さよなら長崎また会う日まで!

自分の行き先と言うよりは、台風の行き先が気になる朝を迎えまして、ホテルで朝飯を食べた後は大村バスターミナルへ、長崎空港へ向かう路線バスへ乗ろうとやってきた。出発までまだ少々時間があったのでターミナルの券売機でのんびり乗車券を買っていたら、「長崎空港行き」と書かれたバスが出発していった…

あれっ?と思って、掲げられているバスの時刻表を良く見ると…しまった!日曜日なのに平日ダイヤのつもりで来てしまった(涙)

次のバスまで50分かぁ…タクシー使っちゃおうかなぁ…ん?待てよ。バスの運賃230円てのは、大した距離じゃぁ無いんじゃないのかな?だったら歩いて行っちまうか。
こんな具合に台風接近中にも関わらず、長崎空港へ向け折りたたみ傘片手に歩き始める事になるのだが…

多少なりとも街並みを眺めながら歩けるんでは無いかというささやかな野望は、手にしている傘が邪魔で何も見えず、箕島大橋という名の空港への連絡橋の入り口では風速10メートルの表示に歓迎され…1キロほどある橋の上では遮る物が無い事もあり、まさに台風パワーが炸裂中。

橋の真ん中あたりに差し掛かったところで、大村バスターミナルで待っていれば乗ったであろう路線バスに追い越されるというオチまでついて、体の右半分がビショビショの状態の間抜けな観光客が長崎空港へ何とか到着。

折りたたみ傘はきっとこの俺を恨んでいるに違いない…そして俺はあいつを恨んでいる…

「石原良純っ!まだ5月だぞっ!」

ま、こんな感じにやって来た長崎空港、出発まではきっかり2時間あったりするので、会社のおみやげにカステラを2本買いまして…あれっ?切ってないカステラはどう数えるべきなんだろう?2本じゃなくて2個と呼ぶべきなのか?それとも食パンみたいに2斤とかなのかな?分からない…

この後、昼飯的な物を長崎空港で食べるかどうかが悩みどころではあるんだが…神戸空港の売店に「ひっぱりだこ飯」がある事を信じて、ここは甘い物を食べるだけにしておいた。

    

こちらは「たらみフルーツ工房」の「たらみこだわりミックスの生ゼリー」

実は昨日「長崎県産品まつり」でも見掛けたんだが、1個525円という値段にビビって買わなかった。だが、台風の中を勝手に5キロも歩いて勝手に心に傷を負っている今の自分を癒すためにはこれ位の高価なスイーツが必要なのだよ。

どうでもいい前置きはともかく、これは確かに旨い。生のフルーツの味が生きているゼリーだなぁ…って商品名そのまんまじゃねぇかっ!ボキャブラリー的に限界近し…

    

こちらは「お菓子の店アリタ」の「アリタプリン」。お店の方に、お土産ではなくて今食べますと言ったら、違うのを持ってきてくれまして…「賞味期限が今日までの品ですが、この募金箱に100円入れて下さい。それで結構ですんで。」と言われた。それにしても日本は北から南まで今回の震災の募金箱だらけだなぁ…皆さんありがとう。

お味の方ですが、上の部分の生クリームと濃厚なプリンに、底の方にあるカラメルが自然に絡んで旨かったです。ちょっと食べにくい小さな牛乳瓶みたいなのを使っているのは混ざる事を狙ってなんでしょうな。

こんな感じに長崎空港での2時間を過ごしまして、台風の影響で飛ばなかったらどうしようかと心配だった飛行機も無事空の上へ。ただ、荒れ模様の天気だったんで、乗り心地がジェットコースターみたいだったな(笑)

長崎の皆さんお世話になりました!またお会いするその時までお元気で!