【山形市】 栄屋本店 「冷やしらーめん」

【山形市】 栄屋本店 「冷やしらーめん」

【山形市】 栄屋本店 店構え

朝飯代わりとしてちょうど良かった一品を頂いた後は、仙台10:50発の仙山線快速「山形」行きに乗り込みます。去年だったか一昨年の春にも青春18切符で仙山線に乗った事があるんだが、この路線はほのぼのとしてていい感じだよなぁ。電車で越える県境近辺には併走する道が無い事もあり、この一帯にはバイクで来た事も全然無いしね。

宮城県側から山岳地帯を進み、県境を越えて山形入りしてから山寺の手前までは両側を山に囲まれた状態でトコトコ進んで行きます。そう言えば自分の母親とそのお友達が秋口に山寺へ行こうと計画しているらしいんだが…ちゃんと上まで登れんのかなぁ…一応「結構大変だよ?」と言っておいたんだがどうなる事やら。

そんなこんなで山寺を過ぎたあたりから徐々に平野が広がってきまして…定刻の11:57に山形駅へ到着です。

「山形よ!私は帰ってきたっ!」(C)ガンダム

いやぁ…2週間前も暑かったが、今日も洒落にならない暑さだなこりゃ。おまけに今回はクーラーの効いている電車内でずっと過ごしてきた事もあって、この暑さに耐えられない。。。お目当てのラーメン屋までは1キロ少々の道程なので、当初は歩いて行くつもりだったのだが…山形駅前から「100円巡回バス」に乗って向かいま~す。

あぁ…クーラー無しでは生きていけない軟弱な俺(爆)

本町バス停で降りまして、少々迷子になりつつも「栄屋本店」へ無事到着。ちょうどお昼時という事もあってか、店の前には15人位の行列が。ま、土地勘0なこの地で他のお店に行くつもりはさらさら無いので最後尾にドッキングです。どうやら4人&8人位の家族連れ&親戚の軍団?が行列の主成分の模様で、私の前には地元のカップルらしき二人組。4人組の家族が店内に飲み込まれ…8人の親戚軍団が店内へ飲み込まれていきます。結構店内は広そうで、思った以上に客の回転は良さそうですな。

そんなこんなで思ったよりも早く店内へ入店は出来たんですが…混雑の関係で4人掛けのテーブルの「座敷席」で「地元のカップル二人組」と合い席する事になりました。俺自身は相席でも別に構わないんですが…お二人の楽しい時間を邪魔する事になっていないかがちと不安でしたな(汗)ま、程良い距離感を保ちつつカップル二人組と俺が注文するのは…もちろん「冷やしらーめん」ですっ!

こちら山形では「冷やしらーめん」が夏場のご当地麺として有名でして、見た目は普通のラーメンのまんま「氷が浮かぶスープ」を提供した最初のお店がこちら「栄屋本店」らしいです。

そんでもって、席に着いてから約10分程で「冷やしらーめん」がやって来ました。なるほど…ドンブリを眺める限り「普通な」ラーメンですな。あまりに普通である事に、逆に驚きを感じてますが…(汗)それではスープから頂きま~すっ!

おっ…醤油ベースな奥行きを感じさせるスープで…冷たいっ!!(驚)

ま、冷たい事は知ってて飲んでいる訳ですが、このスープは新食感で…なおかつ旨いです!写真では具の下に埋まってしまっている氷がスープを冷やし続けてまして、表面に浮いている油がほとんど固まっていない事を考えると…植物系の油&昆布系で出来たスープでしょうな。

麺は中細ストレート麺で冷えて締まっている事も手伝って、具のモヤシと最高のマッチング!モヤシ以外の具はノリにメンマ、ネギにカマボコにチャーシュー一切れとキュウリです。冷えても固まっていないチャーシューは…正直言ってあんまり美味しく無かったりしましたが(汗)およそ「ラーメンの具」とは思えない「キュウリ」が最高の存在感を放ってましたっ!この冷たい一杯の具として、このキュウリのシャキシャキ感は最高です!

そんなこんなで、単なる観光客相手のお店では無さそうな盛りの良さを堪能しつつ…スープをずるずる頂いて…完食です!

合い席させて頂いた「カップル」に軽く会釈をして、お代を払って店の外に出ると…入店時と変わらぬ夏の日差しとお客さんの列がありました。

うん!山形名物の「冷やしラーメン」、想像以上に普通に旨い一杯でしたっ!(喜)

この味わい(料理の温度も味わいの一部なんだと再認識しました)は、ここでしか味わえないので機会があったら皆さんも是非!ご馳走様でした、また来ますっ!

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