今週末も三連休 ~久々に快晴の鳥海山&川俣シャモ丼など…編~

岩手県の道の駅「東和」の朝

花巻空港近くにある大きな道の駅「東和」にてお目覚め。いや~先週と違っていい天気だなホント。

三連休も最終日なので帰りつつ楽しむ訳だが…宮沢賢治関連の施設が開くのを待ってしまうと今日の残り半分位の時間を東北道をひたすら南下する羽目になるしなぁ…などと思いつつツーリングマップルを眺める俺。

…ん?鳥海山行っとくか!?(喜)

鳥海山の駐車場から日本海方面

~そんなこんなで一気に鳥海山の登山口駐車場へ~

いや~!海岸線までまともに見えたのは個人的に数年ぶりだよっ!(喜)

鳥海山の駐車場から日本海方面

標高的に結構高い場所なのでどうしてもガスっている事が多いんだが、今日は日本海側に雲一つ無し。これは来て良かったよ!

…かなりのんびりと過ごした後は、秋田県から完全にさよならして山形県の内陸方面へ。

道の駅「尾花沢」にてスイカで有名な尾花沢では、建設中の高速道路に隣接する道の駅「尾花沢」にてスイカソフトをパクリ。この先にある道の駅「村山」に立ち寄る事が多いので来たのは今回初めてだ。道端のスイカ直売店にバイクで乗り付けると無理してでも買わない訳にはいかない気がするので…(笑)こういう場所は嬉しいかも。

この後は蔵王経由で宮城県の白石へ。山形県側は天気が良かったが宮城県側は雨&クソ寒かったので「白石うーめん」でも食べて帰ろうと思ったのだが…何度も行った事のある市内の商店街の端っこに位置する「関東屋」にまた行きそうな予感がしたので今回は通過。こりゃ白石うーめんのお店、ちと予習をしておいた方がいい気がするなぁ。

【福島県国見町】 国見SA 「川俣シャモ丼」白石からは東北道に乗り完全帰還モード。国見SAのレストランで晩飯を食うのだが…なんと「国見の日(9/23)」と言う事で牛タン定食がまさかの500円引きだったにも関わらず…

「川俣シャモ丼」を注文するセレブな俺(笑)

半熟玉子付きの川俣シャモ丼も旨いし、オマケ?の小さな白石うーめんも旨かったしでこちらが正解だと思うな。

この後は高速道路をひた走り、途中阿武隈越えで寒さに震えながら帰宅したのでありました。

2013_09_23ルートこちらは今回のGPSログ。野宿ツーリングって朝早く出発するという「定め」があるんで一日が長い=走る距離も自然と長くなりますな(笑)

今週末も三連休 ~本州最東端のトドヶ崎攻略…そして三陸の街並みに想う…編~

道の駅「さんりく」の朝道の駅「さんりく」の隅っこでお目覚め。今のところ微妙な天気だが…まぁなんとかなるでしょう。

復旧工事中の三陸鉄道南リアス線顔を洗って歯を磨いてテントを撤収した後は国道45号を北上開始。ここからは国道と南リアス線が併走するので横目で見ながら走ったんだが…高架の部分にも重機が入っていたりして運行再開へ向かって走り出している印象だ。

南リアス線の釜石駅のジオラマ朝早かったのでまだ閉まっていたが、釜石駅の三陸鉄道南リアス線のジオラマをガラス越しにかぶり付き。う~ん…間近でのんびり眺めたかったなぁ…

ま…また来ますんで(笑)

今住んでいる日立市とここ釜石市、元々製鉄の街として発展してきた経緯もあって工場と市街地の距離感に似たような雰囲気を感じるんだよな。もちろん釜石の津波による被害は未だに酷いものがあるんだけれども。

