【札幌市中央区】 味の三平 「みそラーメン」

   

北海道大学の食堂で一杯頂いた後は、再度お散歩開始。

足元のぬかるみを気に病みつつキャンパスを歩きまして、特に意味もなく地下鉄の北端まで試しに乗ってみたりしながらすすきのへ戻ってきた。今日の夜はどこかで飲もうかと思っているので、ラーメン食べるならタイミング的に今しかないなぁ。

毎度毎度の「超らーめんナビ」によると…おっ!味噌ラーメン発祥のお店が近くにあるではあ~りませんか。こりゃ北海道に来たからには是非行っておきたいお店なので向かってみるんですが…何故か文房具屋さん?のビルの4階にありまして、今までラーメン屋では見た事のない環境で営業してます。

上の写真のように、左側の棚にはのし紙、右にはポストカードが廻っている向こう側に暖簾とカウンター席が(笑)

入店して一応メニューを確認した上で、ここはやっぱり「みそラーメン」を注文です。最初はガラガラだった店内が、あれよあれよと8割方の埋まり具合に。かなり雪が大降りになってきてたから、屋内に逃げて来た人が多いのかも。

そんなこんなで待つ事5分少々で注文の一杯が到着です。いつものようにデジカメの電源を入れてマクロモードにセットしてパチッと一枚撮る流れ作業を何事もなかったようにこなしたつもりで割り箸に手をかけたら…近くの店員さんから「食べてる所撮りましょうか?」とすかさず言われてしまった。何となく敗北感を抱いたものの、メモ的な「ラーメン」の写真さえ撮れていればいい人間なので(汗)お礼だけを言いまして…スープから頂きま~す!

おっ!こちらも意外と薄めな味噌ですな。でも旨い!

味噌ラーメンと言うと押しの強めな味噌味が流行だとは思いますが、昨日食べた「けやき本店」よりもさらにあっさり目の仕上がり。味噌ラーメンにありがちな塩辛さも抑え気味でちょっとコショウが利いてます。こりゃ個人的に好みドンピシャです。麺は中太の透明感のある黄みを帯びた麺でツルツルでして、具はカイワレ、モヤシ、玉ねぎ、メンマ、故意に固めて作ってある肉そぼろ。食べていて野菜の甘みが濃いように感じたのは…北海道で食べている事によるプラシーボ効果なのだろうか?(笑)

たっぷりな具も含めてもちろん完食で~す。なるほど…味噌ラーメンが出来た時の味そのまんまでは無いんでしょうが、最初はこれ位の濃さでないと受け入れられなかったかもしれないですね。そして、この濃さでも十分旨いと思います。

ご馳走様でしたっ!機会があったらまた来ます!

【札幌市】 けやき本店 「味噌ラーメン」

稚内から400kmの電車の旅を無事終えて、札幌市内のビジネスホテルへチェックイン。荷物を放り込んだら晩飯を求めて街へ繰り出す訳だが…今回泊まるビジネスホテル、思いっきり風俗街のど真ん中に位置している。近くの雑居ビルにもラーメン屋があったりするんだが、さすがにこの状況だと「○×ラーメン」という屋号の風俗店である可能性を排除出来ない…(爆)

仕方が無いのでいつもの「超らーめんナビ」を使ってラーメン屋を探すと…どうやらすぐ近くに「けやき」という人気店がある模様。地図を頼りに向かってみると8人程の行列が出来ていたが、これ位ならすぐに入れそうな気がしたので行列の最後尾へ。

恐らく氷点下の冷え込みの下15分程待ちまして店内へ。食券の券売機を見ると「味噌ラーメン」を中心に「辛いラーメン」なんてのもあるようだが、ここはやっぱり味噌ラーメンをポチッとな。

水を飲みながら出来上がりを待っていると、お隣の関東からの出張組な2人が北海道の花粉状況について話をしていた。どうやら北海道は杉自体が少ないらしく杉花粉症はほとんど無いとの事。SOHOが更に進んでゆけば、春先は北海道に疎開する人が沢山出てきそうな気がするな。それからこれは笑えない内容ではあるんだが「北海道って揺れないなぁ…」とも言っていた。もしかしたらこのお二方、出張元は近所なのかもしれませんな。

こんな感じにカウンター席に座ってから5分程待っていると注文の一杯が到着です。ふむふむ、黄色味の強めな味噌ラーメンですな。それではスープから頂きま~す!

