またしても暇?なので、今回は「技術書」をネタに少々考えてみたい(いつから社会派のblogを目指すようになったんだぁ?ま、いいけども)。
そもそも「技術書」なるジャンル分け自体が世の中的に認識されてはいない気がするので俺なりの解説を。
世の中には多種多様な書物(ようするに本)が存在し、市場が縮小していると言われつつ今日も読まれ続けている。本と呼ぶにはちと違うかも知れないが新聞に始まり…週刊誌・月刊誌・新刊コーナー・小説・読み物・グルメ・旅行・地図・etcが本屋には存在し、ちょっと大きめな本屋に行くと「専門書」コーナーという、本屋の盲腸なんではなかろうか?的な一角(しかも何故か面積的にはデカイ)があったりもする。
「専門書」コーナーってのはとにかく「こんな特化されたジャンルの本…一体誰が読むんだ?」的品揃えだったりする。国文学やら社会学、経済学の株コーナーあたりはまだ少しは一般性がありそうな気もするが…医療系やら天文系やら機械加工やら電子系のコーナーになってくると「そのコーナーを歩いた事すら無い」方が多いのではあるまいか?
個人的に思う「技術書」というのは、そういった場所に並ぶ本の事を呼ぶんだと思う。俺の場合は直近で「電子工学・機械工学・情報系(最近幅が広がりすぎで辛いが…)」あたりかな。
エンジニアと呼ばれる職業の方々が本屋に来て真っ先にこの「技術書」コーナーに向かう訳では無いし、エンジニアであっても一度もこういう「技術書」コーナーに来た事なんて無い方がいらっしゃるのは確か(会社でその場その場で必要な本を読めばいいんだろ?という意見ももちろん有る)なんだが、それ以上に一般の方々がこの「技術書」コーナーに来る事は無いであろう事は確か。
ここでちと辛いのは「俺今、○○本読んでます(読みました)!」という事を一般的な分野で叫んでみても仕方が無いであろうという事。小説やらムック本的な方面の何かなら、興味のベクトルが多少なりとも合っている可能性は有るかと思うけど「電子回路のコモンセンス」読んだぜ!って一般的な手段で言ってみても仕方無いだろ?「コモンセンス」なハズなのにさ…(笑)
そんな訳で今週末の「電脳書房」さんの「技術書BAR」に、とっても期待しています。おそらくソフト系なエンジニアの方が多いイベントになるんじゃ無いかなぁ?とは思っていますが、それはそれでいいんです。
行きずりの技術屋同士、飲みながら話を出来ればそれだけで!