この後は宮古市の南側に突き出した重茂半島へ。県道に入ってからは、はっきり言って「な~んにも無い」山道をひた走る事25キロ程。

【岩手県宮古市姉吉地区】 大津浪記念碑かの震災後、何度か訪れている姉吉地区の「大津波記念碑」。初めてここに来たのは震災後の最初の夏のツーリングだったよな。

大津波記念碑

高き住居は児孫に和楽

想え惨禍の大津波

此処より下に家を建てるな

経験は活かさねばならない。さりとて今を生きねばならない。悩みは尽きないな…

【岩手県宮古市姉吉地区】 平成の大津浪記念碑大津波記念碑の20メートルほど先に今回の震災による津波到達地点の真新しい碑が建っているのに気が付いた。ここだけでは無く、国道には「過去の津波到達地点」に加えて「東日本大震災2011/03/11による津波到達地点」という表示が増えている。ここまで津波が来たのか…

宮古市 「トドヶ崎入り口」そして姉吉地区をさらに下った海沿いには今日も変わらずトドヶ崎灯台への遊歩道入り口が。

行くぜ!今度こそっ!待ってろ本州最東端!

2011.3.11 津波到達地点2011.3.11 津波到達地点の高さ(実際はもっと高い)

トドヶ崎灯台への遊歩道に記された小さな津波到来地点の碑が左。そこからかなり下った場所で撮ったのが右の写真。この一帯を襲った津波の高さが良く分かる。しかもここは入り江の入り口…

一番それっぽいトドヶ崎灯台と本州最東端の碑の写真その後、軽く一時間程遊歩道を歩いてトドヶ崎灯台へ。

いや~ようやく来たよ。本州最東端!(喜)

トドヶ崎灯台と本州最東端の碑と一緒に記念写真三脚を持ってきて記念写真を撮ったりしたので一応御披露。

心配すんなよ。一般人の日頃の行いに興味を持つ奴なんて大していないんだからさ(笑)

【岩手県宮古市田老地区】 完成予想図

無事、トドヶ崎灯台を攻略したのでこの後どうしようかと思っていたんだが…以前訪問した時は雨模様でイメージと違った(写真的に)あまちゃんのロケ地でもある「久慈市」に移動開始。

…途中、田老地区で新しい街の完成予想図を見掛けてふと足を止めた…

初めて見た気がするな。こういう看板…

【岩手県久慈市】 小袖漁港にて

その後も北に向かって走り続け、朝の連ドラ「あまちゃん」のロケ地でもある岩手県小袖海岸へ。

いい天気だよっ!(喜)

【岩手県久慈市】 小袖海岸の階段

ここはドラマの中で何度もウニ採りで出て来た階段。

萌えるわぁ~(アホ)

【岩手県久慈市】 小袖漁港の灯台と共に

思い出の灯台と一緒に、5ヶ月で2万キロ走ったらしい愛車(ボロバイク)と共に記念の一枚。

あまちゃん終わっちゃうんだよねぇ…(涙)

久慈市郊外で炭ソフト今回トドヶ崎灯台がメインだったので、あまちゃんはあくまでもオマケ。久慈市内がちょうど秋祭りで全面通行止めだったので、あまちゃんの存在なんて全て忘れて東北道方面へ!

途中で頂いた炭ソフトがとにかく旨かった!(背景注意…)

道の駅「東和」にて

最終的には岩手県花巻市の道の駅「東和」にて、温泉&ゲリラキャンプを敢行したのでありました。

アイドルの写真を壁に貼ってるみたいで…昭和チックだろ?(アホ)

2013_09_22ルートこちらは今回のGPSログ。海沿いの地域は未だ悲しい姿のままではあるが…少しずつ着実に未来に向けた歩みを始めているのも確か。

妙な外野の声に焦る事は無い。あなた方の故郷のあるべき姿はあなた方御自身で作り上げて欲しい。そのお手伝いを遠くに暮らす者の一人として出来たら嬉しいかな。

今週末も三連休 ~北へ行くのね…ここも結構北なのに♪…編~

福島県川内村役場

先週に引き続き、今週も3連休がやって来た。どうやら先週とは違って天気も良さそうなので、冬になるとバイクで行けなくなってしまう東北北部にロックオン!

