秋の三連休一発目 ~イプシロンは宇宙へ…俺は日本海へLift Off!編~

茨城空港・1/1戦車(ガルパン)

今日からカレンダー通りの三連休。何やら台風が接近中ではあるが性懲りも無くキャンプツーリングを画策。どこに行こうかと思っていたらイプシロンの打ち上げが今日という事で、とりあえず打ち上げ時刻には筑波宇宙センターのパブリックビューイング会場に行く事が決定。さすがに2週連続のつくば行きだとダレるので…ガルパンの戦車が展示してあるらしい茨城空港に行ってみる事に。

あったよ…搭乗手続きカウンター前に段ボール製の1/1戦車が!(デカっ)

入会無料の茨城空港ファンクラブ「IBRマイエアポートクラブ会員」だとスタンプラリーに参加出来て、スタンプラリーをフルコンプするとオリジナル缶バッチが貰えるそうな。俺も一応会員だったんだけれども打ち上げ予定時間が迫ってきている関係で断念。こんな事ならもう少し早く家を出れば良かったなぁ…

そう言えば茨城空港を実際に使ったのは未だ一度だけなんだが、東京に出る事すらままならない震災十日後に仕事の関係で札幌に向けて無理矢理飛び立ったこともあり結構濃い思い出があったりするんだよな。

茨城空港・航空公園こちらは茨城空港に隣接した航空公園。ちゃんと整備されてからやって来たのは初めてだ。手前のRF-4EJ戦術偵察機のサメを模したカラーリングは子供の頃作ったプラモみたいで懐かしい。それからさすがにこの機体では無いだろうけど、震災当日お隣の百里基地から飛び立った偵察機が上空をゆっくりと旋回していたのを思い出すなぁ…

おっと…湿っぽいのはここまでだ。

筑波宇宙センター パブリックビューイング会場茨城空港を後にして、やって来たのは筑波宇宙センターのパブリックビューイング会場。実は筑波宇宙センター正門前の交差点(右折レーン上)であろう事かガス欠になり(大分前からそろそろヤバいんじゃないかとは思っていたんだが…)エンジンが止まるというハプニング。幸い後続車がいなかったので右折の信号を合図に歩道までバイクを押して行って、ガソリン携行缶の500ccをタンクに注いで何とか事なきを得たんだが…

こんな状態の俺が打ち上げの様子なんて見に行って良いのだろうか…(汗)

「いいんですっ!」(死語)

CB750の時はこう言う時に無理矢理チョークを引くと数キロは走ったもんだが…NC700Xにはそもそもチョークレバーが無いんだよなぁ。実は以前、赤城山に向かう途中のガソリンスタンド前でも同じような事態に陥り、エンジン停止した状態でクラッチ握って給油機の前に運良く滑り込んだんだったよ…(汗)

…ん?このバイクでガス欠って…結果的に運いいんじゃね?(こじつけ)

イプシロンロケット・カットモデルちと脱線したけれど筑波宇宙センターのパブリックビューイング会場へ話題を戻しますと、小学生を連れた家族の皆さんが60%位ってな感じかな?なかなか中継映像が流れ始めない事もあって多少騒然としてはいましたが(笑)、中継映像が流れ始めると自然に皆スクリーンの前へ集結。そして…打ち上げ10秒前からみんなでカウントダウン開始。

「…5…4…3…2…1…0 ~っ!」

…お盆休みに行ったばかりの鹿児島県内之浦ロケットセンターから、イプシロンロケットは無事宇宙に飛び立ったのでありました。搭載カメラからの映像を見たりしつつ…そろそろ俺も打ち上げ準備開始。気になる台風の進路をチェックすると、やっぱり今週末は日本海側が良さそうな気がするよなぁ…

今宵のねぐらは日本海側と言う事で…(まだ筑波にいるのに既に15時近いけど…)

【群馬県昭和村】 赤城高原SA 「二代目ブー次郎丼」

この後は北関東道をギュンギュン走りまして、関越道の赤城高原SAでちと遅めの昼飯?「二代目ブー次郎丼」をパクついたりしつつ更に北上。

無事日本海側に辿り着き、日本海側を金沢方面に向かう北陸自動車道を少々走りつつねぐら&スーパーを探していたら…結局、新潟県の道の駅「能生」に辿り着いたのでありました。何もここまで来なくっても良かった気がするんだけれどもね(笑)

新潟県の道の駅「能生」にて台風はまだ遠いし、今宵はイプシロンの打ち上げ成功に…乾杯!

