稚内のホテル持ち込みグルメ

    

昔、稚内へツーリングで来た時に稚内駅すぐそばの安宿に泊まって晩飯を食いに街へ繰り出した事があったんだが、お盆休み真っ只中だったこともあり、寿司屋一軒だけしか営業していなかった事があった。

今回昼間に街中を歩いた印象としては…あの時とあんまり変わらない印象を受けたので(汗)スーパーで酒とお総菜を買う事にしたんだが…「宗谷黒牛」とか「ホッケ」とか旨そうなんだよなぁ…火が使えればなぁ…

う~ん…出張でもキャンプ用のストーブ(調理用)持って歩くことにすっか?(爆)

左は今晩のお酒。ご当地という事でビールは「サッポロ黒ラベル」。真ん中は「男山最北航路」なる日本酒。これはまあいいとして、同じく日本酒コーナーに何故か「水戸藩」なる生酒が。ラベルを見ると、確かに水戸の明利酒類という酒蔵製。はて、稚内と水戸に何か関係があるんでしょうか?まぁ稚内で出会ったのも何かの縁だと思うのでもちろん購入。つまみ&晩飯は「鶏レバー焼き」に「十勝カマンベールチーズ」に「ザル絞り豆腐」に「ほたてから揚げ」。

黒ラベルの旨さはもちろんですが、「男山最北航路」ってのは結構甘口。「鶏レバー焼き」は甘いタレでの仕上がり具合が旨く、「十勝カマンベールチーズ」はもちろんビールと良く合います。

「ほたてから揚げ」はもの凄く量があります。ほたてのから揚げってのは初めて食べましたが…これは確かに「から揚げ」もありですなぁ。生酒「水戸藩」は、すっきりとした飲み口でして、日本酒が苦手な方にも飲みやすいんじゃないかな。「ザル絞り豆腐」はタレ付きですが、何もかけなくても十分旨いです。

そんなこんなでNEWSを見たり、北海道で「水曜どうでしょう」(原チャリの旅「御前崎」近辺編)を見たりしながら一夜を明かしたのでありました。

稚内港北防波堤ドーム再び

ノシャップ岬から市内方面へ向かうバスに乗ってうたた寝していたら…稚内駅から南東方向へ5キロほど行った潮見5丁目という終点に辿り着いてしまった。まぁ特に用事がある訳ではないので、再び稚内駅に向かって歩き始めた。

しばらく歩いていると左の靴に違和感が。足元を見てみると、左足の編み紐で出来た靴紐が見事にバラバラにほぐれ始めているではないか!何でこのタイミングなのかなぁ…と少々ボヤいてみた後で、無理矢理結んで再出発。

国道沿いを歩いていると何と「ダイソー」を発見!さっそく靴紐を求めて店内を歩き回ると…ありましたっ!これはまぁ、ホテルに戻ったら取り替えますかねぇ。

その後もひたすら歩き続けまして、この寒い中でも放水訓練をやっていた稚内消防署の脇を通り抜けて再度稚内市内へ。海沿いを歩いて再度「稚内港北防波堤ドーム」へ。今度は堤防の先っぽまで歩いて行って、ちゃんと三脚立てて撮ったのが上の一枚。赤い西日が差し込んだら綺麗なんだろうなぁと、当初は夕暮れまで1時間程粘るつもりだったが…靴紐が凍る気温に濡れた靴でじっと待つなんて事はもはや限界のためホテルへ撤収。

堤防の先っぽ側からの外観がこちら。雪かき後の雪が大量に積み上げられてました。

春まだ遠いノシャップ岬

稚内駅近くで温かい一杯を頂いた後、郵便局前のノシャップ岬方面のバス停の時刻表を見てみると…どうやら15分間隔で運行している模様。最北端の「宗谷岬」へ向かう路線バスが存在していて常識的な時間の使い方で行って帰ってこられる事は事前調査で知っていたが、バイクで何度も行った事のある場所なので今回は行かない事にしたのであった。

ま、そのおかげで稚内の街並みをのんびり眺める事も出来たし、ガチガチに凍り付いた歩道をおっかなびっくり歩く事も出来たし、半分溶けた雪上を気が付かずに歩いてしまい、靴の中まで「ずぶ濡れ」になったりもした訳だ…(涙)

ラーメンを食べて少々温かくなったとはいえ相変わらず足先が寒いので、「ノシャップ岬行き」のバスに乗ってしまう事に。自分を含めて計6名の乗客を乗せた路線バスの車窓を楽しむ訳なんだが…右手に「ベスト電器」があるなぁ…こんな所にもベスト電器があるんだぁ…ん…んん?

あっ、このベスト電器を目印に山を登っていった先がキャンプ場だろ?!

昔バイクで北海道へツーリングに来た時にたまたま夕方通りがかったのがここ稚内で、ツーリングマップルに載っていた「稚内森林公園キャンプ場」にテントを張って晩飯の材料の買い出しをしに市内へ繰り出した。その後、ノシャップ岬で今イチな夕日を眺め(こればっかりは運次第だぁね)、ベスト電器の反対側の坂道を登ってキャンプ場へ戻ったんだっけか。

当初、左手の高台にある「稚内公園」へ歩いて行ってみようかと思っていたが、あの強烈な坂道を思い出した瞬間に諦めたよ…(汗)

そんなこんなで路線バスに揺られてやって来たノシャップ岬。溶けかかった雪にまたしても足元をやられながら600m位歩きまして、峠の突端にようやく到着したのが冒頭の写真。夏場ならバイク野郎と観光客で賑やかなノシャップ岬、人っ子一人いませんでした。でもまぁ色々と思いを巡らせるにはこの方がいいのかもしれないな。

納沙布岬で少々考え事をした後は、すぐ近くにある「稚内市青少年科学館」へ初めて行ってみる事に。一般的な展示は大人が改めて見る内容ではないなぁというのが正直な印象だが、南極基地関連の展示は大人でも楽しめる内容。

上の写真は「南極物語 ~タロ・ジロは生きていた~」で聞いた事のあるであろうカラフト犬3匹の写真の写真で左からジロ・タロ・サブロ。細かい事はここでは省略するが、彼らを待ち受ける運命とは裏腹に幼犬時代の可愛らしさが見事に見てとれる。

南極基地のストーブ(暖房用ではなくて調理用)に「Optimus」と刻まれていたり、越冬隊員のウェアが見られたりするので、キャンプ好きな方には装備品の展示だけでも色々と発見がありそうだ。

ノシャップを見物したあとは、ぬくぬくな路線バスに乗り込みまして…むにゃむにゃ…