日立さくらまつり in 2012 ~「相馬野馬追」編~

「円陣を組む相馬野馬追の武者達(相馬流れ山)」ビールを飲みながら日立風流物の見物をした後は、本日のお目当て「相馬野馬追」を見物。福島県南相馬市から馬10頭を引き連れて遠路遙々やって来てくれた。南相馬市はいわきよりもさらに北部の浜通りにある街でして、JR常磐線と国道6号で本来はここ日立市と繋がっている。ただ、残念ながら原子力発電所の事故の関係で分断された状態になってしまって早一年。

準備している神社に向かってみると、甲冑を身に纏った皆さんが円陣を組んで相馬地方の民謡「相馬流れ山」を唄っている。いよいよだっ!

「相馬野馬追 出陣準備 その1」会場となる平和通りに向け、勇壮な騎馬武者達が神社から続々と出陣していきます。

「相馬野馬追 出陣準備 その2」いやぁ冗談抜きに格好いいな。東からの海風が吹いているから背中の旗(旗指し物と言うらしい)がたなびいている。

「相馬野馬追 出陣準備 その3」馬は結構素直でして、周りのお客さんに動じる事なく騎馬武者に従ってますな。

時折「ヒヒーン」と豪快に鳴いたりはしますが(笑)

「相馬野馬追 日立平和通り その1」

平和通りの終わりにある常陽銀行前に一旦集結。そして…

「相馬野馬追 出陣( 法螺貝)」法螺貝の合図が終わると…いざ出陣!

「相馬野馬追 日立平和通り その2」

いやぁ…ホントに格好いい!俺もバイクはやめて馬に乗るかな(笑)

「相馬野馬追 日立市長&副市長」こちらは本陣に構える本日の相馬野馬追の総大将と副大将。何やら普段は日立市長と日立副市長と呼ばれているらしい(笑)

最近の市長の中には何かと騒々しい方も多かったりはするが、こういうお茶目な市長さんも悪くはないな。なんせ、本人も満更でも無さそうな顔してたしねぇ(笑)

今後も宜しく頼みまっせ総大将!

日立さくらまつり in 2012 ~「桜はまだ蕾だが…祭りは祭りだっ!」編~

「日立風流物(遠景)」

お祭りとしては昨日の土曜日(7日)から始まった「日立さくらまつり」にやってきた。実はこの日立さくらまつり、純粋にお客の一人としてノンビリ参加するのは今年が初めてだったりするんだよね。去年は震災の影響で中止になってしまったこのお祭りだが、その前までは出店者?として日立市に引っ越してきた当初から参加していたので、このノンビリとした気分自体が新鮮だ。あまりに新鮮な光景だったので…

日立駅で電車を降り、最初に目に入った屋台で生ビールなどを…(笑)

桜の名所は日本全国多々有れど、何故か意外と桜以外の目玉商品?を持っていない中でここ日立さくらまつりの名物の一つがこの「日立風流物」。

お祭りの山車ってのは色々種類がある訳でして…山車同士をぶつけてその勇壮さを競ったり、奉納する寺社仏閣への一番乗りを競ったりするダイナミックなものが多い中、この「日立風流物」のデカさ&地味さと言ったら半端無い(笑)

冒頭の写真を見て頂くと分かるかと思うんだが、とにかく山車自体がやたらとデカイ。

山車の重量は何と5トン。実は国の重要有形民俗文化財&重要無形民俗文化財だったりもしてまして、珍しさ的にはお墨付きだったりもするらしい。

「日立風流物(演者の人形達)」単にデカイだけならそれまでなんだが…この巨大な山車何と「からくり仕立て」でして、江戸時代の人形劇が山車の上で繰り広げられます。山車の図体がアホみたいにデカイので見逃されがちではあるんだが、江戸時代の衣装をまとった人形達が山車の中に入った「30人」!程の人形操者によって無音劇を舞台上で繰り広げます。もちろん全てが人力です。

日立製作所のモーター駆動ではありません(笑)

劇の進行に伴って、外に向けて人形が弓矢を放つあたりが最大の見せ場…おいっ!そこのガキンチョ!

「ショボイと言うなっ!繊細と言えっ!」(爆)

ただまぁ、子供の時分にこの「日立風流物」を見たとしても、今の世の中的には確かに刺激としては微妙なのかもしれない。でも、ここ日立から旅立った後で振り返る日が来たその時には「こんなの他には無いっ!」と感じるんだと思うなぁ。中高年は「お~っ!」てな反応だったぜ?(笑)

この後は、「相馬野馬追」」を観たり(この模様は次記事にて)…「追加の酒」を飲んだり「ローズポーク焼き串」やら「常陸牛もつ煮」やら「巨大タコ焼き」やら「けんちんうどん」を頂きつつ日立駅方面へ移動。

「歩道橋から眺める日立平和通りの桜開花状況」そうそう、歩道橋から眺めた今日の平和通りの桜の開花状況。まだほとんど蕾です。こりゃ満開になるのは来週だぁねぇ。そう言えば来週末はエレキジャックフォーラムを見に秋葉原に行く予定なんだよなぁ…悩みどころだなぁ…。