金環日食は通勤途中の駅にて

小木津駅で撮ってみた金環日食

金環日食の当日。実は車で移動の時間にぶち当たっていたので見られないかも…と思っていたらまさかの電車通勤が金曜日に確定。しかも前日の天気予報によると「晴れる」らしいではないですかっ!

普通に電車で移動してしまうと、やはり車内から観測という寂しい展開になってしまうので…1本早い電車に乗って日立駅の1つ北寄りにある小木津駅で降りて眺めてました。

「G1 Tamron SP 500mm F/8に黒下敷き」冒頭の写真はG1にTamron SP 500mm F/8に黒下敷きというなめくさった機材で手持ち撮影。ちと減光量が過ぎた為、明らかに手ぶれの心配が必要な状況になってしまったのがちと心残り(しかも無限遠が出ていないのでピントすら危うい…)ではある。こんな状況になるのであれば、せめて一脚持ってくればよかったかも。

(注)一眼レフで同じ事をやってはいけません。目を痛めます!

ただまぁ、日食グラス越しに直に見た金環日食自体は素晴らしかったので良かったな。

「日食グラス どちらもビクセン製」今回スーツのポケットに日食グラスを2枚突っ込んで行ったので、周りに持っていない人がいたら一枚渡そうと思ったんだが…近くに立って同じく太陽を眺めていたサラリーマンの方も自前のグラスを持っていたので…渡す機会は無かった。実は出会いの場を期待していたり…ねぇ…(爆)

ちなみに今回の日食グラス、一枚は2009年の日食の際に買った物、もう一枚は雑誌Newtonのおまけの一枚でして、デザインこそ違えどどちらも天体観測関連の光学機器メーカー「ビクセン」製だった。

この日食グラス、どれ位使えるものなのか良く分からないが…もうしばらくは楽しめそうだね。

2012GW ツーリング中に走りながら想う事 ~故郷~

2012_04_28_05_06_ルート

~記録の無い区間(大船渡からの帰還)もあるが、GPSログを繋げてみました~

大きな荷物をバイクに積んで走っていると…物珍しさからなのか…それとも聞いてみたくなるものなのか…「兄ちゃん、どこから来たんだね?」とか「これからどこ行くの?」などと見知らぬ方から声を掛けられる事が非常に多い。

後者の質問は朝だったりすると全く行き先を決めていなかったりするので、頭をかいて自分自身悩んだりする事もあったりするんだが…ま、この話はまたの機会にでも。

どこから来たの?と訪ねられると、茨城県内で無い限りは「水戸からです!」と言う事にしている。水戸自体の場所を誰もが具体的に知っているとは思ってはいないが、水戸黄門の名前の通りが良い事もあって、誰もが皆「おぉ…水戸からですか。」と言ってくれるものである。

俺が実際に住んでいるのは水戸から25キロ程北東にある日立市だったりするのではあるが、別に正確な場所を求められている訳でも無いので…まぁこの説明でいいんじゃないかな?と応える度に思ったりしている。

ただ、キャンプ場やら時には飲み屋などでもう少し突っ込んだ事を聞かれる事がある。「生まれは何処ですか?」と。これについて答えるのはさほど難しくは無い。生まれた場所なんてものは当然一箇所しかないので「大分県竹田市です」と答える訳だ。

さらに盛り上がってくると…「故郷の見所とか名物とかって何がありますか?」などと聞かれる事がある。実はこれを聞かれると少々ナーバスになる。別に茨城に見所とか名物が無いと言う意味では無い。ただ、今住んでいる日立市だけでなく水戸や鹿嶋、そして茨城県自体は俺の故郷と呼べる場所では無いだろう。

…俺の故郷って…そもそも一体何処なんだ?

生まれた場所は一箇所だが、育った場所は転勤族の父親と一緒にあちらこちらを巡っていた関係もあっててんでばらばら。当然の事ながら歌った校歌の数もやたらと多い。俺自身が一人暮らしを始め、自分の事情で引っ越しを繰り返している間も父親達は転勤生活を続けていて…結局縁もゆかりも無い場所が帰省先という形に今現在なっている。

俺にはそもそも故郷なんて存在しないんじゃないのか?という漠然とした不安な気持ちは以前から抱いていたんだが…かの震災後…東北に足を運ぶ度に自分自身に対して感じる不安は一年を経過した今も変わっていない。

俺に…故郷を愛する方々の気持ちを理解する事などそもそも出来るのだろうか?と。

原子力発電所の事故周辺地域だけでなく、故郷を失った方々は沿岸地域を中心に沢山いらっしゃる。その光景を…TVで…新聞で…ラジオで…そしてこの目で見た時に俺が抱く感情は、はたして故郷を持っている人々と同じものなのであろうか?正直…不安である。

実を言うと…普段見知らぬ場所で毎日変わらぬ生活を送り続けている方々の暮らしぶりに感動し、その感動を利用して自らの生活には変化を求める姿は果たして正しい有り方なのだろうか?とも時に思ったりもする…。詰まる所、都市型人間のいやらしさというか何というか…

~あんまり考えすぎるとバイク乗りではなく哲学者モドキになってしまうのでこの辺で~

…ちと色々と考えすぎたので…気晴らしも兼ねてGWのツーリングで濡れたまんまのテントを干しに、またツーリングに行かないといけませんなぁ。そしてそのツーリング先できっとまた聞かれるのです。

「兄ちゃん、どこから来たんだね?」

9連休の為…ブログの更新止まります

題名の通りですが、4/28~5/6までめでたく9連休となったのでブログの更新はその後になります。

そんなどうでもいい話だけだとつまらないので、今年のGWのテーマソングをこの場で発表しますっ!(そんな話もどうでもいいってか?まぁ曲名位は聞いてくれ…)

次点で没になったのは「いきものがかり」の「ブルーバード」。実を言うと昨年の震災を起点とする全ての物事に対して抱いている不安と疑問が現時点でクリアになったとは正直思えない。そんな期待と不安の入り交じった気分の中、同じように不安と疑問と幸せを歌っている様な気がするこの曲がツーリングのテーマソング(要するにヘルメットの中で歌う歌)として良い様な気がした。アップビートなテンポも鼻歌的にはちょうど良いんだが…

歌詞を何度も読んだら…やっぱ悩む内容なんだよね。

もちろん曲が…そして歌詞が悪いんじゃ無くって、この不安な気持ちを持って今回走るべきなのか?という疑問。そんな訳で…

今回のテーマソングは山下達郎の「Ride On Time(シングルバージョン)」に決定!

古い曲ではあるんだが、キムタク主演の飛行機ドラマ「GOOD LUCK!」で主題歌になった曲と言った方が伝わりやすいかな?

「青い水平線を 今駆け抜けてく…」から始まる歌詞に全く文句なし。細かい話だが「アルバムバージョン」だと少々テンポが遅いので、シングルバージョンでなければならないな(笑)そして…

「Ride on time 心に火をつけて あふれる喜びに拡がれ Ride on time ♪」

あたりで絶好調に。あんまり歌詞を引用するとJASRACに怒られるのでこの辺で(笑)ただまぁこの曲も実は幸せ一辺倒な訳では無く、遠くに好きな人がいそうな展開の二番の歌詞だったりするのだが…そこいら辺は原曲を是非。

それでは皆さん良いGWを!

Ride on time!