中規模都市で駐められる場所が無いと実は一番始末に負えないバイク(金を積んでもホントに駐められません)を無事駐めまして…1166で貰ったドリンク無料券を握りしめてやって来たのはこちら「Book&Cafe ひふみよ」。
古民家を改修して立ち上げたいわゆる古本屋さんなのですが、特徴?としては売り物の古本を持って2Fへ上がるとワンドリンクの注文でのんびり読書が出来るあたりかな。ま、詳しくは上記正式HPを御参照あれ。
でまぁ、俺がこういう慣れないお洒落な空間で何をやったかと言いますと…まずは自分でも読めそうな本探しってな訳だ(笑)
「○×旅行記」…海外のは駄目だ。俺は海外へは出張でしか行った事が無い。
「美味しい珈琲の入れ方」…違いのわからない俺みたいなのには論外だ。
「バックパッカーになるには」…憧れはするが、キャンプ野郎の俺は魂を売る訳にはいかないんだよな。キャンプはいいぞっ!一度や…
~中略~
そして最終的に見つけたのは計3冊。バイク本のコーナーで散々見かけた事はあったが、今まで一度も読んだ事の無かった国井律子の「アタシはバイクで旅に出る」と「続・放浪レディ」だったっけかな?脚立を使わないと届かない本棚の右上にあった2冊と、一番目立つ場所にあったのに一番最後に見た気がする棚?にあった、名前の響きの美しさからして憧れのじいさん、谷川俊太郎の詩集を一冊。
ちょっと照れ屋な雰囲気を勝手に感じるお店のマスターにアイスコーヒーと団子2種類の注文をして、少々世間話的な事をしていたら…何と!マスターのお隣にいる奥さんが「茨大」出身という事が判明。
「茨大」=「茨城大学」ですっ!←こう言うのを俗に「サーチエンジン対策」と呼びます(笑)
ほうほう…水戸に数年間いらしたんですか。我々はなかなかどうして意外と繋がっている存在なんですなぁ…等と感慨に浸りつつ、2Fで読書開始。
でまぁ、国井律子のどっちかの本を読み始めるんだが、途中のグラビア的な写真は無い方が良かったなぁ。何故なら俺の後ろの方に…うら若き女性がいたもんでねぇ。さまよえるバイク乗りになった経緯?を幼少時代から振り返り、東北をツーリングしている情景をエッセイにしているあたりは完璧に俺の経験とシンクロしていて心地よかった。
ただ、このブログが目指している「グルメ系」としては致命的な失敗を犯していた。「アイスコーヒー&みたらし団子&こしあん団子」の写真が無いのである。有るのに無いと言っている訳ではなく、ホントに手元に無いのだ。
仕方が無い…「アイスコーヒー&みたらし団子&こしあん団子」の写真をまた撮りに行きますよっ!(笑)
まぁ…団子の写真を撮りに行きますなんてのは照れ隠しです。間違い無くもう一度行きますのでそれまでお元気で!。「ひふみよ」に行くと言う事はやっぱり……ねぇ…
…まぁ、動機ってのは不純なくらいがちょうどいい訳でして…(は?)
…そんなゆったりとした時間が流れる中、現実に引き戻される話が本の中でいきなり始まった。
俺はこの本の終盤がこんな内容だと知っていたら、おそらく本棚に戻していたに違いない。
「北海道南西沖地震と私の家族の6時間」(確かこんな感じだった)
国井律子氏は北海道南西沖地震で、自身の家族の絶望的な状況を経験されたそうだ。俺が代わりに語る内容では無いので、興味を持たれた方は是非御本人の著書を読んで頂きたい。正直言って読むのが苦しかった。
で…読み終えた。
精神的に完璧に出来上がった状態で時計を見ると14時過ぎ。善光寺で行われる百ヶ日法要なる訳の分からない行事に間に合いそうなので、谷川俊太郎の詩集は読まずとも知っている事もありお持ち帰りして善光寺へ。
…おっと、これだとお店紹介を兼ねた記事の〆としてはヤバイのでいつもの呪文を。
ご馳走様でしたっ!「必ず」また来ますっ!