【佐野市】 宝来軒 「チャーシューメン」

【佐野市】 宝来軒 チャーシューメン

【佐野市】 宝来軒 店構え

那須塩原でスープ焼きそばを頂いた後、気持ちいい天気の中をツーリング再開。久々に走る日塩有料道路へ分岐する時に標識に見えた「南会津」の地名に相当吸い込まれそうになったのだが、あちら方面は夏の避暑地として伺う事が多いので今回はそろそろ南下開始。「日塩有料道路」→「霧降高原道路」と走り抜けたんだが、まだオフシーズンの為交通量が少なくって快適快適。標高が高いこともあり道端には残雪が大量にあったり、山々はまだ春の息吹が見えず殺風景だったりするものの、純粋に走りを楽しむには最高ですな。

日光市内も結構空いていたので、珍しく「東武日光・JR日光」両駅前をひやかして今市市内へ。今市へ来ると食べずにはいられない「正嗣」の餃子を今日は我慢して「ゼンジーなんとか」というラーメン屋を目指します。去年の冬頃、店の前を通り掛かった時は「あぁここなのか!?」の確認だけで通り過ぎてしまいましたが、今日は訪問するので~す(喜)そうそうここここっ!「ゼンジー南京」へ到着で~す!(喜)…あれれ…まだ準備中で~す(涙)開店時間は…18時。今の時間は16時20分。。。

幻でかまわない…時間よ…進め…(爆) (Respect for 矢沢永吉の「時間よ止まれ」)

さすがにこの近辺で2時間時間を潰す気にはなれないので、「ゼンジー南京」の夜の部の開店時間を頭に叩き込んでもうひとっ走り。走りながら考えるのは今晩家に帰るかどうかなのだが…帰ったところでどうせ明日も出掛けるだろうから、今度こそ高崎方面へ宿泊する事を決意してさらに南下。はるばる佐野までやってきまして、以前昼の部が終わったタイミングで辿り着いてしまった「亀嘉」へ到着するも店内真っ暗&準備中。へっ?今の時間は17時50分。。。店の壁に書いてある「夜の部開店時間」は…まさかまさかの「19時00分」。。。

…ご利用は計画的に…(爆)

仕方が無いのでいつもの「超らーめんナビ」で「現在営業中(笑)」の近くのラーメン屋を探しまして…興味を惹かれたお店がこちら「宝来軒」。何やら創業昭和5年だそうです。昭和5年かぁ…そりゃ凄いっ!。歴史を生き抜いてきたお店の期待を胸に辿り着きますと…駐車場が結構埋まってます。佐野警察署のすぐそば&春の交通安全運動期間中で若干の不安はあったんだが…人気のない歩道だったので歩道上にバイクを路駐。「思いやりの歩道駐車」だから切符は切らないでね(願)

麺打ちが外から見えるお店に入ると、すでに家族連れが数組&二人組も数組。4人掛けテーブルに案内されまして…メニューをさらっと見て「チャーシューメン」を注文。う~ん。。。佐野ラーメンを食べる時はその程良いさっぱり感のためもあってか「チャーシューメン」を食べてる機会が多い気がするなぁ。新聞片手に少々待ちますと、注文した「チャーシューメン」が到着。それではスープから頂きま~す。おおっ…これは個人的に大好きな醤油スープです!。表面の脂も後付的なものは一切無しでさっぱりしてますな。三口程スープを頂いたところで麺へ行きますと…おおっ!。これはラーメン食べ歩きをはじめたばかりの頃漠然と感じていた「佐野ラーメンの麺」=「喜多方ラーメンの麺」の印象は間違いだと結論づけさせる麺ですな。手打ちなのでバラバラなウエーブがかかっていますが、麺自体は「ピロピロ麺」と言うよりは「シコシコ麺」と呼びたい腰あり麺。シンプルな具も一杯の旨さを逆に引き立てます。大ぶりのメンマ(これ位大きいと歯応えが別物ですよねぇ)にネギ、単に柔らかくしただけが売りではないチャーシューが旨いっ!

…こうして美味しく頂いている中、俺の人生経験上あり得ない事態がお店で発生!ラーメン店で遭遇したのが初めてと言うより、外食している最中に遭遇した事がはじめてかも。。。それは…

…停電…(暗っ&爆)

どうやらブレーカーらしき何かを操作すると一旦復帰しているみたいなんだが、20秒程するとまたしても真っ暗に。10回程繰り返される復旧作業。。。ま、俺自身は旨い一杯を目の前にしてる&窓際の席で多少は光が有るんで、暗闇だろうが何だろうがそのまま食べ続けまして………完食っ!(爆)

う~ん。。。消費電力が上がると発熱するコイルの熱で永久磁石の磁力を失わせてブレーカーを作動させる…ってな解説を昔読んだ気がするんだが、漏電遮断機ならこんな悠長な応答では無いんではないかなぁ…。。。だったらとりあえず、ブレーカーのレバーをガムテープか何かで押さえちゃえばいいんではないかなぁ?と個人的に思ったりもしたんだが…お店の方々は、今日のところは「暖簾を下ろす」事を選択されました。お店の安全とお客の安全を守る立場としては当然の事なのかもしれませんね。

それから驚くべきは、暗闇に包まれたお店の中で非常灯みたいに使っている懐中電灯の灯りを頼りに家族連れの皆さんが文句を言う事もなく「普通に」お代を払っている事ですな。もちろん私もこんなやりとりでお店を後にしました。

(俺)           「御馳走様でした!チャーシューメンですっ!」

(お店の誰かA)    「すみません…こんな状態で…」

(お店の誰かB)    「原因が分からないんですよ…」

(俺)           「いえいえ…御馳走様でしたっ!また来ますんで!」

(お店の誰かC)    「また来てくださいね…お気を付けて!」

…こういうご時世にあって、きっと素敵なお客さんを毎日迎えているであろう「宝来軒」の未来に乾杯っ!また伺いますっ!

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