2013夏ツーリング ~早朝の秋吉台…そして最終日のお楽しみの為に大ワープ!編~

道の駅「おふく(美祢)」

山口県美祢市にある道の駅「おふく」で迎えた朝はとっても爽やか…なんだが…やべっ!すぐ近くの農産物売り場に朝採れ野菜を届けに近所の農家の方々が集まってきたっ!(朝5:30)

瞬殺でテント「だけ」を畳みまして、目立たぬように速攻でパッキング&バイクを外へ…(汗)

農家の皆さんはホント朝早いんだよね。頭が下がる思いです。

道の駅「おふく」のキャラクターこちらは道の駅「おふく」で朝になって気が付いたイメージキャラクター「ケロくん」。アマガエルが沢山いる地域なんでしょうな。夜の自販機にアマガエルが沢山居た理由が朝になって分かったよ。

秋吉台にてこの後はすぐ近くの朝の秋吉台を堪能。別に俺はコーナーをタイヤの隅っこまで使って走るタイプでは全く無いんだが、大型バスも自家用車もいない秋吉台はもちろん好きだよ。ただ、場所柄朝靄に包まれやすいのが観光客的には難点だけれども。

朝早かったので秋吉台をちと散歩をしたりもしたんだが…写真の出来があまりにも悪いので無しという事で…(涙)

【山口県美祢市】 美東SA 「冷し茶そば」【山口県美祢市】 美東SA 店構え(改装工事中)

涼しく爽やかな秋吉台を後にして、いよいよ帰りの大ワープ開始っ!

…の前に、高速と名の付いたプチワインディングな中国道と平和だけれども渋滞しやすい山陽道の分岐の手前にあるトレーダー分岐点…ではなく美東SAで朝飯。冷し茶そばを頂いたんだが、緑色した蕎麦が見えないくらいに左から錦糸玉子、牛肉、海苔、刻みネギと面白い一品。季節限定との事でしたが、SAの食堂で食べられる中では文句なしに個性的な一品です。もちろん味も上々です!(喜)

で、これから数百キロ付き合う相手なんだが…俺は渋滞嫌いなので中国道に決定っ!

~安全第一&まわりの流れに合わせて…バッキュ~ン~

トマトサイダー小さな生八ツ橋

中国道は狙い通りガラガラなんだがやっぱりクソ暑い。それにさすがにお疲れ気味なので途中チマチマとトマトサイダーを飲んだり小さな生八つ橋を食べたりしながら休み休み進みまして…

刈谷SAの観覧車【愛知県刈谷市】 刈谷SA 「冷やしきしめん&味噌カツ&手羽先等々」

記事的にはあっという間に伊勢湾岸道の愛知県にある刈谷SAで大休止。名古屋グルメちっくな冷やしきしめんに味噌カツや手羽先を頂いたり、観覧車近くの温泉で一っ風呂頂いたりと完全リフレッシュ完了!

すでに暗くなったので浜名湖の近くか御前崎辺り、若しくは小さなPAで寝てしまうのが王道だが…休憩してテンションが上がっているので行ける所まで行ってしまう事に。

豊田JCTで東名に合流してからはさすがに多めの交通量だったんだが、静岡県に入ってすぐの三ヶ日JCTで新東名方面にほとんどの自家用車が向かい、旧?東名には僅かばかりのトラックが進んでいくのを見て即決断。

普通の東名で決まりでしょっ!

人気が落ち目の旧東名。道としての走りやすさは新東名ってのは分かっちゃいるが、こういう特別な日は自家用車が少ない&交通量の少ないこっちの方が走りやすいと思うよ。個人的には普通の東名経由で大正解!

道の駅「富士」にて焼酎のアテは赤福

最終的に富士ICでワープアウトして、道の駅「富士」で最後の野営。晩飯は名古屋飯をすでにたらふく食っているので、伊勢湾岸道で売っていた赤福をアテに九州の焼酎をゴクリ。モロに1国のバイパス沿いなので結構やかましいが…まぁ明日のお楽しみを考えれば別に文句も無いですな(笑)

2013_08_17ルートこちらは今日のGPSログ。まぁそれなりに結構走ったかもね。多分明日は久々の伊豆でしょう。もちろんそれを狙ってここまで来たんだが(笑)

2013夏ツーリング ~噂の現場「諫早干拓地」&「武雄市図書館」そして鹿島に最西端編~

諫早の野球場脇にて

諫早干拓地の真ん中にある野球場脇にてお目覚め。さて、今日はどうしようかな…と思っていたら、九州入りしてから色々と地元情報を教えて頂いている方から入電。何と近くを通るのでしたら案内しますよ!との事だった。もちろん御厚意に甘えさせて頂く事にして本日のルート検討開始。そうだなぁ…取りあえず風呂入りたいんだよね。

