産総研の一般公開へ筑波へGo! ~つくば宇宙センターでHTV打ち上げ応援も~

【茨城県水戸市】 水戸駅北口 神戸屋キッチン 「モーニングセット」【茨城県水戸市】 水戸駅北口 神戸屋キッチン 店構え

今週末も週末がやって来た(当たり前)。実はと言う程のことでは無いが、今日はつくばにある産総研(産業技術総合研究所)の一般公開があるということで、数週間前からつくばに来ようと思っていた。今となっては東京方面からつくば研究学園都市にやってくるには「つくばエクスプレス」なんていう便利な路線が出来た訳だが、はて?日立からつくばに車以外で行こうとするとどうなるんだろうと調べた所…実質一日一往復の路線バスが水戸から出ているらしい。しかも片道1000円とな。

何となくお手頃な気がした&日帰りするにはバスのスケジュール的に滞在時間が少なすぎるので勢いだけで安い素泊まり民宿を予約。まぁバイクで日帰りで行けばいいんだろうが…たまにはいいではないか。そんな訳で曇り空ながらツーリング日和な日だったりはするが、電車&バスを乗り継いでつくばへ移動開始。

水戸からのバスの乗車には1本早い電車で水戸へやって来たので朝飯を。水戸駅北口にある神戸屋キッチンでモーニングセット(500円)を頂いたりなんかしていざバスへ。

そう言えば今日はロケット打ち上げの日だよなぁ?なんて思いながら、目的地の産総研のお隣のつくば宇宙センターの予定を確認してみると…おおっ!打ち上げの「パブリック・ビューイング」をやるらしいではあ~りませんかっ!こりゃ行くしかないでしょう!(産総研とつくば宇宙センターは隣り合わせなのです)

そんな訳で並木一丁目停留所でつくばまでの路線バスを途中下車?しまして、つくば宇宙センターへ到着。

「つくば宇宙センター パブリックビューイング会場」パブリックビューイング会場にはすでに沢山の家族連れが集結中。

ここ最近、やたらとフレンドリーになった気のする打ち上げ前の解説なんかを見たり聞いたりしながら過ごす事約30分…いよいよ400秒前からカウントダウン開始!

~途中、機器のトラブルでカウントダウンが止まってしまう事もよくあるんですが…順調だ~

発射10秒程前、メインエンジンである第一エンジンがズームアップされ…エンジンの廻りからから火花が散り…メインエンジンに点火され…

Lift off!(拍手!)

この後は…固体ロケットブースター分離(拍手)…フェアリング分離(拍手)…第一エンジン停止・第二エンジン点火(拍手)…最終的に「こうのとり」分離(大拍手)で〆だったのでありました。こうのとりちゃん、まだまだ先は長いけど…いい旅を!

「HTV3打ち上げ成功記念ピンバッジ」そう言えば会場を後にする時に、打ち上げ成功の記念グッズのピンバッジを貰ってかなり嬉しかったな(笑)

元々の予定とはちと違った楽しみ方で楽しんだ後は、本来の目的地だった産総研へLift off!

つくばと言えばやっぱりロボットな訳だが…

【茨城県つくば市】 産総研食堂 「欧風カレー」腹が減ったので…まずは産総研のお食事事情紹介を(爆)

欧風カレーを戴きました。カレーにサラダにスープが付いて500円。大きめのゴロゴロとした肉が二切れ入っていたりするので文句はありません(笑)

冗談はともかくとして、ライスがサフランライスだったりするので旨い部類に入ると思いますよ。廻りの方々も意外な旨さに驚いてました(笑)

そしていよいよ…産総研の見学開始!

