暇なので、着飾らない過激な個人的意見をちょっと…

出掛けないとネタがないブログなので、出掛けない今週はちと真面目な?話を少々。

NEWSによると、日本の貿易収支は2011年、1963年以来久々に、そして長期的な赤字局面に突入したそうだ。震災の影響で輸出が減ったのと同時に、原発の停止に伴う火力発電所用の燃料輸入が大幅に増加したからというのが主な理由であるらしい。

今もって不思議なのは「脱原発」なデモ行進は全国で多数起きているのに、「脱二酸化炭素」なる運動はすっかり身を潜めてしまった事だ。

あれっ?この調子で二酸化炭素を排出すると、近々100年後には温暖化でこの世界は住めない世の中になるんではなかったのか?そのためにスーパーの持ち帰り用ビニール袋を有料化し、エコカーなる自動車政策を進めてきたと思っていたんだが…もしかして去年の震災で二酸化炭素排出の問題は全て解決したのか?

貿易収支に影響を与えるような二酸化炭素排出社会が、今まさに「再生」されようとしているんだが、皆さんどうも思わないのか?たかが100年後の世界に生きる我々の子孫に対して悲観的な見通しを散々示しておきながら、ちと電気が足りなくなった位で今までの話を反故にしてしまう。

正直言って、別に原子力発電所を今後どうしようが構わないと思っている。ただ、先進的な社会運動をやっている方々って、こいつら単に「バカ」な連中なんじゃねぇの?って思う事もしばしば。

今までのお前らの「主張の履歴書」が見てみたい。お前ら首尾一貫してるんだろうな?

探査機はやぶさ帰還カプセル&日立駅周辺散歩など

【茨城県日立市】 SEA BIRDS CAFE 店内

日立シビックセンターのマーブルホールで開催された「探査機はやぶさ帰還カプセル展示」を見学に、日立駅で鹿嶋からやって来た母を連れて行ってきた。

最初にはやぶさ関連の話題をもってきたい所ではあるが、以前見た上野の国立科学博物館で開催された時同様、写真撮影禁止だったので話の組み立てやすさの関係で日立駅周辺を散歩した時の話を先に。

冒頭の写真は駅舎本体の改築が終わった日立駅構内に出来た「SEA BIRDS CAFE」。日立駅は海のすぐそばの高台にある事もあって、海とその上を駆け抜ける国道6号バイパスが良く見える。

【茨城県日立市】 SEA・BIRDS・CAFE 店内からの眺め茨城県北部でコーヒーというと「サザコーヒー」でして海を眺めながら頂きました。冬場は全面ガラス張りの温室みたいな空間なので、日差しがポカポカと気持ちよかったです。

【茨城県日立市】 SEA・BIRDS・CAFE 店内の様子

店内全体の雰囲気はこんな感じ。まったくもって個人的には不似合いなお洒落空間が日立駅構内に出現していました。

「日立シビックセンター前広場」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)日立駅駅舎の工事と同時進行で行われていた駅前の再開発もおおよそ完了してまして、日立シビックセンター前の広場も、何やら古代ローマを思わせる空間になっていたりします。

「日立シビックセンター」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)こちらは地元の方にはお馴染みの、図書館と科学館とプラネタリウムが合体した複合施設「日立シビックセンター」。駅前の再開発が終わって、周囲との景観的にかなりしっくりきたように思う。日立市に引っ越してきて初めてこの施設を見た時は、正直言って「何じゃこりゃ?」的な印象だったからなぁ。要するに周囲から浮いている空間だったんだよね(汗)

「探査機はやぶさ 帰還カプセル展示会場」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

で、こちらがようやく今回「探査機はやぶさ帰還カプセル展示」が行われている会場入り口。「マーブルホール」という地下施設での展示だった為、間違えて日立シビックセンターに吸い込まれてしまう方多数。もちろん母を連れた案内役の俺も間違えそうになりました。

で、ここからは写真撮影禁止区間なので言葉だけの説明で。

帰還カプセルの展示以外は、パネルを使ったはやぶさプロジェクトの解説がメイン。各種展示会に行った事のある方なら分かると思うがパネルの展示って素通りされてしまう事が多いんだが、今回に関しては興味を持っている方々がやって来ている事もあり皆さん真剣な眼差しでパネル展示を見つめていたのが印象的。

帰還カプセルの展示エリアでは解説の方が解説をしてくれています。母は黒こげの「背面ヒートシールド」を眺めながら「ホントに帰ってきたのねぇ…」と感心しきりの御様子。「インスツルメントモジュール」の上部も黒くなっていたので「真っ黒なのねぇ。」と言われたが…「実はあの部分はレプリカなんだよ」などという無粋な解説はもちろん無しです(笑)「パラシュート」を見た時は、「大きいけど結構軽そうなのねぇ」とのお言葉が。

当然です。NASA…じゃなくってJAXA開発ですからっ!