今の俺、確実に汗臭いし…(汗)

ツーリングマップルで温泉の営業時間を確認した所、武雄温泉に朝から営業している温泉がある模様。まずは武雄温泉だな。そんな訳で国道207号経由で有明海を右手に眺めながら北上開始。

諫早湾 潮受け堤防水門 ここは諫早湾の潮受け堤防水門。有明海をこの堤防でせき止めて、今回お世話になった諫早干拓地が有るわけだが、有明海の水産業に大きな影響が出ているとして問題になっている堤防でもある。今年12月までにこの堤防を試験開門し、影響の度合いを調査せよとの判決が確定(国側は当時の最高責任者が上告しなかった事により高裁判決が確定)している。

細かくあれこれ言える程の知識も何も無い俺ではあるが、かつて諫早に出張でやって来た時(諫早駅近くに滞在)に「試験開門反対!」の横断幕を見かけて以来気になっていた存在でもある。

同じ市内に干拓地を守りたい人々と有明海を守りたい人々がいる状況は複雑なんではないかなと思うんだよな。何と言うか…八ッ場ダムの問題とどこか似たようなやるせなさを感じてる。

潮受け堤防水門を過ぎると右手には文字通り有明海が広がっていく。名産の有明海苔の養殖場が広がる中…

諫早市 イチゴのバス停国道沿いにやたらと作り込みの細かいフルーツを模したバス停が立ち並ぶ地域に突入。このイチゴも素晴らしい!

武雄温泉(元湯・蓬莱湯)IMG_20130815_094946

そんなこんなで鹿島市を一旦バイパス経由で抜け、武雄温泉に到着。ほうほう…何かいい感じだぞ。朝6:30~24:00まで営業しているってのも有り難い。それでは今回は「元湯」に入湯。あつ湯の方は44℃とな。

~入湯中~

むは~っ!気持ちよかったぜっ!下着やらTシャツやらも着替えたし…いよいよ行ってみっか?賛否両論吹き荒れる武雄市図書館に。実を言うと目的地という意味では今回の九州ツーリングで竹田・諫早の堤防、佐賀の鹿島と共に事前に行こうと思っていた珍しい場所でもある。

武雄市図書館(外観)こちらが噂の武雄市図書館。温泉街からもすぐ近く。何が気になっているかと言えば業務委託した民間業者であるTUTAYAの個人情報の取り扱いがどうのこうのと言う小難しい話は正直どうでも良くって…そもそも本を借りやすい、読みやすい環境なのかと言う事なんだよな。

~図書館に入館。写真撮影禁止なので写真は無し~

率直に感想を言ってしまえば…「俺の町にはいらねぇな…」ってな感じかな。開館時間が増えたとか良い面も色々あるらしいけれども、入ってすぐ左手にあるTUTAYAのCD&DVDレンタル&販売コーナーがあるからなのか視聴覚資料は無いも同然。これまた図書館に入ってすぐ右手にあるTUTAYA(思いっ切り書店)の関係なのか雑誌のバックナンバーも無いみたいだし、個人的な最大の疑問は小学校の中学年~高学年向けのちょっと大人な児童書ですら俺にも手の届かない本棚の上の方に並んでいるという事。「手の届かない本はスタッフにお申し付け下さい」なんていう小さな張り紙があったりもするが、彼らにとっては背表紙すら見えないと思うよ。

図書館が基本的に何でも手にとってみて立ち読みできる施設である事に意味が無いと考えているのであれば、それこそ受付に端末だけ用意しておいて地下の倉庫から自動で配膳させる物流倉庫みたいな施設にしちまえばいい。そういうノウハウなら羽田あたりに大量にあるだろうよ。

それに何でコーヒー屋がドトールじゃなくってスタバなんだよっ!(←実はスタバが苦手)

まぁスタバかドトールかってのはともかくとして、館内の飲食スペース付近に限ってとはいえBGMが流れているのは正直違和感があるな。多少距離のある吹き抜けの2Fの閲覧スペースでも聞こえてくるし。

すぐ近くにある you me town (ゆめタウン)に図書館の出張所とTUTAYAとスタバを作ればそれで良かったんじゃね?と感じてしまった俺なのでありました。ただ…

「図書館戦争」のロケ地としては最高な見栄えだから是非登場して欲しいかも(若干…悪)