「重要文化財 メートル原器」

こちらはこの春に重要文化財の指定を受けた「メートル原器」。メートル原器というのは1メートルの基準になった原器の事でして、当時日本は「キログラム原器」と共に輸入をしたのである。成分的には90%が白金(プラチナ)で残り10%がイリジウムとのこと。富岡製糸場の歴史と時期的に被るが、我が国の工業的に果たした役割は大きい。

「プルシアンブルーがセシウムの吸着剤に」

こちらは「プルシアンブルー」を使って放射性セシウムを吸着する技術に関して。そう言えば、プルシアンブルーの魅力に関しては葛飾北斎の絵を題材にした展示を岩手の花巻で見た展示が印象的だった。そして解説にも北斎の絵が使われている…これは理解が深まったよ。

この後は、放っておくと写真だらけになってしまうので小さめの写真で各種展示を御紹介。

「噴火の仕組みの実演」「液状化の再現実験」

左は溶岩の動きを分かりやすく解説してます。右は液状化の解説の様子。

「岩石のテストピースを使った破壊前兆予測の実験」「岩石のテストピースを使った破壊前兆予測の実験(使用前)」

こちらは圧力による岩石の壊れ方を解説しているブース。テストピースに圧力をかけた時の壊れ方&壊れ方までの過程を説明してます。俺の親父が同じアプローチでコンクリートの強度検査をやっていた事もあり親近感が湧きます。

それに説明員の方が…俺のタイ…(言わせないよ…)

「人型ロボット HRP-4C未夢と子供達」

こちらはNEWSなどで見掛ける事も多い「未夢」。残念ながら連続のデモという事もあり…あんまり動かなかったんですが、今までの活躍ぶり(ファッションショー出演、アイドルグループ結成(しかもセンター)、オバマ大統領歓迎)等の場面もあってか子供達にも大人気でした。

「表情ロボット アクトロイド-F」こちらは表情をロボットで再現する事を目指して作られた「アクトロイド-F」。とにかく表情豊かなので分かりやすく、子供達にも大人気。今回は特別に浴衣を着せているという事だが、ここまでくると「ロボットなんだから適当に…」なんて写真を撮れなくなるのでこの辺で。何に遠慮しているのか自分でも良く分からないが…(汗)

「今日のお宿で結局晩酌」

この後は宿に戻って晩酌を。近場で飲み屋を見つけられなかったので、宿で飲むのでありました。

*ノートパソコンを持ち込んでいるのでブログを書いてみたのはいいんだが…ちと内容的に荒削りすぎるので数日後に大幅に手を入れるかもです…(汗)

必要悪について

今週末ははるばる東京に「オフコース ファンフェス 2012」に行ってきたりしているのでネタはたんまりあるんだが、ちと思う所があるので書きます。

どうやら大飯原子力発電所の再稼働が今夜行われるらしい。それに伴ってというか、現地でのデモ活動も盛んになっているそうだ。ここ数週間、毎週金曜日に行われていた首相官邸前でのデモ活動の様子がようやくワシントンポストで報道されたという事で溜飲を下げている方も多そうではあるが…。俺は英語が堪能ではないのでちと疑問が無い訳では無い。ワシントンポストで報道されたとは言うものの、内容はどうだったんだ?単に「デモをやりそうもない日本人がデモをやった事に驚いた!」なんてオチではないんだよね?何故か記事の内容に触れた話が出てこないので明日個人的に調べてみようかと思っている。

ま、それはともかくとして…

あなた方は結局の所…「何から何を」守りたいんだ?

良く分からない薄気味悪い原子力発電所は止まっていた方が安心なんだろうが、稼働していようが止まっていようが制御の出来ない状態になった原子力発電所は危険な存在である事に何ら変わりは無い。燃料棒を制御棒で反応を止め、水によって冷却しなければならない状態である事自体は稼働中であれ停止中であれ大した違いはない。もちろん冷却が進んだ状態では危険になるまでの絶対的な時間が稼げるのは事実である。

俺は「フクシマ」という言葉と「原発」という言葉と「東電」という言葉を極力使わないようにしている。理由は簡単。「その言葉を使う事で、今までの自分とはまるで関わりのなかったかのような立場を安易に取りたくはない」からだ。

「フクシマ」の農作物・水産物は今も忌避されている。仮に基準を満たした食材であっても。

「原発」は憎むべき存在だ。仮に基準を満たした発電所であっても。

「東電」の社員がボーナス?