2013_09_14ルートこちらは今回のGPSログ。相棒のNC700Xは典型的な「追い込み馬」っぽいな(爆)

KEK(高エネルギー加速器研究機構)の一般公開へ行ってきた

こもれび六斗の森キャンプ場

こもれび六斗の森キャンプ場ではぐっすり寝まして…目覚めた時間は何と朝8:30。

うげっ…百里基地の航空祭の線は完全に消えたよ…(涙)

そんな訳で仕方が無いというか、もう一つのお目当てのKEK(高エネルギー加速器研究機構)の一般公開へ向かう事に。

去年は大型加速器をメインに巡ったので、今年は地味目な施設巡りをしますかね。

コッククロフト・ウォルトン型加速器の巨大オイルコンデンサこちらは初期の加速器「コッククロフト・ウォルトン型加速器」に使われてる巨大なオイルコンデンサ・ユニット。0.01μFのオイルコンデンサが繋がっているんだが、とにかく雰囲気がレトロでいい。何だか萌えるよね…。萌えるよね?

萌えるよねっ?!(お仲間募集中)

現行の超伝導加速空洞溶接せずに膨らませる方法で試作中の超伝導加速空洞

左はILC(国際リニアコライダー)計画でも使われる予定の超伝導加速空洞。日本への誘致決定は予算的にも時期早々というニュースで意気消沈しているかと思いきや、画期的な製造方法を開発中。左側の超伝導加速空洞がお椀型のユニットを溶接して作っているのに対し、研究中の超伝導加速空洞は型にはめて内側から膨らます方法で性能と量産性の向上を狙っているらしい。解説をして頂いた方は恐らく研究者ではなくってエンジニアな方。「10年後にはこれが主流になってるかもね。」なんて柔らかな語り口ではあったが…

何となく目つきで分かるのよ…(爆)

クライオモジュールの解説去年は終了時間間際で駆け足状態での見学だったクライオモジュールもじっくり見学。一番下の細めなのが超伝導加速空洞本体で、その上にある太めの配管は液体ヘリウムの回収管。そして魔法瓶のような構造になっている管の内側部分は液体ヘリウムで満たされる。とにかくシステムとしては、冷却システムがキモとの事だった。

加速器を支える超低温冷却システム

加速器を支える超低温冷却システムの解説見学順序はちと前後するが、こちらは冷却を司るシステムの解説。いかにして極低温の液体ヘリウム(超伝導加速空洞を冷却する部分の温度は何と2K(マイナス271℃!))を巨大システム全体に行き渡らせるかを「熱く」語って頂きました。

試験運用中のクライオモジュールそしてこちらは試験運用中のクライオモジュール。まだ一本だけではあるが、性能の確認試験が進められている。実際に設置する国も何も現時点では決まっていないが、こいつを30キロ並べるってのはそれだけでロマンだよな。

パワー導波管こちらはクライオモジュールにエネルギーとなる電波を送る大パワー導波管の数々。何と言うか…頭では分かっているような気がしていても、この大きな空洞を高周波が通っていくのに都合が良いというのがやっぱり意外。そっち系を勉強しないといけないなぁ。

建設中のcERL(コンパクトERL)話は変わってこちらは建設中のcERL(コンパクトERL)。超伝導加速空洞を使ってコンパクトかつ強力な放射光を生成する事を目的にした施設。まだ電磁石だけしかないから整然としている。ここではレーザー測量器を使った設置の様子の技術的な解説が面白かった。何と言うか、地味な技術の高精度な積み上げで成り立っているんだよね。

