなのでやっぱこのサイズかな?つぶ丼のつぶは少し濃い目の味付けなので丼物として美味しく頂けました。ご馳走様でした!

霧の向こうにNC700X襟裳岬は戻るか北東に進むかの二択しかない場所柄なので当然北東へ。そう言えば出発する間際にもう一台NC700Xがやって来た。いや~ほんと良く見るよ。長距離が楽な大型バイクの割にやたらと燃費良いから北海道向きってのはあるかもね。

黄金道路建設費用が黄金を敷き詰める程掛かった例えから呼ばれる黄金道路を抜けた辺りでようやく霧が晴れ、普通の曇り空に(汗)

こりゃ取りあえず温泉だなという事で、晩成温泉というちょっと珍しいヨード泉の温泉へ向かったのだが辿り着けず。色々考えるのが面倒なので分かりやすそうなナウマン温泉に目的地を変更して温泉を堪能。

風呂上がりに近場のキャンプ場を探してみると…何とこのナウマン温泉の裏手が無料キャンプ場という事が判明。はい、ここに決定です!

ナウマン公園キャンプ場にて15:30からのビールんな訳で近くのスーパーで買い出しをして、15:30にはすでにビールを飲んでいるの図。フライシートは…多分干しているつもりなんでは?(笑)

しばらく昼寝をして起きてみるとヒッチハイクで北海道を巡っているという沖縄からの青年が。そもそも彼はママチャリで北海道に来たそうなんだが森駅近くで走行中にフレーム分解の憂き目に遭い(相当錆びていたらしい)、結果的にヒッチハイクをしているそうな。あれっ?そう言えばさっき温泉に一緒に入ってなかったっけ?から始まり…中略…沖縄で安宿を経営している方だそうで一緒に何を話しても面白く二人で笑い転げていたら…

昨夜のお二人&ヒッチハイカーの若者&俺で宴会何と昨日のNC700Xのお二人も偶然ここに泊まるとかで4人で宴会開始と相成りました。いや~楽しい夜になったよ。皆さんありがとうございます!こういう時用のお客様用シェラカップも活躍したしね。

本日の食材ちなみに今回用意していた食材はこちら。イカ刺しと肉は食ったんだけど…何とホッケは宴会の後、寝ている間にキタキツネに食われたのでありました。。。

てめぇ!今度会ったらメットのしっぽにしてやっからなっ!(マジ)

2014_06_20ルート本日のGPSログはこちら。襟裳岬の北に神威岳ってのがあるんだけど、北海道って神威○って地名が多いよな。アイヌ語で「神の~」という意味らしいんだけれども。

久々の宗谷岬のはずが… ~あまりの寒さに稚内ドームでビバーク編~

鏡沼海浜公園にて鏡沼海浜公園にてお目覚め。雨こそ降っていないが気温7℃位とちとお寒い朝。降る前に荷物を撤収して久々の宗谷岬へ向け北上開始。が…

ライダー憧れのサロベツ原野(クソ寒い)冷たい雨にうたれて サロベツ原野を走ったの~♪(C)荒井由実

ライダー憧れの道なんて呼ばれる事もある道道106号だが、もはやこうなってしまうと爽快感がどうのとかいう話では無く単に寒いだけ。

稚内ドームへ避難11時過ぎに稚内市街に到着後、とにかく屋根付きの場所って事で北防波堤ドーム(通称稚内ドーム)へ一旦避難。一応気温を確認してみると8℃とな。日が出てないから全然気温も上がっておらずこれまたお寒い限り。夏場の雨用グローブを絞りながらこの先どうすっかを考えていたら電話着信。茨城の母からだったので出てみると…「家のクーラーが壊れたから買い換えるんだけれど、富士通と三菱どっちがいいの?」なる内容…

「クーラーなんて捨てちまえ!こっちは寒いんだよっ!」(内心)

完全にやる気を失って出した結論は…

「総員に告ぐ。残念ではあるが本日の宗谷岬アタックは中止。風呂に入って酒飲んで寝るように。」(ワーイ!)

【北海道稚内市】 港のゆここ稚内には3年前に出張で来た事が有って、何気に路線バスでグルグル市内を巡った事があるので結構詳しい。そんな訳でまずは稚内駅近くの観光施設っぽい場所にある港の湯へ。風呂に入った瞬間に体中の血管が膨張するこの感覚は…

間違いなく冬です!(確信)

この温泉施設内にも食事処が沢山あるんだが、ふと稚内駅前の「たからや」と言うラーメン屋を思い出して調べてみると今も営業している模様。前回稚内に来た時はちょうど新しい駅舎と古い駅舎がまだ両方あって、駅前の区画整理をやっていた頃だったんだが…どうやら場所的には稚内駅前って事には変わらないみたいなので昼飯はたからやって事で。

【北海道稚内市】 たからや 「塩ラーメン」【北海道稚内市】 たからや 店構え

「たからや」は昔とは多少場所が変わっていて、稚内駅前ロータリーの真ん前という分かりやすい場所に少々大きめのお店に生まれ変わっていた。ま、大きくなったとは言ってもギッチリ詰めて15人入れるかどうかという大きさだけれども。

今回も塩ラーメンを注文(塩と醤油しかないんだけれども)。味は思い出と変わる事無く旨く、やっぱりお麩がいい感じですな。

最北端の駅 稚内駅稚内駅旧駅舎があった場所には新駅舎が完成していて、日本最北端の線路の碑が建っていた。写真を撮っていたら再び冷たい雨が降り始めたので一路スーパーへ。あれこれ買い物をしまして稚内で雨と言ったら当然の事ながらあの場所に再び帰還。

再びの稚内ドーム午前中の写真とあんまり変わらないかと思いますが、一応観光名所なので出来るだけ奥の方に陣取ってます。

再びの稚内ドーム(明るいけどテント設営)寒いけれども乾杯!

