「狂いはじめた磐越西線と代替輸送」編

水戸で昼飯代わりの一杯を頂いた後は、水戸14:14発の水郡線に乗り込んで一路郡山へ。

水郡線を走っている最中は、スカっとした冬の青空に雲がちょっと早めに流れているような田園風景が流れます。常陸大宮で乗客が降りた後は、完全に赤字ローカル線的な旅人には嬉しい空間となった。磐城石川を過ぎたあたりで完全に日が沈み…

さすがは冬至を迎えたばかりだけの事はある日暮れの早さだなこりゃ(驚)

日が落ちているので見えにくいんだが、郡山が近づくにつれ沿線の畑に雪が見え始めてきた。俺はスキーを全くしないバイク乗りなのでほとんど雪とは接点が無かったりしてまして、物珍しそうに車窓を眺めていると…水郡線の電車?は定刻通り17時39分に郡山駅の3番線ホームへ到着。おぉ…ホームにも雪が積もってますなぁ。そっかぁ、郡山はやっぱり東北なんだな。

この調子で「磐越西線」でも雪景色を眺められると嬉しいなぁ(喜)

前面が雪だらけの磐越西線の電車

実は郡山で一本遅い電車に乗る事にして晩飯でも喰おうかとも思ったんだが、交通の要所の郡山には今後何度も来そうな気がするので今回は会津若松で晩飯にしますかね。

そうなってくると磐越西線は17:43発と乗り継ぎが4分しかないので真っ直ぐ磐越西線のホームへ向かうと、いかにも北国の電車らしい姿になっている電車がお出迎え。すげぇなこりゃ。

個人的に珍しい物を見た気分なので普段はやらない「電車撮影」を行いまして、ホーム上に目をやると…乗車を待っている皆様が。車内清掃待ちかぁ…しっかし凄いなぁ…こんな状態で時刻通り走れるのかぁ…東北の電車ってのは雪に強いんだなぁ…と感心しながら電車の前の列に並んで見た光景は。。。

まさかの「磐越西線」乗車率200%オーバー *当社比(爆)

うげっ!こりゃ車内清掃じゃなくって…乗れない人が溢れてるのか。。。2両編成と言う超ローカルな編成に、山手線の朝のラッシュが再現されてしまっています。「次の列車をご利用下さいっ!」の放送が無い&わずか2両編成と言う事以外に両者の違いは無さそうだ(汗)こりゃダイヤが相当に乱れてたって事なんだろうなぁ。。。

物理的にどうやっても乗れない事もあって、駅のホームの見送り組は結構落ち着いた様子。駅員の方々も、わずか2両編成のこの電車(と、乗れない組)に何と6名程で対応中。そうなんですよねぇ。テレビドラマで見た警察の捜査とクレーム対応ってのは、やっぱ「初動」が重要なんだろうな。

次の一時間後の電車に乗る覚悟を決めた数十人(含む俺)と駅員さんで、「超満員」電車の出発を見届けると…すぐに駅員さんから案内が。

駅員さん:

「次の電車が何時になるか現時点では分かりません。バスでの代行輸送をバス1台分確保しておりますので、改札の方へお進み下さい。」

何とっ!バスでの代替輸送を体験できる展開になったではないかっ!(喜)←この人、トラブル大好きです

個人的には、かつて「スーパーあずさ」で長野方面から出張の帰り、落雷で信号機が燃えてしまった事による運休で「大月→新宿」をバスで深夜に移動して以来だなぁ(喜) (喜ぶなっ!)
ただ、今回使っている青春18きっぷの場合は目的地が事前にはっきりしていないからなのか、「目的の駅」まで責任をもって送り届ける範疇には入っていないとも聞いたことがあるので、場合によっては断られるかも…と思いつつバス乗り場へ。

駅舎から出て感じたのは…「げっ…大雪だろ!?これ?」という素直な感想。これはもしかするとホテルのキャンセル料を全額払ってでも会津若松の今晩の宿泊はキャンセルした方がいいのかも…と思ったりもしたんだが、結局はこの雪の中を豪雪地帯の会津若松へ向かう事への好奇心の方が勝って…「18:14」に会津若松駅をバスの定員ぎりぎりの50人「乗れなかった組」の皆さんと一緒に大型バスで会津若松駅へ出発!

個人的には少々のトラブルは思い出が増える事になるので大歓迎だったりするのだな(笑)ただ今回は真面目な話、ひとつだけ気になる事があるんだが…それは、バスに同乗している駅員さんのこの一言。果たしてどうなる事やら。。。

駅員さん:

「大変申し訳ありませんが…このバスが何時に会津若松駅に到着できるかは全く分かりません。。。」

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