「噂の現場」訪問の後は佐賀県の鹿島市へ。何でここへ来てみたかったかと言うと、「茨城県鹿嶋市に住民票を移した時の納税課のおじさんとの話」に舞い戻るんだが…改めて書くには長すぎるので今回は軽く。要するに鹿島神宮を擁する茨城の鹿島が鹿島市になりたかった時、以前からある九州の鹿島市がOKを出さなかった事もあって「鹿嶋市」になった訳だ。同じく「府中市」は東京と広島にあったりもするので「ハテ?その違いは?」というのが素朴な疑問。

【長崎県鹿島市】 祐徳稲荷神社九州上陸以来色々と地元情報を頂いていた電子工作系の知り合いの艦これ提督と、鹿島市の祐徳稲荷神社にて合流。実際に合うのは初めてだったりしてます(笑)

日本三大稲荷の一つである祐徳稲荷神社はご覧の通り立派な神社。京都の伏見稲荷大社がある程度平面的な空間に鳥居がずらっと並んでいるのとは違って随分と立体的。何だか清水寺みたいですな。

【長崎県鹿島市】 寿し政 「肉うどん」【長崎県鹿島市】 寿し政 店構え

上の本殿へお参りした後は二人で昼飯。寿し政というお寿司屋さんなんだが肉うどんが有名だそうでして、お盆の時期は仕入れの関係も有り肉うどんだけの提供と言う事で当然肉うどんセットを。お茶を啜りながらしばし歓談していると肉うどんセットが到着。それでは頂きま~す!

おぉ!なかなかどうして寿司屋のうどんが旨い!肉の甘みを感じる出汁もいいんだが、きしめんのような平打ち麺のモチモチ感がたまりません。唯一寿司屋である事を思い出させる巻き寿司をパクつきながらもちろん完食。こりゃいいや!

食事の後は引き続き歓談タイム。実はこの方と俺、かつて同じ頃に互いに神奈川に住んでいた事があって尚かつ同じ職業だったというんだから世の中狭い狭い(笑)

今回昼飯をご馳走して頂いたりと至れり尽くせりな時間を過ごさせて頂いた事に感謝です。ありがとうございました!とにかく連日暑いんでお体にはお気を付けて!

佐世保重工業の修繕用ドッグ佐世保港

この後は高速経由で一気に佐世保へ。佐世保といったら横須賀と並ぶ軍港だよな。ただ、横須賀の方が海沿いの公園すぐ近くから船が見えたりするので、佐世保で船を見物するには双眼鏡があった方が楽しかったかも。

佐世保市内からは長崎県の西側の海をトレースする県道18号で九州最西端へ。

九州最西端 神崎鼻こちらは九州最西端の神崎鼻にある碑。最南端の佐多岬にも増して静かな場所だったな。

長崎県平戸市「宮ノ浦漁港」(橋で結ばれた日本最西端の港)

そしてこちらは平戸島の南端にある橋で結ばれた日本最西端の港「宮ノ浦漁港」。

はっきり言ってあまりの暑さに端っこなんてもうどうでも良くなっている俺…(汗)

平戸風力発電所の夕景最西端の宮ノ浦漁港から北上する途中でようやく日が沈み、大分過ごしやすくなってきたのであった。写真は平戸風力発電所での夕景。九州で眺める夕日は今回これで最後になりそうだ。

道の駅「生月大橋」にて (福島産の桃 あかつき付き)道の駅「生月大橋」 花火

最終的に平戸島の北西に位置する生月島の入り口にある道の駅「生月大橋」にて野営。ちょうど花火大会だったようで、間近に大玉の花火が夜空を彩ったのでありました。

2013_08_15ルートこちらは今日のGPSログ。明日からはそろそろ帰り道モードに突入だな。

2013夏ツーリング ~一生かけても飲みきれない霧島と雲仙普賢岳編~

道の駅「南郷」の朝。知らぬ間に隣にお仲間が寝ている(笑)

霞まくっていたとはいえ、昨夜は一人のんびりペルセウス座流星群を眺めていた道の駅「南郷」に朝がやってきた。…あ゛?

