秩父でソフトクリームを頂いた後は、三峰口を抜けて更に西へ。ここいら辺まで来ると急激に交通量が減って快適な山間のワインディングになってくる。そして「雁坂トンネル」へ到達する訳だが、このトンネルは地理的に「秩父」にとってはでかい存在なんだろうなぁ。ここが開通するまでは、大回りして奥多摩方面から向かうか、地図で見る限りは普通の道の「酷道299」で十石峠越えだもんなぁ。。。
ま、直線距離的には近いんだろうが(爆)
そんな事を考えながら、国道としては最長距離の「雁坂トンネル」をアクビをしながら走り抜き(ここ走る時いっつも感じるんだが、真っ直ぐなトンネルって事もあり「暇」なんだよね。トンネルの壁にCMでも写して通行料金無料にするってのはどうかな?それかいっそのこと自動車板「動く歩道」にしちゃって、乗ったら勝手に進むとか…)、山梨県側に入った途端に急増する「ほうとう」の文字に心が躍るなぁ(喜)。山梨県の市街地へまだ入る前にある「道の駅 花かげの郷まきおか」でちと休憩し、今日の予定を練り直す。
そもそも今日、秩父へ来る事すら決めていなかった訳で山梨へ来る事など全く想定してないので何の準備も無いんだが、まぁ毎回こんな感じなんで今回もどうにでもなるでしょう(笑)山梨かぁ…そういえばどっかに俺が大好きな「信州健康ランド」(塩尻市)の系列店?が有るという話を聞いた事が有った気が…携帯でちと調べると…「石和健康ランド」がHit。ふむふむ…この国道真っ直ぐ行けばある訳か。。。よっしゃ!今日は最悪でも健康ランドで「生ビール」&仮眠室でぐっすりだぜっ!
健康ランドで「衣食住」の後ろの2つをまかなう事に決めると、気になるのは健康ランドに入るまでに何をやるかという事。石和温泉街の入り口に存在する「石和健康ランド」の前を通り掛かったのが午後4時20分。さすがに早すぎるので、何が有るのかは分からないが…とりあえず甲府駅前へ行ってみる。結構都会な割に中規模なホテルが多いので「じゃらん」で素泊まり宿を調べてみると…駐車場込みで3000円台のビジネスホテルがいくつかあるな。だったら晩飯は外で食べて、風呂は立ち寄り温泉にするのがいいんではないかと思って「ツーリングマップル」を眺めると…10kmほど東の「勝沼」近辺に「皆吉」という「ほうとう屋さん」が紹介されている。他にも何軒か紹介されてるが、さすがに今から富士五湖方面へ移動はしたくないなぁ…(汗)
おっ!?「皆吉」のそばには「天空の湯」ってな展望の良い露天風呂があるみたいだぞっ!
…もはや選択の余地はありません…(喜)
「明治時代に建てられた民家で食べるほうとう 野菜も味噌も自家栽培」 (C) 「ツーリングマップル関東甲信越 2009」
な、解説通りの民家の店先へ到着。「きのこほうとう」も気になったのだが、きのこは今が旬では無い気がするので「鳥肉ほうとう」を注文。真面目にほうとうを作っていそうな店の雰囲気に違わず、真面目に麺&具材を茹でている模様で結構待ち時間長し。その間にこのお店の入り口に置いてあった「天空の湯」のパンフレットを眺めていると…ええっ?「ぶどうの丘」にあんのっ?!そんじゃぁ景色がいいに決まってんじゃんっ!今日(今晩)の温泉はここで決まりでしょ。「ぶどうの丘」って、てっぺんのワイナリーとレストランしか知らなかったよ。
それなりに日立市から遠い場所にいるので、明日のライン取りをあれこれ考えていたりしたら「鳥肉ほうとう」が到着。写真を見て頂けると分かるかと思いますが、相当具沢山です。
今回は最初に具の説明をしますかね。ネギにカボチャにニンジン、白菜に大根に油揚げに鳥肉ってな所でしょうか。鳥肉は結構小切りにされてますが、それ以外の野菜達は大きめにカットされてますんで存在感は大きいかも。麺はもちろん「うどん」の領域ですが、私の知ってるほうとう店の中では細くて厚みの有る部類かと思います。うどんにありがちな「食べている最中でも、時間が経つと固くなる」って印象が無かったので、その点凄いです。味噌は自家製とのことで、良い意味で味を主張する側ではなく、まとめる側として旨いです。
野菜・麺・味噌共に旨かったです。尚かつこのお店の持つ雰囲気&量を考えれば1500円近辺の値段、理解できるなぁと思いました。