小鹿野町の安田屋に見事にふられた後は、長瀞の渋滞を嫌って県道経由で真北の方角へ。皆野町→神川町と高校時代の先輩やら後輩が住んでいた地域を駆け抜けて再び群馬県入り。どの道使って帰るかを考えようとツーリングマップルを眺めていると、なにやら「極太麺が特徴・宮口軒」なる情報が。現在地近くの藤岡市内にあるようなので向かってみますと…住宅街の奥深くに「宮口軒」を何とか発見。お店は迷路の中心部にあるようなイメージです。まわりの住宅の新しさから考えるに、ちょっと昔までは畑の中にポツンとお店があったんでしょうなぁ。
お店に入って壁に貼ってあるメニューを見ながらどれにしようか考えていると…女将さんが
「モツ煮は大丈夫?ちょっと辛いけど。うちは「おまかせ羅阿麺」がオススメよ。」
との事なのでなんだか良く分からないが…「おまかせ羅阿麺」を注文。さっき何やら女将さんが指さしていた方向を良く見ると、相当古びた「おまかせ羅阿麺」の写真(プリンター出力)が壁に貼られていた。この退色具合はいったい何年前に印刷したんだろう?などと考えていたら程なく「おまかせ羅阿麺」が到着です。商品名と実際の一杯の相関が全くもってとれないんですが、要するにラーメンとしては結構珍しい存在の「モツ煮ラーメン」な訳ですな。見た目の第一印象としてはモツ煮が凄く多い気がします。モツ煮にコンニャクとワカメに刻みネギが載っかってまして、麺が全く見えないこともあり、何も説明を受けずにこの一杯を受け取ったらドンブリ一杯分のモツ煮を出されたと思うでしょうな(笑)それではいつものようにスープから頂きま~す。
おっ…このピリ辛スープ旨いぞっ!(喜)
一風変わった見た目とは裏腹に、多分このモツ煮ラーメン(おまかせ羅阿麺)だけに加えられているであろう七味のピリ辛感が程良く感じられる塩味弱めな醤油スープです。この味は個人的に好きな部類ですが、人によってはコレはもうラーメンでは無くてモツ煮なんでは?と思うかもしれませんな。
そしてツーリングマップルで紹介されていたキャッチコピーの「極太麺」を頂きますと…確かにこいつは独特な存在感を放ってます!ただ、どこかで感じた味わいなんだが…そうだなぁ…麺の太さはもちろん別物ですが、全体的な麺の作りは佐野ラーメンの麺を太くしたような印象を受けます。それにどことなくご当地名産の「うどん」テイストな一面も感じます。この麺確かに太いんですが、噛み切るのに力が必要無いから「うどん」っぽく感じるんでしょうか。それから「粉っぽい」という意味では無いんですが、食べているといかにも「小麦粉」食べてるっ!てな気分になるのは何故なんだろう?どことなく「すいとん」的な印象も受けるんですが…それは上に載ったモツ煮との合わせ技でそんな気がするのかな。
そして具のモツ煮なんですが、これは文句なしに旨い&量的にも申し分ありません。ぱっと見では気がつかなかったニンジンやらピーマンにモヤシと何故かキュウリが少々。この「おまかせ羅阿麺」は700円で単品のモツ煮は400円との事ですが、単品のモツ煮はどれくらいの量なんだろう?
豊富な具に特徴的な麺、そしてピリッと辛いスープに腹ぺこ(笑)と言う事もあって何なく完食ですっ!実は食べ終わった後、多分一番シンプルであろう「純手打中華そば」なるものを追加で食べようかと思ってみたりもしましたが…
あまりに大人げないのでやめておきました(爆)
この地域には結構来る機会が多いので、また伺う機会もあるかと思います。その時は…やっぱり「おまかせ羅阿麺」頼みそうな気もするなぁ(笑)ご馳走様でした!また伺います。