日立シビックセンターに「はやぶさ」の帰還カプセルがやってきます

「はやぶさ打ち上げ記念プレート」

一時期の大フィーバーからは落ち着いてきましたが、2012年1月12日(木)~1月15日(日)に日立シビックセンターに小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルがやって来ます。

詳細はこちら「日立シビックセンター」の公式ページを御参照下さい。

一躍有名になったこの「探査機はやぶさ」、実は個人的に結構長い付き合いだったりしました。

キャンペーンを知ったきっかけは、今は無き日本惑星協会のメールサービスからだったのか、はたまたSETI(電波望遠鏡のデータをPCのアイドリング時間を使って皆で解析して、宇宙人からのメッセージを受信しようとしている純粋に技術的なプロジェクト)経由だったのかはよく覚えていませんが、「星の王子さまに会いに行きませんか」と銘打たれた2002年5月頃のキャンペーンに喜んで乗った一人です。

キャンペーンの内容自体は結構単純でして、今度小惑星に向けて打ち上げる探査機(当時はまだコードネーム「MUSES-C」と呼ばれてました)が着陸する時に目印として打ち込む「ターゲットマーカー」というソフトボール位の大きさの球に、皆さんの名前を載せませんか?というもの。

自分の名前だけではちと寂しいので、両親の名前と犬の名前(当時妹は結婚したてでして、名字が変わったので収まりが悪いなぁ…と何故か入れず…)も含めて勝手に応募。100万人の募集枠に対して、全部で88万人分しか(こう言う言い方をしていいのかは疑問だが…)集まらなかったという、今日のフィーバーぶりを知る身としては若干お寒い状態でキャンペーン終了。

…冷たい視線を送ってくる会社の同僚を尻目に、2003年5月9日、打ち上げの様子をインターネット中継でにやつきながら見送ったりしまして…無事打ち上げ成功後にこの探査機は有名な「はやぶさ」と命名されたのでありました。

そんな訳で冒頭の写真は、打ち上げ記念に「もちろん有料」で頒布された記念プレート。これまたこの手の話には目がないので喜んで購入(アホ)

後に目的地の小惑星は日本のロケット工学の父の名前にちなんで「イトカワ」と命名(お願いしたんですよね)され…地球スイングバイによって加速し、イトカワ表面を飛び跳ねるはずのミネルバは残念ながら宇宙空間に消え、88万人分の名前を載せたターゲットマーカーは確実にイトカワにぶち込まれ…

~月日は流れ~

はやぶさの帰還のニュースに日本が湧いていた頃、母の住む鹿嶋でTVのNEWSを見ながら「実はあの宇宙船、うちの家族の名前も積んであったんだよ。」と説明しながらプレートを母に見せた所…予想を遥かに超えた食いつきの良さ(笑)

このプレート(自分の名前が小惑星に届いているという事に対してだと個人的にはさらに嬉しいんだが…)が母には物凄く嬉しかったらしく、「はやぶさは何処で見られるの?」的な質問をしばらくの間受け続けたのでありました。

 

展示品自体は無機質な帰還カプセルだったりするので過度な期待は禁物ですが、人類史上最長の距離を旅して「帰って」きたカプセルでもあります。近隣の方は是非一度「宇宙のロマン」を覗きに行ってみてはいかがでしょうか?

(業務連絡)こういう話を年初に持ってこいよ…何なんだよ今年の一発目は…(汗)

新年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

年が明けたからといって何が変わる訳でもありませんが、今年の休日中の抱負?をひとつ。

行った事のない場所へ繰り出そうぜっ!

です。

一応全都道府県をボロバイクで廻ってはいるものの、まだまだ行った事の無い場所は幾らでもあります。一通り行ってしまったんだから、後は心地よかった場所に…という考え方はもちろんありなんでしょうが、そこはバイク乗りらしく「もっと細かく!」巡ってみたいなぁと。

…よく聞くんです。若者が「日本一周するなら、ゆっくりとした乗り物でないと…」とか何とか。言葉に棘が有るかも知れないが…その度に聞きたくなる。「お前ら死ぬまで旅人なんだろうな?」と。若い頃だけ旅をしていて、そのあとは旅を昔話で語るだけって奴らが多すぎはしないか?お前らなんなんだと。

そんな訳で行った事の無い場所、大して目立たない場所へ精力的に向かいたいと思っています。もちろん40代の自己満足の世界でね。

今年一年を振り返って

とにかく色々な事が一度にやって来た感のある一年でした。

良い事も悪い事も、楽しい事も悲しい事も。

細かい事には触れませんが、こんな自分ですら心のどこかで「祈る」とか「願う」とかいう気持ちに素直になれた一年でもありました。

年末年始はネット環境の無い場所に帰省するので、恐らくこれが今年最後のブログの更新になるかと思います。正直言って酔っ払って書いている事が多いので無茶苦茶な内容だった事も多々ありましたが、こんな文章でも読んで下さった皆様に感謝しております。ありがとうございました。

いつもなら社交辞令の一つとして使う言葉ですが、今年は皆様の来年への願いを込めて。

皆様、よいお年を。