BELLE検出器のセンサ部分BELLE検出器のセンサ部分にはモジュールが多数

こちらは小林・益川理論のノーベル物理学賞受賞で一気に脚光を浴びる事となった、CP対称性の破れを実際に検証するデータを収集したBelle検出器のセンサ部分。センサからの大量のデータを処理するモジュール(基板)が物凄い枚数装着されているのが分かる。ほぇ~。

今年は「ガリレオのロケ地」押しだった「BELLE検出器」最後はやっぱりBファクトリーのBELLE検出器本体。去年と見た感じあんまり変化は無いが、着々と性能アップの改修作業が行われている模様。…ってか、去年は思いっきり「ノーベル賞受賞を後押ししてきた研究施設!」としてアピールしていたんだが、今年は風向きが変わったのか…

人気ドラマ「ガリレオのロケ地!」と言う事を前面に出していた…(爆)

俺は結構好きだよそういう感覚(笑)そんな訳で、色んな意味で刺激を受けた週末となったのでありました。

今週末はのんびりと ~土浦でマグロ食べ放題&筑波で一人芋煮会編~

【茨城県土浦市】 土浦魚市場 「マグロ食べ放題」【茨城県土浦市】 土浦魚市場 店構え

明日は百里基地の航空祭かKEK(高エネルギー加速器研究機構)の一般公開に行こうと思っているのであんまり遠くに出掛けられない。。。という訳で、近場のキャンプ場を探してみると…つくば市に「こもれび六斗の森キャンプ場」ってのがヒット!ではここにしますかね。

近場なのでのんびりした時間に出発して、土浦魚市場に丁度お昼頃に到着。それでは土曜日恒例のマグロ1000円食べ放題の食券をポチッとな。

ほぼ満席の店内で待つ事少々でマグロ食べ放題が完成。中央のマグロ盛り合わせと右上のサラダやら何やらが食べ放題です!

とは言えもう若くないのでそんなに大量に食べられる訳も無く(笑)それぞれ一回お代わりしただけで腹一杯に。ご馳走様でしたっ!

筑波山 女体山山頂土浦魚市場で腹一杯になった後は久々に筑波山へ。ロープウェイを降りてすぐの女体山山頂はガスっていて何にも見えず。関東平野にいきなりそびえ立つ筑波山なので、晴れていると見晴らしがとっても良いんだけれども、まぁ次回に期待だな。

筑波山 ロープウェイ下りのロープウェイでの窓の景色もご覧の通り。

…何にも見えねぇよっ!(爆)

道の駅「下妻」でソーセージを買ったり、スーパーで晩飯の材料を買い込んだりなんかして、ちょっと早めの時間に「こもれび六斗の森キャンプ場」へ到着。九州ツーリング中は一度も払わなかった宿泊費520円を支払いまして、これまた久々にちょっとした調理開始。

芋煮の下ごしらえ 「里芋の皮むき」八宝菜・中華丼の野菜

まぁ調理と言っても里芋の皮むきぐらいなもんですが…(笑)

実は買い物カゴに一旦ゴボウやら人参やら白菜やらを入れてみたものの、量的に5人前とかになってしまいそうな雰囲気に。ちと考え直して野菜売り場を良く見てみると、「八宝菜・中華丼用野菜」ってのが丁度良さそう。白菜・チンゲンサイ・ニンジン・シイタケが手頃なサイズに刻んである。欲を言えばチンゲンサイの代わりにゴボウが入っていると更に嬉しいが、「芋煮用」セットではありませんので(笑)

里芋をある程度茹でた後で豚肉と野菜と糸こんにゃくを久々の登場となる6インチダッチオーブンにぶち込んで、酒を飲みながら放っておいて…完成。

芋煮(山形風味)今回は山形風の芋煮という事で味付けは醤油ベース。妙に具沢山な一人芋煮会を楽しんだ後は…

芋煮の〆はうどん〆に「うどん」をぶち込んでご馳走様。いや~たまにはのんびり鍋を食べるキャンプの夜ってのも悪くないな(笑)