「親方~っ!空からバイク乗りがっ!」(アホ)

どうやらお仲間はぐっすり眠っていらっしゃるようなので、特別無音潜行モードでコッソリと撤収(笑)ツーリングマップルを眺めながら今日のルートを考えるのだが、宮崎市街はともかくとして日向まで北上してしまうと海沿いの毎度のパターンになってしまうのでこちらはパス。この一帯の内陸側へ来た事はまだ無いので日南市から県道33号経由で結構大きそうな街「都城」へ向かってみる事にしますか。

都城へ抜ける県道33号は特に何があるって訳でも無いが、交通量は殆ど無くって快適そのもの。相変わらず霞がちな山の景色を眺めながら都城市へ到着。

どうやら都城ってのは国道が数本一旦集結する交通の要衝のようでして、実は街中を少々迷子になりながらこの後のルートを検討。そうだなぁ…そろそろ北上し始めるか?帰りがけに山口県の長門市にも寄りたいしね。そんな訳で再びワープ開始…と思ったら、何やらでっかい焼酎蒸留所の脇を通過。気になるのでUターンをかまして行ってみると…

霧島酒造 本社工場うひょ~っ!ここって焼酎の霧島作ってる「霧島酒造」の本社工場だよ!(喜)

霧島酒造 蒸留塔蒸留塔もこのサイズ。奥に10本程並んでいるので凄まじい量の焼酎が造られているのが良く分かる。

【宮崎県霧島市】 霧島SA 「冷や汁定食」この後は宮崎自動車道と九州自動車道を乗り継いで、熊本県の松橋ICから国道266号で天草方面へ。霧島SAで食べた昼飯「冷や汁定食」ってのが冷たくって旨かった。こりゃ夏場には最高な一品ですな。

途中「不知火町」なんていう相撲好きと駆逐艦好きにはたまらなそうな海沿いの町を駆け抜けて上天草市~天草市へ。天草と言えば日本に伝来したキリスト教関連の見所が沢山ある(はず)なんだが…クソ暑いのに加えて大渋滞と言う事もあり素通り確定。ま、またの機会に改めてだな。

コカコーラ&くまモンコラボ自販機もちろん水分補給は欠かせないので、道中くまモン自販機で買ったアクエリアスを一気飲み。

早場米は既に稲刈り終了沿道の田んぼではすでに稲刈りを終えて稲藁を干しているのにふと気が付いたりなんかして、長崎県の島原半島へ渡る島鉄フェリーの乗り場「鬼池港」へ到着。1時間に1便という事で時間は気にせずやって来たんだが、到着したフェリーからトラックが続々と降りてきているのが遠くから見えたので「こりゃ次の便だな…」と思っていたら…

「兄ちゃん乗るんだろっ?!早くチケット買ってきてっ!早く早く~っ!」(船員さん)

島鉄フェリー 「鬼池⇔口之津」航路にて何だか銀河鉄道999に無理矢理乗り込む鉄郎のような状況をクリアして、バイクをフェリーに乗せてホッと一息。今回は熊本県とはこれでお別れだろうなぁ…世話になったな。また来るぜっ!

今回は馬刺し食ってねぇからなぁ…(やっぱ再訪の動機は食い物系なのね…)

仁田峠循環自動車道路にて平成新山を望む(全く見えてません)

島原半島に上陸した後は国道389号で一気に雲仙普賢岳方面へ。仁田峠循環自動車道路という無料なんだけど協力金お願いな有料道路?を走って平成新山方面を眺めるものの…

思いっ切りガスっていて何も見えず…(汗)

雲仙普賢岳の火砕流により被災した旧大野木場小学校ここは1991年6月3日に発生した雲仙普賢岳の大火砕流に続く9月15日の火砕流により焼失した旧大野木場小学校。ある程度歳を重ねた方であれば、当時の映像を覚えているかもしれないな。

自然災害の凄まじさと、自然災害の多い国に自ら生きている事を再確認しつつ島原半島の農道をぐるっと廻って長崎市内方面へ。ただ野宿野郎的には今回完全にルート選択ミス。長崎市内に近づきすぎてしまった事で野宿スポットが見当たらない。しかも明日は終戦記念日という事もあり妙な事をするわけにもいかないしなぁ…

長崎市内(やや郊外)の運動公園をいくつか見て回ったが、夜間は施錠すると書かれた場所だらけでこちらもアウト。ツーリングマップルを引っ張り出して検討するが…こりゃ国道沿いのロードパーキング辺りで早めに手を打っておいた方が良さそうだと言う事で国道207号沿いのPA目指して再出発。途中無人駅を覗いてみたりもしたがちと今一だったので、結局諫早の野球場の脇で寝る事に。

黒霧島で乾杯!

…とは言え、一応買う物はきっちり買ってあるあたりがオレ流なのである。乾杯!(笑)

2013_08_14ルート

こちらは本日のGPSログ。実を言うと島原半島のど真ん中を華麗に東西に横切ったつもりでいたんだが、全然そうでは無かった事が判明。長崎野宿の場所探しは完全にやらかしている事がこれ見ると良く分かるよ(笑)