まだ15時なのにバイクの影にテントを張りまして(隠れてないけど)…クソ寒いけどやっぱり乾杯!(アホ)

海上保安庁の巡視船「れぶん」稚内港湾原点

とは言えさすがにプチ宴会を始めるにはちと早いので近場を散歩。実はテントの真ん前には海上保安庁の巡視船「れぶん」が係留中。夜中怪しい人影が現れたりしたら艦砲で撃って貰えるはず。遠慮しないで撃っちゃって下さい。

あ…俺は怪しくないので撃たないでね…(願)

お隣の写真は稚内港原点。

立ち小便しようとしたら見つけたってのはここだけの秘密である(撃たれるぞお前…)

今宵の食材(あんまり凹んで無い)ホッケが旨い

昨日ヒグマの恐ろしさを実感したので酒は濁り酒の「くまころり」。そのまんまじゃ焼けないサイズのホッケを気にもせずに買ってきましてプチ宴会開始。時折登場する犬の散歩中の地元の方と目があった時は満面の笑顔を返して怪しくない人をアピール。

ま、ここってもうしばらくするとバイク野郎のテントだらけになるからそんなに気にしなくってもいいんだけれどね(笑)

2014_06_16ルートこちらは今回のGPSログ。今使っているアライテントを譲って頂いた山屋の兄貴に「お前は低温に対する耐性が無さすぎる!」と言われたりするものの…35℃~5℃までの気温に対応出来るバイク野郎なんて普通いないのよ。それに…

こう見えても俺はシティー派なんだよっ!(またしても死語)

引率で行く沖縄三泊四日の旅 ~のんびり過ごした最終日編~

ピースランド那覇から泊まり港方面

最終日の今朝は少しのんびり気味に。ピースランド那覇で朝飯を食って、さらにのんびりして出発。

【沖縄県那覇市】 波の上ビーチ帰りの飛行機が12:30出発なので空港周辺をドライブがてらお散歩。街中にある「波の上ビーチ」という海水浴場ですらこの海の色。

同じく散歩中だった地元のおじさん(定年で東京から故郷の沖縄に戻ってきたそうな)と少々お喋り。あれこれ話をした後で「相模湾とか汚くって泳ぐ気になんなくなるだろ?まぁ沖縄には海しかねぇけどな…ガハハハハ!」。

いや~こんだけ綺麗な海なら仮に海だけだとしても十分自慢して良いと思いますよおじさん(笑)

【沖縄県那覇市】 「泊いゆまち」泊いゆまち 色鮮やかな魚

昨日は一人でやって来た「泊いゆまち」に母を連れてやって来た。やはりマグロの柵の安さにビックリしていた。「飛行機で持って帰れるのかしら?」と聞かれたが、微妙に融通が利かないスカイマーク利用なので止めておいた。そもそも氷と一緒に発泡スチロールで梱包した魚って手荷物として預けられるんだろうか?今まで考えた事も無かったが。

今日乗る帰りの便は日曜日という事もあり旅行会社へのツアー申し込みの段階で満席状態という事が分かっていたので受付時間開始の搭乗2時間前に搭乗手続き。無事に窓際&隣同士の座席を確保。荷物を預けてしばらく自由行動。

那覇空港にて久々の那覇空港展望エリア。前回来た時と同じように青い空が広がっている。そして右手には前回と同じくオリオンの缶ビール(爆)

青い水平線を 今駆け抜けてく ♪(酔)

那覇空港にてスカイマークに搭乗那覇空港でも隅っこのエリアからタラップを登って搭乗。那覇空港で働く方は年中暑くて大変だろうな。沖縄の皆様、お世話になりましたっ!

~2時間程空の上の人~

【兵庫県神戸市】 神戸空港 「夏の四季彩弁当」 外側【兵庫県神戸市】 神戸空港 「夏の四季彩弁当」

乗り継ぎの神戸空港で遅めの昼飯。案の定ひっぱりだこ飯が売り切れどころか、残る弁当自体が僅か3個という状況(笑)無事母と俺の分をゲット。神戸空港を飛び立ってからのんびり頂いたのでありました。

行きの飛行機からの景色は雲ばっかりで何にも見えなかったんだけれども、帰りの飛行機の窓からは下が良く見えたので、持ってきたGARMINのポータブルナビを使って母に説明を。

こう言う時は地図データを内部に持っているデバイスは強いよね。高知の桂浜はあそこら辺とか指差しながら説明してたらあっという間に茨城空港に到着。そりゃそうだわな。時速800キロとか表示されてたし。

しかも何故か「エコドライブ」マークが点灯しっぱなしという…(爆)

この後は自慢の軽トラ(どうも母は気に入らないらしく、沖縄で借りていたヴィッツを持って帰りたいと仰っていましたが…)で鹿嶋へ無事帰還。

…実は当初二泊三日で考えていた今回の沖縄旅行、三泊四日で正解だったみたい。帰宅後嬉しそうにお土産を広げる母上様を見てそう感じた。

ただ、俺の心は北に向かい始めているんだけれどもね(笑)