なんだかもう…起きてしまった原子力発電所の事故よりも、その後の我々の対応の方が余程酷くないか?福島のことを「フクシマ」と呼び、「原発」への燃料搬入には反対しても、その発電所から出た放射性廃棄物を他の場所へ持ち出すことには反対せず、廃炉にするには専門知識が必要な「東電」社員にも今後ボーナスなんて出すなってか?

…あまりにも短絡的で…あまりにも目先のことしか考えていないんではなかろうか?と個人的に思う。気持ちは分かるが…賛成出来ない。

我々の暮らすこの国で1000年に一度(周期としては前回は平安時代頃)と言われる震災が起き、一万人を超える人命が過去の経験を完全には生かすことが出来ずに失われ、福島第一原子力発電所は今日の事態を招いている。それは確かなことだ。

だからこそ疑問に思う。一体…「何から何を」守りたいんだ?と。

まさか…「自分」…じゃないんだよね?

高村智恵子の「棄権」

週末のツーリングの帰り道、二本松市で「智恵子の生家」と「智恵子記念館」を見学してきた。その時の様子をまとめたツーリング記事がまだ出来ていないのだが…時事ネタ的にぴったりな内容な気がするのでこちらを先に書いてしまいます。

智恵子記念館には智恵子が病室で作った沢山の「紙絵」を中心に展示されていたのだが、作品の合間に飾られた雑誌の記事?の一つが特に印象に残ったので御紹介。1924年「女性」5月号に載った智恵子の一編。

 

「棄権」

もしあったら、リンカーンのような政治家を選びましょう。日本にだって一人ぐらい、正しい事のために利害なんかを度外に置いて、大地にしっかりと誠実な根をもちまっすぐに光に向って、その力一ぱいの生活をする喬木のような政治家があってもいいだろうと思います。そういう政治家なら有頂天になって投票することでしょうとおもいます。しかしうまくその時までに、私たちがほんとに尊敬し信ずることの出来る政治家が出てくれなければ、棄権するほかないかとおもわれます。情実や術数の巣のような政党なんかてんでだめですね。

 智恵子

実は今まで俺の中での智恵子という存在はあくまでも「智恵子抄」に出てくる智恵子であって、何となくか弱く繊細な方というイメージだったのだが…なかなかどうしてイメージとは真逆の手厳しいお言葉である。どうやら実際に気の強い女性だったそうで、家族の反対を押し切って画家を目指すという芯の強い女性だったそうな。

智恵子の意外な一面を知った事でこの一編が目にとまった僅か二日後の今日、国会では消費増税関連法案を巡ってのカオス模様。民主党議員の造反ばかりがやたらと騒がれているが、良く考えればそもそも自民・公明が賛成したから可決された訳であって何が何やらもはや良く分からない。

今回の採決の一件では「棄権」も造反として数えられているんだろうと思うが、棄権された議員の方々の本当の理由は何だったんだろう?リンカーンのような法案でなかったから?それとも情実や術数による駆け引きは嫌だったから?それとも情実や術数による駆け引きだからこそ棄権したとか?

まぁ智恵子が今回の国会の様子を見ていて再び文章を書いたとしたら…最後の〆だけは同じ文章になりそうだ。

てんでだめですね。 (智恵子)

 

これ書き終わってふと思ったんだが…有名な人の言葉を引用してあれこれくっつけて記事作ると、適当な内容でも何となくそれっぽい出来上がりになるから楽でいいな。「他人のふんどしで相撲をとる」を地で行く展開だ(爆)

これからはこの書き方で行くかぁ?(俺)