常磐道を北上し、いわき中央ICから国道399号で更に北へ。常磐道はまだ仙台まで繋がっていないとはいえ、本来であれば国道6号を併用してあっという間に南相馬市まで行けるのだが…。まぁ今回はそう言う事を色々感じ取りたいから東北道では無くってやっぱりこのルート。

冒頭の写真は川内村役場。すぐ近くに「かわうちの湯」という温泉施設があるんだが、残念ながら来春までリニューアル工事中。国道399号沿いの絶妙な場所にある事もあり何度かお世話になってます。それから大酒飲みの愛すべき詩人、草野心平が好きな方は「天山文庫」見学がお薦め。

なんてったって…書架が酒樽だからねぇ…(笑)

この後は国道399号すら通行規制が掛かるので、やむなく素直に西側へ大きく迂回するんだが…昔は国道399号に関しては規制掛かっていなかった気がするんだよなぁ…ホントに進んじゃいけないのだろうか?

迂回する道中感じたのは、かなり大がかりな除染作業(交通整理が必要な位の規模)が行われているという事だな。いつもこの道を通るのは夜に北から南に抜ける時に走る事が多かったので、昼間の様子を知る機会が今まで無かったよ。

この後は国道6号を目指して県道12号を一気に東に進みまして、南相馬市~相馬市を通って宮城県入り。

【宮城県亘理町】 海仙 「はらこめし定食」【宮城県亘理町】 海仙 店構え

仙台空港の南方約8キロ程の場所にある亘理町で昼飯を。ここ亘理町は太平洋に面した平野に位置し、大震災による津波の被害が甚大だった場所でもあるが、名物の「はらこ飯」が今年も始まったと聞きつけて、今回は「海仙」という海鮮レストランへやって来た。

かつて秋になると阿武隈川が遡上する鮭で埋め尽くされていた頃からの名物料理だそうでして、鮭の煮汁で炊き込んだ茶色いご飯の上に鮭の身とイクラが乗っかっているのが「はらこ飯」。

味は薄味で素朴なんだが…やっぱり旨い!

以前ここ亘理町に来た時は、さらに海沿いの「海鮮大海」というバラック小屋みたいな焼き物屋さんではらこ飯を頂いたんだが、お店の皆さんお元気だろうか。それからこの一帯は仙台平野の復興作業&常磐道の延伸作業の大型トラックがとにかく沢山行き交っているのが印象的。

この後はくしくも仙台平野の内陸部を守る堤防の役割を果たした仙台東部道路経由でさらに北東へ。仙台空港~多賀城~梨で有名な利府~石巻~油麩丼の旨い登米を高速経由で駆け抜けて、南三陸町から一般道へ。

海岸線沿いのかつての住宅地は今日も雑草が生い茂ったままではあるが、ちょっとした高台にはコンビニだけでは無く靴屋さんやら散髪屋さん、飲み屋さん等々が簡易的な佇まいではあるが営業を始めている。

色々な困難はあるにせよ…新しい一歩を踏み出しているような気がして、通りがかりの旅人なれど率直に嬉しい。

気仙沼で晩飯の材料を買い、陸前高田を走って…CB750が始動不能&ガソリンスタンドで立ちゴケをかました事で思い出深い岩手県の大船渡入り。断続的に整備されている三陸自動車道を走ったんだが快適快適。全線開通したら相当三陸が身近になりそうだ。復興道路として整備が加速しているようなので、結構早い時期に繋がるのかも。

これで常磐道も繋がると東北道のバックアップになると思うんだが…先は長いだろうな…

【岩手県大船渡市三陸町】 道の駅「さんりく」にて岩手j県産の里芋で芋煮

そんなこんなで最終的に流れ着いた道の駅「さんりく」にて晩飯。気仙沼のカツオやら、道の駅のトイレでこっそり剥いた岩手県産の里芋で芋煮を作ったりなんかしてのプチ宴会なのでありました。

いや~寒くなってきた事もあって鍋が旨いっ!(喜)

2013_09_21ルートこちらは今回のGPSログ。今日も喜ばしくない意味で注目を集める福島第一原子力発電所周辺と、津波の直接的な被害で一万人を越える犠牲者を出し、徐々に人々から忘れられつつある宮城県・岩手県沿岸部。どちらが幸せなんていう話をするつもりは毛頭無い。

ただ…忘れてしまうには少し早すぎはしないか?