二年は長いか短いか ~故郷を持たぬ者が感じる故郷~

かの震災から2年が過ぎた。震災で命を落とされた方々のご冥福をお祈りしたい。

二年という年月は日立市に住む俺達にとっては十分に長い歳月だった。震災で一度身の回り全てがガタガタになったにせよ…今はもう日常どころか遠い未来の金儲けの話に気を回さなければ会社が生き残れない状態にまで回復している。

…そもそも今回の震災で大して直接的な被害を受けなかった地域が沢山ある。どちらかというとその地域の方々の方が多いだろう。別にそれを妬んでいる訳では無い。

東北を特別視する風潮が多いように感じる。故郷を失った東北、故郷に帰れない東北。聞こえはいい。響きはいい。だけれども…それを言っている方々が今回の震災で直接的な被害を受けていない方々であり、現地を訪れた事の無い方々であり、ぬくぬくな日常を送りつつ文句を垂れているだけな方々だとしたら一言言わせてもらいたい。

お前ら邪魔をするな!と。

前にも言ったが、誰しもがこれからの自分達の街のあり方について悩んでいる。瓦礫の町から真っ平らな平地にまでは戻った。ここから必要なのは街のグランドデザインだろう。

あれこれ口を出したくなるとは思うが…街のグランドデザインが固まるまではちと黙っていて欲しい。街のグランドデザインを固められないから金はあっても復興が進まないという側面も現地にはある。自らが住む町をどうデザインし、どういうリスクと共に生きていくかを第三者が偉そうにあれこれ口出すべきでは無いと感じる。スピードアップの後押しは有りだと思うけれども、二年という歳月を自分の尺度だけであれこれ考えてしまってはいけない気もしている。

亡くなった方々の未来を背負う我々に、出来る事をやろうじゃないか