ガンダムカフェでのんびりした後は、いよいよお目当ての「エレキジャック・フォーラム」の会場へ。稚内から帰ってきた夜に気が付き、奇跡的に入場券をGetした、探査機はやぶさのプロジェクトマネージャー「川口 淳一郎」氏の基調講演からイベントスタート。
技術者としての福島原発問題に関する考えを織り交ぜながら講演は進み、予算対効果に関する近視眼的な昨今の風潮に対してチクリとやったりしつつ講演終了。目新しさは無かったものの、色々考えさせられる講演でした。
技術立国日本としての喜ばしい成果に湧いた2010年、そして自信を失いかけている2011年。物事の捉え方には各自それぞれの環境や立場があるので一括りにしてしまう事は出来ないとは思うが、技術屋の端くれとしては正確な状況把握に基づいた反省を今後に活かす他は無いのではないかと思っている。
「想定外」という言葉は使ってはいけないような風潮になってきているが、これだけの命が奪われる事態を招いている事自体、我々は今もなお自然の力の大きさの前には無力であり、今後の全てを見通せるような神のような存在とは程遠い存在である事実を再認識するべきなのではなかろうか。我々が今現在持ちうる全ての「想定」を経済合理性を伴わない形で振り回すとすれば、そもそも地震だらけの日本という国自体に住み続ける事自体がナンセンスという事になりはしないのか…
…最近ちょっと愚痴っぽいので…この辺で強制終了…(汗)
こちらは「エレキジャック」のブログで見掛けて以来気になっていた、家庭菜園向け「自動水やりシステム」。時計と温度センサだけでなく、土中湿度センサとかの状況を判定材料に使いながら散水する凄い奴。
こちらは電気自動車に改造した車両。印象としては「電気自動車」制作の敷居は更に下がっているってことかな。昔々、トヨタのMR2のEFIユニットのプログラムを書き換える本がCQ出版社から出ていて…MR2に乗っていた先輩に「これやりましょうよっ!先輩っ!」と言ったところ…真顔で「お前…殺す。。。」と言われた事を思い出した(汗)あの頃よりは確実に敷居が下がってますなぁ。
ちと秋月で買い物をする用事があったので電気街へ。「秋葉原ラジオ会館」は建て直しとの事らしいが、こちら「ラジオデパート」はこれからどうなんだろう?代わりが利かない小さなお店が多いのでちと不安です。
千葉県が誇る観光農場「マザー牧場」のソフトクリームを秋葉原で頂いたりしつつ、再度会場へ。
今回は「基調講演・ニキシー管・フリーCAD・FPGAカフェ」の講演を軸に色々見学させて頂きました。どれも得難い経験だったんですが…ニキシー管の講演をされていた方の初っぱなのスライドの「作業机」の美しさに言葉を失い…フリーCADの「基板上部品の3D表示」にぶっ飛びつつ…つくばのFPGAカフェの創設時のお話に笑わせて頂いたりと、本当に有難うございました!
そうそう、「つくばのFPGAカフェ」は今週末から営業再開との事ですので、近々伺いたいと思ってます!
そう言えば講演の無い時間帯に秋葉原の街中へ繰り出したんですが、人出自体はそこそこあるものの…全くと言っていい程外国人観光客の姿を見掛けませんでした。お客さんの来ない免税店は辛いだろうなぁ…