国立科学博物館では無かった「帰還カプセルのカットモデル」を堪能して実物見学は終了。

これは個人的な仕事がらみの印象なんだが「搭載電子機器部」に載っている電子部品は皆、俗に言う「宇宙グレード」品なんだろうな。実は電子部品には色々とグレードがあって、民生用とか産業用とか宇宙用とかでグレードが違います。物自体が違う事ももちろんありますが、検査項目とかがグレードによって異なります。もちろん全ての製品を最も厳しい条件で検査するのが理想ではあるが、経済合理性の観点からそうもいかないのがこの世界。買ったけど使ってみたら動かなかったから交換…てのは残念ながら電化製品では時折聞く話ではあるが、打ち上げた探査機の部品が不良品だったから交換…てな訳にはいかないので、手間暇掛けた部品で組み上げられてます。

帰還カプセルの見学の後は、これまたパネル展示の「はやぶさ君の冒険日誌」コーナーへ。

前半のパネル展示が今回のはやぶさのミッションを総括した内容であったのに対して、このパネルの展示内容は打ち上げ時から帰還までの間ずっと更新されてきたブログ(しかも内容は子供向けに分かりやすく書いてある)のような存在でして、非常に分かりやすかったと母にも好評でした。

あんまり触れられる事は無いんだけれども…ミネルバが宇宙空間に消えたという一報を聞いた時は、我々の名前を載せたターゲットマーカーも同じ運命を辿るんでは?なんて落胆したもんだよ。

「日立シビックセンター 天球劇場外観」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)はやぶさの帰還カプセル見学を終えて母と昼ご飯を食べたり、いつもの激安散髪屋で散髪したりなんかしまして…天空劇場でCG映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」を見たりなんかして帰宅。それにしても写真のモアレが酷いな…(汗)

今回初めて日立シビックセンターで天空劇場(プラネタリウム)でCG映画を見たんだが…これは凄い!満員御礼の館内では、終盤すすり泣きの声も聞こえました。俺は…

いやぁ…それにしても…

おかえり、はやぶさ。おかえりMUSES-C!

電脳書房さんから「不幸箱」届く!

「電脳書房 不幸箱(外観)」

ネットで技術書を専門に扱っている非常に珍しい存在の「電脳書房」さん。過去に何度か買い物をさせて頂いた事があるのですが、新年早々「不幸箱」(2012円)なるものを数量限定で売り出していたので私も一つ購入。

どんな物が届くのか楽しみにしていた所、およそ古本が入っているとは思えない箱が到着。郵便局の方に「重いですよ…」と言われた箱は確かに重い(汗)

いっ…一応、オライリー本の大きさで大きさを想像して下さい。

「電脳書房 不幸箱(中身 その1)」中身の三分の二ほどがこちら。一番デカイ本は「pLATEX2ε for WINDOWS」。使えねぇすげぇ懐かしい!そういや卒論はMS-DOS上でTEXで書いたっけなぁ…卒論をコンパイルしてベクトルフォントを展開して印刷したもんだよ…

 認めたくないものだな…今さら使わないと言う事を…(C)シャア

他には「インド式プログラミングバイブルC言語入門」やら「就職試験の英語面接(CD付)」やら何やら微妙な本が多数。

英語面接の本をぱらぱらとめくってみた所、例題として…

「Descirbe a bad boss.(悪い上司について述べて下さい。)」

俺…英語しゃべれそうな気がするんだが…(爆)

何とか面白く読めそうな一冊と言えば、ハードカバーの「神経系の発生と分化」あたりか?理解は不可能っぽいが…

「アルゴリズム演習300選」なる使えそうな本も混じっているが、あまりにも各種言語固有の文法を回避しすぎているせいか、ぱっと見分かりやすいとは言えないのが悲しい所。でもちゃんと読めば新しい発見があるかもね。

他は…UNIXやLinuxやらの何となく微妙な本。

「電脳書房 不幸箱(中身 その2)」

こちらは残り三分の一。「X68000ベスト・プログラミング入門」は別格として、これまた微妙な本が揃ってます。唯一面白く読めそうな一冊は「NHKデータブック 世界の放送2006」あたりか?

「不正アクセスの手法と防御」とかも面白そうだが、2001年刊行という事であんまりマニアックな内容では無さそうな…。「実践UML」も何だかなぁ…と言った所かな。

そんな訳で、電脳書房さんありがとうございました。

今俺は…確かに不幸です(笑)

そうそう、電脳書房さんでは来たる1月28日(土)29日(日)の2日間、神奈川県座間市の小田急線相武台前駅より徒歩2分の場所にあるbar「aboab_o」にて16~20時まで「電脳書房技術書BAR」なる「技術書Bar 第一回」を開催されるそうです。

私自身、職業柄技術書も好きですが、それ以上に酒も好きなので行ってみようかなと思っています。技術書好きなお近くの皆さんもいかがでしょうか?

当日の品揃えは、もちろん不幸箱とは違うと思いますよ!(笑)