旨いぞこれはっ!(喜)

濃すぎない・塩辛すぎない味噌スープでして、保温を兼ねた表面の油はもちろん熱々ですが、さほど油ギッシュな印象を味的に受ける事は無いあたりが不思議です。お次は麺ですが、黄色くやや透明がかった中太の縮れ麺。固さと言うよりも弾力があるタイプですね。具は結構豊富でして、白髪ネギにメンマ、モヤシにキャベツに薄くスライスされたキクラゲに肉そぼろってな感じです。

寒い中で待っていた後で食べているという事もプラスに働いているんだと思いますが、中華鍋でその都度スープに火を入れていたり、光学式の比重計(塩分濃度の測定なのかな?)を仕込み中のスープに対して行っていたりと、真面目に取り組んでいる事が旨さの秘訣なんでしょうな。炒めたキャベツの甘みを堪能しながら、スープ共々完食です。いやぁこの一杯はほんとに旨かった!

これは機会があったらでは無く、機会を作ってもう一度頂きたい一杯ですな。ご馳走様でしたっ!また来ます!

ラーメンの後はホテルで酒です。左は「サッポロクラシック」という北海道限定ビール。何と言えばいいのか、バドワイザー系のすっきりした旨さがありました(薄いって意味では無いですヨ)。右の「札幌すすきのビール」ってのは、マイナスイオン水仕込みらしいんだが、イオン化した水?ってのは一体どういう状態なのかを教えてもらいたいのはともかくとして、こちらは苦みを伴った美味しいビールの印象でした。ただ一缶350円位の結構高めなお値段なので、酔う為の2本目以降は「ザ・プレミアム・モルツ」にでもしておいた方が、まだ懐には優しいです…(汗)

【稚内市】 ラーメン たからや 「塩ラーメン」

「うろこ亭」でボリュームたっぷりな「ほっけ定食」を食べた後は稚内駅前へ。昨日は営業していなかったラーメン屋「たからや」を見に行くと…なんと暖簾が出ているではないかっ!うっ…さっき腹一杯食べたばかりなんだが…行くか。。。

そんなこんなで入店しまして、塩と正油の2種類しかないメニューのうち「塩ラーメン」を注文です。5分位で出来上がりまして、目の前に到着です。この塩ラーメン、スープの量が半端なく多いですな!

それではスープから頂きま~す!…ん…こりゃ旨いっ!(喜)

何と言えばいいんだろう、塩ラーメンてのは塩の旨さを前面に出すものと、塩と言う名で基本的な味を出すものがあるように思うが、こちらの一杯は前者だな。いかにも塩味なんだが、ミネラル分があるのか旨みは十分。縮れの大きな中太麺にチャーシューが2枚、やや太めのメンマと刻みネギに、ラーメンの具としては初めて見た気がする「お麩」が一つ。チャーシューも真面目に作ってあるし、スープを吸ったお麩もいい感じ。しっかしまぁ、ラーメンの具にお麩ってのはナイスアイデアですな。スープを食べる感覚ですね。

でかい「ほっけ定食」の後に連食だったのでさすがにスープは残しましたが、出来るなら飲み干したかったスープでした。

また稚内に来た時に食べたい一杯となりました。そう言えばお店の場所が稚内駅再開発のど真ん中にあるんですが、営業は続けられるんですかね。それだけがちと気がかりです。ご馳走様でした!